駆け出しの(扇)がロンドンで一番高い「シャード」に行ってきた その2

By 編集部員(扇)

こんにちは。前回に引き続き(扇)によるEU諸国内で一番高いビル、The Shardの体験レポートです。どうですかじらされた気分は。それでは続きをどうぞ。

68階から階段を上り・・・・・・ついにやって来ました360度の眺めでロンドンを見渡せる69階の大展望台。あいにくの空模様で雪もちらついておりあまり遠くまでは見渡せませんでしたが、やはりその景色は圧巻。雪が積もるロンドンの街並み、テムズ河独特のうねりを一望できるので心躍ります。足元にあるタワー・ブリッジがなんと小さいこと! セントポール大聖堂なんて近くで見るとあんなに大きくて存在感があるのに、上からだと一瞬気付かないくらい。晴れてるときに来れればかなり遠くまで眺められそうです。ここには展望台のお供、望遠鏡・・・・・・というにはかなりイメージの違うハイテク機械が設置されています。向けた方向の映像をモニターに映し出し、ランドマークの名前が出て簡単な説明を読むことができたり、夜の景色のシミュレーションもしてくれたりします。

The Shard

セントポールが小さい!

The Shard

かわいいタワー・ブリッジ。でもカナリー・ワーフすら見えないなんて・・・・・・。

The Shard

望遠鏡的なハイテク・マシーン。

と、ここが一番上の展望室だと思い込みながらうろうろしていたのですが、まだ上に行ける模様。さらに階段を上がると・・・さ、寒い! 思わずマフラー装着。ここ72階、地上244mの展望台(一般公開している場所としては現在EU諸国内で最も高い場所です)は、なんと一部屋根がありません。この雨だらけのロンドンでずいぶん思い切った設計にしたものです。係の人に「雨が降ったらどうするの?」とロンドンではいささか野暮と思われる質問をすると「さあね」といった感じで笑って流されました。床は水はけが良さそうだったので建物としての対策はとってあるようですが、観光客はここでもやはり傘が必須なのでしょうか。まだ半分工事中だったので(本当に大丈夫なのか)ビッグベン方面は見られませんでしたが、見上げるとThe Shardのまさに天辺を見ることができます。

The Shard

屋根(壁?)がさっくりと開いています。

今回のプレス向けプレビューはここまで。The Shardには展望施設のほか、ホテル、レストラン、オフィス、さらにはレジデンシャル・フロアまであるのですが今回は入ることができませんでした(やっぱり完成してないのかな)。地上65階にある住居がどのようなものなのか気になっていたのですが。レストランからの夜景もさぞ綺麗なことでしょう。帰りは高速エレベーターに再度乗り込みあっという間に地上へ戻って来ました。ちなみに数量限定で頂上まで階段で歩いて上れるチケットも売り出される予定です(私は遠慮しますが)。

The Shard

完成が一般公開に間に合いますように!

というわけで簡単なリポートをさせていただきましたが、この超高層ビル「The Shard」展望施設の一般公開は2月1日からです。ロンドンもといヨーロッパではなかなか体験することができない最上の眺めをぜひともご覧ください。(扇)

The Shard View Opening to Public
2月1日(金)~
9:00-22:00
£24.95~29.95
The Shard
32 London Bridge Street, London SE1 9SY
Tel: 0844 499 7111
London Bridge駅
www.theviewfromtheshard.com

リンク:
英国ニュース解説:欧州最高層ビル「ザ・シャード」がお披露目(19 July 2012 vol.1361)

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