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2008/06/30 Monday 09:20 BST |
野党弾圧、権力に執着
6/30UP
英国や欧州、周辺国も批判
「私を退陣させられるのはMDC(野党の民主変革運動)でも英国でもない。ただ神のみだ」
ジンバブエの独立時から一貫して政権を握り続けて28年。5選を目指した大統領選の第1回投票でMDC議長に初めて敗れ、最大の窮地に追い込まれた老いた独裁者は権力への強烈な執念をみなぎらせた。
教員を経て黒人解放運動に参加し、白人政権に10年間、投獄された後、ゲリラ闘争を展開。1980年に独立を勝ち取って首相となり、87年に大統領に就いた。
当初は教育、医療を無料化するなど「福祉国家」として国際的に高く評価されたが、白人の地主らから強制的に農地を取り上げる2000年以降の強引な土地改革を契機に欧米諸国の反発を招き、経済を崩壊させた。
旧宗主国の英国を中心に欧米諸国は独裁者とムガベ氏批判を強めるが、アフリカでは反植民地闘争の「英雄」といまだに一目置かれた存在でもある。
今回の選挙戦ではMDC議長を「西側の操り人形」と批判し、民衆の不満の矛先を反欧米に向けようとしたが、目に余る野党弾圧で、アンゴラなど近い関係にあった周辺国の首脳からも異例の批判が出た。
ジンバブエでは国民の45%が栄養失調に苦しむ。4年前の平均寿命は36歳で世界最悪とされたが、本人は倍以上の84歳でも肌つやは良く、精力的に国内を遊説。普段は朝4時に起き、1時間半の運動で健康を保つ。元秘書と再婚。70代で3人目の子を授かった。(共同) |