3月は長いようで短い駐在生活を終えて、日本に帰国される方が多いと思います。今回は、ご帰国の際に気になる銀行の手続きなどについて説明します。
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英国生活を終えて日本に帰国する際には、英国の銀行口座を閉じなければならないのでしょうか。
英国に住まなくなる(非居住者になる)からといって、銀行口座を閉じなければいけないことはありません。口座の種類などによりますが、大抵の預金口座は最寄りの支店で住所を日本の住所に変更すれば、そのまま口座を保持することができます。
銀行口座を閉じるには、どうすれば良いのでしょうか。
最寄りの支店に出向き、その旨を伝えれば手続きを取ってくれます。
日本に帰国するのであれば、基本的に銀行口座は閉じた方が良いのでしょうか。それともそのまま維持すると便利なことなどあるのでしょうか。
もし全く英国に来たり海外旅行をする機会などがなく、口座を使用する予定がないのでしたら、管理が重荷になるだけですので閉じた方が良いでしょう。一方、英国へ来た当初は銀行口座を開くのに大変苦労した方も少なくないと思いますが、口座を開設するのはとても大変なことです。英国で作ったクレジット・カードは世界各国で使用できますし、英国の銀行のキャッシュ・カードはヨーロッパやアジアなど多数の国で現地通貨での引き出しが可能です。その上、ポンドは金利が高いので帰国後の財テクの一手段としても利用可能です。このような利点を活用できる方は口座を保有された方が有利と思われます。
日本でも外貨預金ができると聞きましたが……。
日本での外貨預金は金利が低い傾向があります。例えば日本国内のシティバンクのポンド建て外貨預金の金利(2006年2月25日付)は1カ月定期が1.81%、6カ月が2.67%、12カ月が2.67%と提示されています。
一方、英国内のオンライン口座などはいつでも出し入れ自由で4.5%程度の金利を提示しています。英国の銀行に競争力があるということが明白ですよね。ところでオンライン口座も、帰国後保持することが大抵可能です。オンラインで送金、支払いなどができるので、帰国後の管理が簡単に出来ます。
近頃よく目にするオフショア預金とは何ですか。
日本でも今、大変人気なのがこのオフショア預金です。金融用語でいうオフショアとは、マン島やジャージー島、バハマやケイマン島などのタックス・ヘイブンの国々や島のことを指します。これらの国では、利子課税やキャピタル・ゲイン課税が非課税となっています。英国や日本では預金利子に対して20%の税金が銀行側でまず差し引かれてから利子が支払われますが、オフショア預金ですと、利子が丸ごと払われます*。
例えば金利5%で英国において貯金した場合、手取り金利は4%ですがオフショア預金では5%です。またオフショア預金口座を開設しますとキャッシュ・カードやクレジット・カードを発行してくれるので、海外旅行の際などに便利です。
*マン島やジャージー島など、EU Savings Directiveに準拠しているタックス・ヘイブンにある銀行では、英国在住で日本国籍があること(Non-Domicile)を証明(自己申告で済む銀行もあります)する必要があります。
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