映画「タイタニック」を生演奏とともに楽しむ「TITANIC LIVE」

1997年に公開された大ヒット映画「タイタニック」を生演奏とともに楽しむ「TITANIC LIVE」が先日、ロンドンのサウス・ケンジントン近くにあるロイヤル・アルバート・ホールで開催されました。

円形型の赤レンガ造りの建物が美しいロイヤル・アルバート・ホールは、BBCが主催する夏の音楽祭「プロムス」の開催場所でもあり、訪れるだけでもとても贅沢な気分になります。

TITANIC LIVE

円形型の赤レンガ造りの建物が美しいロイヤル・アルバート・ホール

そんな場所で、大スクリーンでの映画上映に加え、ロイヤル・フィルハーモニー・コンサート・オーケストラやアイリッシュ・バンドによる生演奏が楽しめるという何とも豪華な企画でした。

TITANIC LIVE

大スクリーンでの映画上映に加え、オーケストラやバンドの生演奏付き

1912年に実際に起きた豪華客船タイタニック号の沈没事故を基に、レオナルド・ディカプリオ演じる貧しい青年ジャックとケイト・ウィンスレット演じる上流階級の娘ローズの悲恋を描いたストーリーは、公開から20年ほど経った今でも深く記憶に残っていますが、今回は以前とはまた違った新鮮な気持ちで観直すことができました。

前半のジャックとローズが出会い、三等船室でダンスを楽しむシーンでは、ケルト音楽の生演奏がリズミカルに映像を盛り立てていました。

そんな楽しいひとときから一転、不沈と言われた夢のタイタニック号は、不運にも巨大な氷山に衝突し、船体が真っ二つに折れ、徐々に沈んでいきます。乗船者たちは混乱し、パニック状態に陥りながらも生き残るために必死で逃げ惑います。

生と死の間でさまよう人々の緊迫したシーンは、オーケストラの生演奏によって臨場感が増し、その迫力に息を飲みました。

そんな危機迫った中、救命ボートには乗らずに家族や夫婦で最期をともにすることを決めた人、逃げ惑う人々を少しでも落ち着かせるために最後まで演奏を続けていた音楽隊、それぞれの選択にジーンとしてしまいます。

時に登場人物の心境に寄り添うように、そっと流れる生の音楽とコーラスに感情が揺さぶられ、音楽の力は絶大!と改めて感じました。

エンドロールでは、主題歌の「My Heart Will Go On」を歌うソリストの美しい声が響き渡り、終映後は席を離れずに余韻を楽しむ人が続出、最後まで歓声が鳴りやみませんでした。

TITANIC LIVE

終映後は席を離れずに余韻を楽しむ人が続出

こんな素敵な空間で映画鑑賞、しかも生演奏付きと盛りだくさんすぎて、一度に楽しむのはもったいないと思ってしまいますが、普段あまりクラシック音楽になじみのない私でも身近に感じる良いきっかけとなりました。また、ほかの映画でも体感してみたいです。

(楽)

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