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| エジプト建築 |
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神秘に満ち溢れる国、エジプト。そこでは古王国時代に築かれたピラミッドや神殿建築が、当時の建築技術の高さを現在に伝えている。蘇生を信じた古代エジプトのファラオたちはミイラとなり、蘇るまでの仮の住まいとして、莫大な秘宝と共にピラミッドに埋葬された。 タワーの起源 ![]() 太陽神の象徴、オベリスク また、1本の巨大な柱を建てることにより、場所性や空間の秩序付けに効果をもたらす建築要素、いわゆる「タワー」の起源はエジプトにある。この一本柱は「オベリスク」と呼ばれ、欧米の至るところで見ることが出来る。パリのコンコルド広場やニューヨークのセントラル・パーク、ロンドンではテムズ河畔のエンバンクメントに建つ「クレオパトラの針」がそれである。 もともとは太陽神のシンボルとして、または王の権威の象徴として作られていたオベリスクだが、その象徴性により西欧人の強い興味をそそり、都市の中心的な広場の中央に据え付けられることになった。残念ながら西欧の町にそびえるオベリスクのほとんどは、エジプト建築の影響というよりは、むしろはるばるエジプトから持ち帰られた盗品のコレクションである。
エジプト建築の象徴性 ![]() 代表的なエジプト建築である四角錐の ピラミッド 例えば、パリにあるルーブル美術館のガラスのピラミッドは、単に美しいだけでなく、何か謎めいた古(いにしえ)、あるいは美と知の世界へ人々を誘う象徴的な入口として機能している。内部空間よりも彫刻的な造形、外部空間の構成にこそ、エジプト建築の特徴を見出すことができるのだ。 古代エジプトの不可思議な技術 ![]() ルーブル美術館前にあるガラスのピラミッド |
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藍谷鋼一郎 九州大学大学院特任准教授、建築家。1968年徳島県生まれ。九州大学卒、バージニア工科大学大学院修了。ボストンのTDG, Skidmore, Owings & Merrill, LLP(SOM)のサンフランシスコ事務所及びロンドン事務所で勤務後、13年ぶりに日本に帰国。写真撮影を趣味とし、世界中の街や建築物を記録し、新聞・雑誌に寄稿している。 |





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