ニュースダイジェストの制作業務
Tue, 16 April 2024

日本政府による「積極的平和主義」の推進と
自衛隊の現状

No idea that they might have to do some fighting
彼らは戦う可能性があると思ってもいなかった

「エコノミスト」誌 2月18日

「エコノミスト」誌は2月18日、日本政府が憲法を「再解釈」して「積極的平和主義」を推し進めている一方で、自衛隊員の多くは戦闘に参加しなければならないかもしれないという可能性を明らかに認識していなかったと伝える記事を掲載した。

同記事は、例えば海上自衛隊は英仏の海軍を合わせたより規模が大きいが、戦闘においては銃弾一発も撃つことはない「世界における奇妙な軍隊の一つ」であると説明。多くの日本人にとって自衛隊の主な役割は災害救助であるとした。また、より強固な自衛隊を望む声は高まるだろうとする一方、軍国主義を匂わせるものに対する抵抗感は強いと主張。若い自衛隊員は災害被害者を助けるために入隊したのであり、戦争に行く可能性がある軍隊に入隊するという意識はなかったと語る元自衛官の見解を紹介した。

Japan accepted 28 refugees in 2016
2016年の日本による難民認定は28人

「フィナンシャル・タイムズ」紙(電子版) 2月13日

「フィナンシャル・タイムズ」紙(電子版)は2月13日、2016年の日本への難民認定申請者数が前年比44%増の1万901人となったものの政府が受け入れた難民の数はわずか28人で、前年比1人増に終わったと報じた。

同記事は、日本は難民規定について非常に独自の解釈をしているとする難民支援協会の代表理事、石川えり氏の見解を紹介。同氏によると、申請者は母国の政府から個人的に迫害を受けていなければならないという。

Record numbers of couples living in sexless marriages in Japan
日本のセックスレス夫婦が記録的な数に

「ガーディアン」紙(電子版) 2月14日

「ガーディアン」紙(電子版)は2月14日、日本の既婚者の約半分がセックスレスであると報じた。

同記事によると、日本家族計画協会が昨年行った調査で、16~49歳の既婚者のうち過去1カ月間に性行為を行っていないと答えたのが47.2%となり、2014年から2.6%増えた。同協会が調査を始めた04年からは15.3%増となる。同記事は、性行為を行わない理由として女性は「面倒くさい」、男性は「仕事で疲れている」との回答が多かったことも伝えた。

Tokyo casino the ‘Holy Grail’for Sheldon Adelson
東京のカジノは「聖杯」

「フィナンシャル・タイムズ」紙(電子版) 2月21日

「フィナンシャル・タイムズ」紙(電子版)は2月21日、「カ ジノ王」として知られており、カジノ運営大手、米ラスベガス・ サンズの会長であるシェルドン・アデルソン氏が、東京は「聖 杯」であり、もし東京で統合型リゾート(IR)施設を建設できることになれば、最大で100億ドル(約1兆1202億円)投資する表明したと報じた。

同記事は、昨年に日本で「カジノ解禁法」が成立し、 カジノ運営会社にとっては世界最大級の未開拓市場が広がったとした。

Golf course must give female members equal rights or lose event
ゴルフ会場、女性に平等の権利を与えなければ会場変更も

「ガーディアン」紙(電子版) 2月21日

「ガーディアン」紙(電子版)は2月21日、 2020年東京五 輪のゴルフ会場である埼玉県の霞ヶ関カンツリー倶楽部が、 女性も正会員になれるように規則を改正しなければ会場変更も辞さないと国際オリンピック委員会(IOC)から警告を受けていると報じる記事を掲載した。

同記事によると、IOCのジョン・コーツ副会長は、現在の規則が変わらないようならば別の会場にしなければならないとロイター通信の取材で述べた 。

Blooming marvellous
美しく咲き誇る

桜

「ガーディアン」紙(電子版)は2月23日、静岡県賀茂郡河津町で早咲きの桜として人気の高い河津桜が川沿いに咲き誇っている様子を報じた。桜の季節にはまだ早いが、地球温暖化とは関係がないと始まる同記事は、河津桜のはかない美しさを愛でるため、満開の時期になると100万人もの人々が同町を訪れると説明。その多くが都心から2時間半かけてやって来ると伝えた。

 

「カジノ法」をめぐる国民の懸念

Nobody wants to live near a gambling resort
誰もギャンブル・リゾート付近に住みたがらない

「エコノミスト」誌 2月4日

「エコノミスト」誌は4日、昨年12月に日本の国会で成立した「統合型リゾート(IR)施設整備推進法」(カジノ法)が、国民や自治体から支持されていないと伝える記事を掲載した。

同記事は、日本政府は国民に対し、現在のギャンブル規制は緩和されるべきだと説得できずにいると説明。NHKの世論調査で同法に賛成と答えたのはわずか12%に留まったとし、反対派はギャンブル依存症の増加や、暴力団の関与などを不安視しているとした。また、リゾートの有力候補地の一つとされる横浜市で、住民の反対を受け林文子市長が前向きな姿勢を一転させたことに触れ、ほかの地域ならば良いが自分の住む地域はだめという「ニンビー」姿勢が広がることを投資家は懸念しているとも述べた。

Urged to go smoke-free by 2020 Tokyo Olympics
東京五輪までに禁煙環境を

「ガーディアン」紙(電子版)1月31日

「ガーディアン」紙(電子版)は1月31日、日本の禁煙推進団体らが同国政府に対し、2020年東京五輪・パラリンピックまでに飲食店を全面禁煙にするよう訴えていると伝えた。

日本政府は、学校や病院など公共の場での敷地内喫煙を禁止する法案を可決するとみられているが、飲食店内の喫煙は原則禁止で喫煙室の設置は容認する方向。同記事は、日本の受動喫煙防止の取り組みは発展途上国と同レベルであるという日本禁煙学会の作田学理事長の声などを紹介している。

Miss Universe and the Buddhist monk?
ミス・ユニバースと僧侶?

「タイムズ」紙(電子版)2月2日

「タイムズ」紙(電子版)は2日、日本の僧侶でメイクアップ・アーティストとしても活躍する西村宏堂氏(27) へのインタビュー記事を掲載した。

同記事は、西村氏は敬けんな僧侶で、ミス・ユニバースなどのバックステージで活躍するメイクアップ・アーティストでもあると説明。僧衣を身に着けるのは寺にいるときだけで、普段はハイヒールを履き煌(きら)びやかな服装を好むとした。

西村氏は自分の服装や仕事を師は認めていると語っている。

Okinawa: tourist paradise and bristling fortress
沖縄は旅行者の楽園と殺伐とした要塞

「エコノミスト」誌(電子版)2月4日

「エコノミスト」誌(電子版)は4日、 沖縄が観光地として人気を集める一方、地政学的な緊張を背景に同地に自衛隊の基地が新設されている現状を伝えた。

 

同誌は、 沖縄には平和主義が根付いているが、台湾や尖閣諸島に近いことから与那国島には自衛隊の駐屯地が設置されているとし、今後も沖縄に基地は増える見込みだと述べた。また、旅行者の楽園と殺伐とした要塞との奇妙な組み合わせは、より不快さを増すだろうとの見解を示している。

 

US defence secretary tries to calm Asian jitters
米国防長官、アジアの不安解消に努める

「オブザーバー」紙(電子版)2月5日

「オブザーバー」紙(電子版)は5日付の記事で、マティス米国防長官が日本と韓国を訪問し、アジア諸国の緊張を緩和しようと努めたが、トランプ米大統領によりその努力が損なわれていると報じた。同記事は、トランプ氏が両国に対し核武装すべきなどと要求していた点に触れ、マティス氏の日韓訪問の主目的は、米国が強固な同盟国であることを再保証するためだったと指摘。しかしその直後、トランプ氏はオーストラリア首相と口論するなど騒動を起こしたと述べた。

Smile and nod
ほほえみ、うなずく

安倍首相とトランプ大統領

「ガーディアン」紙(電子版)は10日、米ホワイトハウスで行われた安倍首相とトランプ米大統領の共同記者会見の席上で、トランプ大統領が同時通訳のイヤホンを付けていなかったにもかかわらず、安倍首相のスピーチにうなずき、熱心に聴いているかのように見えたと動画付きで報じた。同記事はまた、両氏の握手が不自然なほど長く、最後には安倍首相が目を白黒させていたとネット上で話題になったことにも触れた。

 

 

 

 

 
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