編集日記番外編: パリ・マラソンに出場することになった その2

by 編集部員(籠)

皆さんこんにちは。昨日アップしたパリ・マラソンに関する記事へのアクセスが劇的に少ないとの報告が上がってきたにも関わらず、めげずに続編を書くことにした(籠)です。今日はレース当日の様子を報告いたします。

フランス・ニュースダイジェストのスタッフが贔屓にしている十時やで買ったお弁当2個分を食べてから、いざ、スタート地点であるオ~・シャンゼリゼ~通りへ。僕が到着したときにはすでに凱旋門前にはもうランナーがいっぱい集まっていました。

パリ・マラソン

凱旋門前のトイレにもランナーがいっぱい

大会の公式発表によると、今大会には5万人の応募があり、その3分の1は外国人ランナーが占めるとのこと。文字通り世界中からマラソン愛好者が集まるイベントなんすね。

ロンドン・マラソンと同じく、レースのコース周辺では、楽器の演奏が行われていたり(日本の太鼓の演奏もあった)、沿道にいる見ず知らずの人が応援してくれたり(ユニフォームに苗字を印刷していたから、かなりの回数呼び捨てで応援されました)、給水所だけじゃなく栄養補給のためにいろいろな食べ物も置いてくれてたり(さすが農業大国パリというかオレンジが美味だった)、走っている間、全然飽きませんでした。

あとこのパリ・マラソンでは、ノートルダム大聖堂とか、エッフェル塔とか、ブーローニュの森といったパリの観光名所の近くを通るコースというのを売りにしているみたいなんですが、正直死にもの狂いで走っているとそんなの目に入ってこないよね。残念。

しかも当日は晴天に恵まれて、それはいいんだけど超暑かった。何かあったときのためにズボンのポケットに20ユーロ札と地下鉄の回数券入れていたんだけど、汗にまみれて変色しちゃった。レース後半とかバタバタ倒れている人いたし。救急車がコースに入ってきたこともあって焦った。

私はおかげさまで、グロッキーになりながらも無事にゴールイン。タイムは自己ベストとなる3時間22分03秒でした。上出来、上出来。

あと、今回は、実はロンドンのマラソン愛好家の集まりによるパリ・マラソン参戦企画にご一緒させていただいたんです。前夜に作戦を一緒に練ったり、付き添いの方々に沿道から応援していただいたり、走り終わった後にともに健闘を称え合ったりっていうのが楽しかった。今まで走るのって孤独な営みと思っていたのだけど、一緒に走る楽しみを教えてもらいました。

ということで、パリ・マラソン体験記は終わりです。ごきげんよう。(籠)

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