遅ればせながら新年会

By 編集部員(籠)

遅ればせながら、ダイジェスト編集部にて新年会を開くことになりました。

まあ新年会って言っても、もう2月になっちゃったけどね。チャイニーズ・ニューイヤーすら過ぎちゃったけどね。

会場となったのは、ロンドンの中華街にあるベトナム系のレストラン。そういえば、編集部のメンバーが、全員揃って食事するなんてことは史上初です。普段、僕たちがどれだけギスギスした空気の中で仕事しているか分かっていただけたでしょうか。それがなぜ急にお食事会をすることになったかというと、インターン生の歓送迎会を兼ねていたんです。インターン生はかすがい、ですな。

なのに僕は集合時間に1時間も遅刻してしまいました。幹事の(鹿)さんは明らかに不機嫌になっていました(怒っていることを隠そうとさえしてませんでした)。さらに、あろうことか、(月)さんは2時間も遅れました。(鹿)さんの怒りはここで頂点に達しました。

さらに駄目押しとなる出来事が。(月)さんが店に到着する前に、ウエイターが僕らのテーブルに来て、「制限時間です」。週末の稼ぎ時に長居されちゃ困る、というのがお店側の言い分みたい。「えっ、ここはカラオケ・ボックス? じゃあお兄さん、延長!」ってボケる間もなく、店から追い出されちゃった…… 。

そんなこんなで、最後は「質より量」「安かろう悪かろう」で開き直っているとの評判の格安中華レストランの「Wong Kei」へ移動することに。粘着質な床を睨みつけながら(鹿)さんは怒りを増幅させます。注文がなかなか決まらないことに苛立ち舌打ちするウエイターを見て、(八)さんはなぜか喜んでいました。渡英当初にこのWong Keiに来て、「2回来るところではないな」と判断したという(途)さんは終始静かでした。主賓のインターン生2人は、見事にWong Keiデビューを果たしました。

ということで、不和は解消されず、むしろ編集部の溝は広がったのかもしれません。そんな侘しさを覚えた、季節外れの新年会だったとさ。(籠)

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