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Castle Drogo
キャッスル・ドロゴ
~滑り台から見える眺め~
英西南部デボンのダートムーア国立公園内に建つキャッスル・ドロゴは、イングランドで最も新しく建てられた城です。言い換えると、今世紀初頭に建造されたイングランド最後の城ということになります。 石造りのその姿は、英国らしい「質実剛健」そのもの。ここは1910年から1931年にかけて、当時の億万長者ジュリアス・ドリューのために、建築家エドウィン・ラッチャンズ卿が建造した居城です。 城内はなかなか近代的な造り。ついこの間まで住人たちが生活していたかのように各部屋が再現され、公開されています。給仕の部屋や台所から、子供たちの洋服に至るまで、実際に使われたものだけあってさすがにリアル。いささか、気味悪いくらいです。でもこういう物が肌で感じられるというのは、素晴らしいこと。歴史の勉強にも、もってこいです。 城の外に出ると、ナショナル・トラストのなかでも一番高地にあると言われるガーデンが広がっています。このガーデンの設計はラッチャンズ卿と、彼と交友関係のあった有名園芸家ガードルード・ジェキルによってデザインされました。ゲート越しから見えるダートムーアの景観は必見です。 そして、もう一つのビューポイントが、ガーデンの裏手にあった子供用の遊び場に 置かれている、城の形をした滑り台の上。そこの絵を描けと息子にせがまれ、ついつい描いてしまったのがこの作品です。ナショナル・トラストが保護する歴史的建造物の多くには、敷地内の片隅に「プレイグラウンド」と呼ばれる小さな子供たちのための遊び場が用意してあります。足元は転んでも怪我をしないように、細かい木のチップが敷きつめられ、遊具もすべて自然素材。親も子も安心して過ごせる、居心地の良い空間です。大人ばかりではなく、子供たちにもぜひ体験させてあげてください。 (文責・小野まり)
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