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East Riddlesden Hall
イースト・リデレスデン・ホール
~「嵐が丘」の舞台でゴーストに出会う~
エミリー・ブロンテの名作「嵐が丘」の5度目の映画化の舞台となったのが、ここイースト・リデレスデン・ホールです。ブロンテがその短い生涯を過ごしたハワース北部、物語のなかでヒースクリフとキャサリンが逢瀬を重ねるヒースが咲き乱れる荒野も、さほど離れていない距離にあります。 このイースト・リデレスデン・ホールは17世紀に建てられたマナー・ハウスです。外観には華やいだ雰囲気が一切なく、原作の館、「嵐が丘」そのものの陰鬱な趣。 館内に入ると、地元のヨークシャー・オークで造られた壁や太い梁が目を引きます。また、オーク製の家具や「ピューター」と呼ばれるスズや鉛などの合金で作られた食器など、映画で用いられた小道具のような生活用品が、まるで昨日まで使われていたかのように展示されています。 ガーデンに出ると、ヨークシャー・アップルの木が立ち並ぶ果樹園が。ワイルド・フラワーや多年生植物、ラベンダーやハーブなどが季節を通じて色とりどりのカーペットを紡ぎます。こじんまりとしたサンク・ガーデンには有名なオールド・ローズが咲き誇り、壁だけが残っている館の一部にはクレマチスやスイカズラ、ローズが覆い、このガーデンをドラマチックに演出します。 このホールはゴーストが出ることでも有名なプロパティです。スケッチにある館の前の池には、そこで溺れ死んだ女性が「青白い女性」となって出てくるのだとか……。また、恋人と一緒にいるところを夫に見つかったこの館の夫人が、部屋に閉じ込められた挙句に餓死させられ、その後「灰色の女性」となって館に出没するという話もあります。まるで「嵐が丘」そのままの逸話が、映画のロケ地になる以前から、まことしやかに語り継がれているこのプロパティ。そのせいか、地味ながらもとても人気のある観光地となっています。(文責・小野まり)
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小野琢正(たくまさ)プロフィール 画家。1959年東京都生まれ。99年(社)日本ナショナル・トラスト協会の公認画家として渡英、3カ月で58カ所のナショナル・トラスト地を訪ね描く。01年よりナショナル・トラストで巡回個展HENRO(遍路)展を開催、今年で8年目になる。
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画家。1959年東京都生まれ。99年(社)日本ナショナル・トラスト協会の公認画家として渡英、3カ月で58カ所のナショナル・トラスト地を訪ね描く。01年よりナショナル・トラストで巡回個展HENRO(遍路)展を開催、今年で8年目になる。


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