HOME
|
Stowe Landscape Gardens
ストウ・ランドスケープ・ガーデンズ
~名門パブリック・スクールの庭~
眩しい晴天のなか、品の良いご年輩の方々がのんびりとゴルフを楽しんでいる光景を目にしたのは、ナショナル・トラストのなかでは、後にも先にもここだけです。 イングランド南東部バッキンガムシャーにある名門パブリック・スクール、ストウ・スクール。1676年から記録が残っている、重厚かつ壮大なハウスは、その主な設計を有名建築家、ロバート・アダムが担当。英国屈指の美しい建造物を校舎とする学校ですが、ガーデンもおよそ3平方キロメートルという広大なものです。そのガーデン部分をナショナル・トラストが管理・運営しています。 このガーデンは「ランドスケープ(風景式)・ガーデン」という、18世紀から19世紀にかけて英国独自の発展を遂げていった様式を採用しています。当時、最も人気を博していた風景式ガーデンの造園家、ケイパビリティ・ブラウンのデザインで、その完成度は英国一と言われています。 ガーデンに点在するモニュメントや寺院の数は40以上。その一つ一つが歴史的にも意味を持つ、貴重な文化財です。 およそ350年間、ある名門一族によって受け継がれてきたストウですが、1922年、英国の陶磁器メーカー、ポートメリオンの創始者がこのストウを買い取り、学校としての再利用が開始されました。その後、ここで学ぶ生徒が、この歴史的建造物と景観美を享受できるよう、本格的な補修工事がスタート。やがて、その重要度から国家事業となりましたが、1990年にはナショナル・トラストがガーデンを引き継ぎました。現在でも目をみはるような美しいガーデンですが、補修そのものはまだまだ続いています。なんでも、ここが最も美しかった完成当初と同様の景色を再現できるまで続くのだとか。英国人の景観美にかける情熱と根気を実感するガーデンです。(文責・小野まり)
|
|||||||||||||

GBP
JPY 






