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フランスの朝食が変わる from France

フランスの朝食が変わる
手軽に食べられる
栄養バランスのとれたシリアル
フランスの朝食といえば、大きめのカフェボウルに入ったカフェオレに、クロワッサンやフランスパンを半分に切ってバターやジャムをぬったタルティーヌを浸して食べるのが通例。しかし、そんなフランスの朝食風景が変わりつつある。

9月といえば新学期。親は子供の新しい教科書やノートの買い出しに連日てんやわんやだ。そんな中、もっとも頭を悩ませているのが朝の食事。以前までは、子供が朝、パン屋 にクロワッサンとフランスパンを買いに行き、その間に親がカフェオレかショコラを用意しておくのが朝の日常だった。

しかし、生活環境研究センター(Crédoc) によれば、ここ10年フランスの子供たちは英米式の朝食、シリアルなどを好んで食べるようになったという。13歳以下の子供でフランス式朝食を摂取しているのはわずか15%だ。「パリジャン」紙のインタビューで、6歳と11歳の子供2人のお母さんはシリアルの朝食に変えた理由をこう答えた。「最初はタルティーヌと牛乳を子供たちに与えていたのですが、必ずと言っていいほど子供たちは食べ残していました。しかし、子供たちの好きなアニメ・キャラクターのおもちゃが入った、ケロッグやアクティメルなどのシリアルに変えた 途端、ちゃんと食べるようになったのです」

もちろん、付録のおもちゃ目当てに子供がシリアルを朝食に選ぶというのも理由の一つだが、健康食品が注目される現在、栄養バランスのとれた食事を摂取できるという理由で、 親も子供たちにシリアルを与えている。

簡単お手軽なシリアルのおかげで、以前は忙しい朝のドタバタで結局何も準備できず、通学途中のパン屋で急いでクロワッサンを買い与えている親の姿もあったが、最近はそん な光景も見なくなった。

栄養学的に見ても、朝の食事は重要であるというのが最近の常識。フランス式の朝食がなくなってしまうのは残念だが、健康維持には変えられない。しかし、世界に食文化を誇る日本やフランスを抑え、英米の朝食が世界のスタンダードになりつつあるとは、何ともはや……。

「Le Parisien」紙 “Fini, la tartine trempée dans le bol”




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