今年もテニスのウィンブルドン選手権当日券待ちの列に並んでみた

2016年07月01日 by(籠)

皆さんこんにちは。英国ニュースダイジェスト編集部の(籠)です。今年も当日券をゲットして、大好きなウィンブルドン選手権に行ってきたので、報告申し上げます。

昨年と同じく、開幕日の一日前から泊まり込んで当日券をゲットしようと思ったのだけれど、まさかの英国EU離脱決定で急なお仕事が入ってしまって無念のキャンセル。一連のお仕事が落ち着いた6月30日(木)にお休みをもらって、行ってきました。さすがに平日に連休取って泊まり込みなんて悠長なことやっている場合じゃなかったので、今回はお休みは1日のみ。朝日が出る前から動き出しました。以下にスケジュール帳形式にて報告申し上げます。

2:40AM 
起床。「早起きしなければいけない」というプレッシャーと「ウィンブルドン選手権を観に行ける」という興奮でほとんど寝られなかった。

3:00AM
ロンドン南東部にある自宅を出発。当日券待ちの列は、始発電車が動き出した後だと激混みになるので、始発前に動き出すのがコツ。ナイト・バスを乗り継いで、いざウィンブルドンへ。

4:30AM
当日券待ちの列ができるウィンブルドン・パークに到着。大雨が降っていたせいか、意外と待っている人が少なくて1286番目だった(昨年は確かこの時間でもう2000~3000人並んでいたような気がする)。錦織選手が出場するセンター・コート(この日は£69)は無理だけど、その他の花形選手が登場する第1コート(同£56)や第2コート(同£48)のチケットは得られる権利を獲得。でもこの日はグラウンド・コートと呼ばれる割安(同£25)のその他大勢のコートで好試合がたくさん組まれていたので、こちらを買うことに。

ちなみに錦織選手は、前日は第12コートに出場予定だったのだけど、試合は雨で順延。あのまま第12コートだったらグラウンド・パスで行けたのに、華のセンター・コートへと移動になってしまいました。

ウィンブルドン選手権

早朝から大雨が降りしきっていました


9:30AMごろ
試合会場入り(こう書くとまるで選手みたいですね)。

11:00AM コート12
まずは前日に雨のため中断され、この日に再開された女子シングルス2回戦のアニカ・ベック(ドイツ)対ヘザー・ワトソン(英国)を観戦。やっぱり英国人選手の試合は観客が盛り上がる。試合時間が3時間に及んだシーソーゲームでワトソンは惜敗。

1:00PMごろ コート11
日本の土居美咲選手対カロリナ・プリシュコバ(チェコ)を観戦。日本人観客がいっぱいいた。土居選手は小柄な身体を躍動させて、身長186センチのプリシュコバ選手に勝利! いやあ、良い試合だった。

3:30PMごろ コート12
リシャール・ガスケ(フランス)対マルセル・グラノリェルス(スペイン)を観戦。技巧派のガスケ選手は本日のお目当ての一人だったのだけど、さすがに前日のほぼ徹夜がたたり、最初の数ゲームは不覚にも寝落ちしてしまった。後半は目覚めて、懸命に応援。おかげで(でもないか)ガスケ選手が勝利しました。グラノリェルス選手も多彩なショットを持っていて、「ショットの見本市」みたいな試合だった。観ていて本当に楽しかった。

7:00PMごろ センター・コート
ウージニー・ブシャール(カナダ)対ジョアンナ・コンタ(英国)を観戦。リセール・チケット(£10)を手に入れて、センター・コートで行われたこの試合を途中から観戦することができました。リセールなのに、コート脇前から4番目という最上級の特等席をゲット。お陰でBBCのテレビ中継に映りまくりだったみたいで、知人からご連絡いただきました(汗)。この席からロイヤル・ボックスに座っているキャサリン妃のご両親のお顔がはっきりと確認できた。

大会前半は、テレビで見たことのある一流選手たちがあちらこちらで同時進行で試合を行っているから本当に楽しいですね。テニス版酒池肉林みたいな感じ。ウィンブルドンは7月10日(日)まで開催です。当日券をゲットして、今年もまだまだ試合観に行くぞ。

それでは皆さん、ごきげんよう。

ウィンブルドン選手権

センター・コートに出場した錦織選手は「マリー・マウンド(英国のアンディ・マリー選手を応援する人がたくさん集まる丘)」の大スクリーンから応援しました

ウィンブルドン選手権

会場のフード・エリアに電源があった。徹夜組や朝早くから当日券待ちをした身にとってはスマホの充電に使えて便利。メモ。

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