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Nunnington Hall
ナニグトン・ホール
~ヨークシャーのナショナル・トラスト~
イングランドで最大の面積を誇るヨークシャーには、東の低地に広がるノース・ヨーク・ムーアズと西の高地に位置するヨークシャー・デイルズという2つの国立公園があります。「ムーア」は荒野を、「デイル」は谷を意味しますが、同地の自然景観はムーアとデイルを中心に構成されています。 ナショナル・トラストも、これらの国立公園のなかに多くの保護地を所有しています。その一つ、マルハム・ターン・エステイトは、「ジェイン・エア」や「嵐が丘」を生んだブロンテ姉妹ゆかりの地、ハワースから約20キロ南にある、素晴らしい景観が広がる原野です。 また海岸リゾート地スカーバラから西へ16キロほどのところにはブライドストーンズ・ムーアがあります。ヒースの花咲くムーアには、ジュラ紀の巨大な砂岩が突出。柔らかい下層部が風化により細くなり、硬い上層部が大きく残るその姿は、まさに自然がつくり出した芸術品と言えるでしょう。 そのブライドストーンズ・ムーアの南西に、今回ご紹介するナニグトン・ホールがあります。果樹園を中心とした、広大なオーガニック・ガーデンのなかに建つマナー・ハウスです。ここの歴史は古く、13世紀から始まりますが、一時期はヘンリー8世、エドワード6世、そしてエリザベス1世の医者の住居でもあったそうです。 現在の建物は17世紀から18世紀にかけて建造されたものです。ハウス内部では、世界有数のミニチュア・ルームのコレクションを見ることができます。「ミニチュア・ルーム」とは、ドール・ハウスよりもずっとリアルに再現された家具付きの模型部屋のこと。なかなかお目にかかれないコレクションです。ヨークシャーには、このほかにも映画「嵐が丘」のロケ地、イースト・リデルスデン・ホールなど見どころがたくさんです。長い夏休みを利用して、じっくり巡ってみてください。 (文責・小野まり)
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