念願のロイヤル・アスコットに行ってきた ~後編~

2016年06月20日 by(籠)

ロイヤル・アスコットに行ってきた話の続きです。

ロイヤル・アスコットに行ってみるまでは、「王室メンバーがギャンブル?」 「競馬場が社交場?」と疑問に思っていたのですが、実際に体験してみると、競馬というのがいかに社交に適したイベントであるのかというのがよく分かります。

まず舞台は、イギリス人が大好きな芝生の上。テニスのウィンブルドン選手権にクリケット、サッカーにラグビーと、とにかくイギリス人は芝生の上で行われるスポーツが大好きなのね。しかも競馬の場合は、一つのレースが終わって、次のレースが始まるまでの時間が大体30分ぐらい。その間に馬券を買って、お酒を飲んで、やれ当たった、やれ外れたと一喜一憂してからまた飲んで。大勢で盛り上がるには確かに楽しい。

ロイヤル・アスコット

当たって盛り上がっている人たち


あとこの日は、日本から遠征して武豊騎手が乗ったエイシンヒカリも出場。一番人気で会場の大型スクリーンにも何度もドアップで映っていたのですが、結果は6頭立ての6着。調子悪かったのかな……
ロイヤル・アスコット

公式プログラムにもエイシンヒカリって書いてある


ちなみに僕の個人的な結果は全6レースで2勝4敗。以下のような感じになりました。

第1レース(£2)……外れ
第2レース(£2)……的中! £5.20の払い戻し
第3レース(£2)……外れ
第4レース(£3)……外れ
第5レース(£2)……外れ
第6レース(£2)……的中! £6の払い戻し
総計: £13の出費に£11.20の払戻金で-£1.8なり

小心者の僕の作戦は、基本的に1番人気に数ポンド単位で賭け続けるというもの。この作戦でいくと、6レースやればまあ1回ぐらいは当たります。

でも、正直なところ、当たったとか外れたとかは二の次みたいな雰囲気(純粋な競馬ファンの人は本当にすみません)。それよりも、とっておきのおしゃれをしてお出掛けし、美しい芝生と馬を眺めながら、賭け事独特のドキドキ感を味わうというのがこのロイヤル・アスコットの趣旨なんだなと実感しました。また新たなイギリスの紳士淑女の楽しみを垣間見たような気がして、ちょっと幸せ。

イギリスではこれから、野外フェスやらプロムスやらウィンブルドン選手権やらイベントが盛りだくさん。大いに楽しみましょうね。それでは皆さん、ごきげんよう。(籠)

ロイヤル・アスコット

こういう本格的な競馬ファンらしき人も若干名いらっしゃいました


ロイヤル・アスコット

現金引き出しが一回2.95ポンドはいくらなんでも高過ぎだろ


ロイヤル・アスコット

やっぱり雨が降っちゃうのがイギリス風

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