VAMPSがロンドンに帰ってきた

2015年11月27日 by (籠)

皆様こんばんは。英国で日本人向けに発行している情報誌「英国ニュースダイジェスト」編集部の(籠)と申します。本日は、ロックの本場・英国で果敢に挑戦を続けるVAMPSがまたしても来英したので、そのライブを観に行ってきました。報告申し上げます。

VAMPSは今回、ロンドンを始めとする英各地で実施のツアーにスペシャル・ゲストとして参加しています。ツアーを率いるのは、フィンランドのへヴィメタ・バンド、Apocalyptica(アポカリプティカ)。チェリスト3人とドラマー1人というユニークな構成のバンドです。

実はVAMPSとApocalypticaは、今年春にも全米ツアーを一緒に周っているんですよね。両バンドによるコラボ・シングルの配信も行っています。日本とフィンランドのロック・バンドが世界を股にかけて行脚するってスケールでかい。

本日の会場は、これまで数々の日本の大物ミュージシャンたちがロンドン公演を行ってきたO2 シェパーズ・ブッシュ・エンパイア。VAMPSが午後7時45分から、Apocalypticaが夜9時から出演というスケジュールでした。2つのバンドのファンが結集したからでしょう、会場は最上階までぎゅう詰めの超満員。ライブの開始当初は、会場の前方あたりにVAMPSのファンの方と思われる日本人の観客をチラホラ見かける感じです。実際、演奏が開始されるとHYDEの歌声やかけ声に合わせて一緒に口ずさんだりしていました。日本からはるばるやってきたファンの方たちもいらしたのかもしれません。

そしてVAMPSのライブが進行するに従い、観客の縦揺れ・横揺れが会場の後方にまで段々と伝染するという感じで広がっていきました。ここからは勝手な想像ですが、もしかすると今日までVAMPSの音楽をよく知らなかったApocalypticaのファンがのってきたってことなのかなあと思いました。ともかく、この揺れている観客が少しずつ増えていく様子は見ていて感動した。

単独ライブを行ったかと思えば、次の年には野外フェスに出演したり、日本のバンドと組んだり、フィンランドのバンドと組んだり。奏でる音楽そのものだけでなく、その音楽を伝える方法にも創意工夫を凝らして英国を含む海外進出を進めている姿は、本当にすごい。また次回はどんな形でVAMPSの姿を観られるか、今から楽しみです。またきっと、何か面白いことをやってくれますようにと願いながら、本日は筆を置きます。

それでは皆さんごきげんよう。(籠)

VAMPSがロンドンに帰ってきた

今日もステージ上を所狭しと激しく動き回っていたVAMPSのHYDE

VAMPSがロンドンに帰ってきた

上着のフードを頭に被っての演奏も見せていたVAMPSのK.A.Z

VAMPSがロンドンに帰ってきた

VAMPSに続いて登場したフィンランドのへヴィメタ・バンド、Apocalyptica

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