てんとう虫との共生

By 編集部員(籠)

先週の日記で、「自宅でてんとう虫が大量発生した。追い払っても逃げてくれないから、ティッシュでつぶしてゴミ箱行き」といった内容を記したところ、複数の読者の方より、いくつかご意見を頂戴致しました。

「てんとう虫は、蚊と違って人間を刺したりするわけではないのだから、別に殺さなくてもいいのでは」「てんとう虫は、『お天道虫』とも呼ばれ、とても縁起のいい生き物なのに……」「てんとう虫は、強い臭いを放つからつぶしちゃだめ」「仮面ライダーストロンガーは、てんとう虫の改造人間(?)」などなど。

素直に反省。確かに、てんとう虫から何か危害を受けているというわけではないのです。もう少し、てんとう虫を思いやる気持ちを持つべきだったかな、と。ネズミ捕りにかかったネズミの死に立ち会ったとき以来の罪悪感を覚えました。

今では、てんとう虫との共生を図ることに努力しています。30匹ぐらいの大群を見かけることもありますが、それでも、共存共栄の精神です。そんな、てんとう虫との共同生活の模様をお伝え致します。

電球と共生

てんとう虫たちは、朝から昼間にかけては窓際に寄る傾向があるのですが、夜になると、天井の中央あたりからぶら下がっている電球を地軸として飛び回ります。まるで、クシコス・ポストの曲をバックに、てんとう虫同士で徒競走しているみたいです。運動会に参加する我が子を、応援しているような気分になります。

お茶碗の中で共生

電球の回りを走り過ぎて疲れてしまうのか、てんとう虫たちはときどき、まるで墜落するかのように、上空からぽとりと落っこちてきます。数日ほど前には、このうちの1匹が、朝食として用意した白いご飯の上に、静かに着地してくれました。しかも、鮭ふりかけの中に紛れてしまった。もう少しで、ふりかけと間違って食べてしまうところでした。

ミキサーの中で共生

最近、フルーツ・ジュース作りに凝っていることは、既にご報告致しました。家でも毎晩、寝る前にいくつかのフルーツを刻んでジュースを作っているのですが、昨晩は、このミキサーの中に自ら飛び込んできたんです。飛んで水に入るてんとう虫。心配しないでください。ミキサーにかける前に、ちゃんとスプーンですくって、窓から逃がしてあげましたから。

てんとう虫との共生生活は、まだまだ続きそうです。(籠)

前の記事:
次の記事: