バナー
Fri, 20 October 2017

財務報告基準FRS102とグループ会計

中堅企業または大手企業は連結財務諸表を作成する必要がありますが、財務報告基準のFRS102には連結の免除規定や適用除外規定があります。小規模のグループ企業では連結財務諸表を作成する必要はありませんが、FRS102の1A節にはグループの財務諸表を任意で作成することを望む企業向けにガイダンスがあります。今回は、FRS102における連結財務諸表の作成に関する重要事項を取り上げます。

「子会社」というのは、親会社が議決権の50%超を保有する場合ですか。

重要なのは「支配」という用語です。支配とは通常では、企業の議決権株・純資産の50%超の持分があることで明示されると考えられています。しかし以下のような別の条件も考慮する必要があり、これにより親会社の持分が50%以下であっても子会社に対する支配が示される可能性があります。

  • ●親会社が子会社の取締役会の過半数について選任または解任することができる。

  • ●他の株主との契約により議決権株の50%超を支配できる。

  • ●契約により財務及び経営の方針を左右する力を持つ。

支配とは実質的な権利に基づくもので、持分が50%以下であっても子会社の連結が必要となる場合があります。

グループ企業内では同じ会計方針を採用すべきですか。

連結財務諸表に計上される金額は、統一された会計方針に基づくものにすべきです。もし子会社が異なる会計方針を使っていれば、連結調整が必要となる場合があります。

グループ企業内の全社の決算期は、同じ方が良いですか。

決算期は、なるべく同じにするべきです。同じでない場合には、以下のようにする必要があります。

  • ●連結に使うため、親会社の決算期に対して子会社の中間財務諸表を作成する。

  • ●中間財務諸表を作成できない場合には、子会社の前年の財務諸表を使用する。
    ただし子会社の決算期が、親会社の決算期に先立つ3カ月以内であることが条件。
    連結調整を行って、連結財務諸表に影響を与えるような子会社の
    決算期と親会社の決算期の間における変更点を反映する。

既存の子会社への追加投資の処理は、FRS102ではどうなっていますか。

FRS102の導入前は、子会社への支配が拡大した時点で子会社の純資産を公正価値で再評価し、追加の営業権を計上していました。FRS102では、こうした取引は株主間の取引と見なされるため、純資産の再評価と営業権に対する調整はありません。

では子会社の売却の処理はどうでしょう。

親会社が子会社の持分を売却する際に起こり得る結果には、以下の2つがあります。

  • ● 支配を失う場合には、FRS102では会計に変更はなく、子会社の業績は
    売却時点まで連結財務諸表に計上され、子会社の売却による損益が算出される。

  • ● 親会社が子会社の持分の一部だけを売却し支配を維持する場合には、
    FRS102では株主間の取引であるかのように追加投資と似たような方法で
    取引が処理される。非支配持分の簿価は、親会社の持分の減少に対応して引き上げられる。
 

パートナー陣

  • 会計パートナー陣スティーブン
  • 会計パートナー陣ポール
  • 会計パートナー陣ニック
  • 会計パートナー陣ジョン
  • 会計パートナー陣イアン
  • 会計パートナー陣マイク
  • 会計パートナー陣シャロン
グリーンバック・アラン LLP
「日系に強い会計事務所」として長年にわたり多くの日系クライアントに、会計、監査、税務、各種アドバイスから経理業務まで幅広いサービスを提供。迅速かつ的確な対応をお約束いたします。日系部署が、窓口から実務まで日本語にてサポート。

グリーンバック・アラン LLPGreenback Alan LLP
11 Raven Wharf, Lafone Street
London SE1 2LR
Tel: 020-7403-5959
Email: jonf@gballp.com(日本語)
Website: www.gballp.com
  • Facebook

日本タウン誌・フリーペーパー大賞 英国ニュースダイジェストへの投票をお願いいたします! 企画営業・ライター・翻訳者募集中
バナー キャリアコネクションズ 習い事&スクールガイド ヘルス&ビューティーガイド
バナー バナー

英国新生活ガイド ロンドン・レストラン・ガイドブログJapan Digestゲンダイゲストハウス

UK便利ガイド検索

カテゴリ選択
City / County
エリア