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Mon, 15 October 2018
4 October 2018 vol.1516

バーミンガムで与党・保守党の年次大会
EU離脱で火花を散らす展開も

メイ首相
2日、保守党の年次大会で、バーミンガムの会場に到着したメイ首相(写真中央)

(ロンドン 9月29日 時事)メイ首相率いる与党・保守党の年次大会が9月30日、英中部バーミンガムで4日間の日程で開幕した。難航している欧州連合(EU)離脱交渉をめぐり、首相が党員からどこまで支持を得られるかが焦点だ。EUとの協調を重視する現在の離脱方針を「最善の方策だ」と訴える首相に対し、ジョンソン前外相らEU懐疑派は強硬路線への転換を迫っており、双方が火花を散らす展開も予想される。

党大会は今後の交渉を占う上で重要な一里塚。メイ政権からはラーブEU離脱担当相ら主要閣僚が連日登壇するほか、最終日の10月3日に首相が演説を行う。一方、懐疑派は会場内や周辺で相次ぎ集会を開催。ジョンソン氏は同2日のイベントで気炎を上げる。

昨年6月に始まった離脱交渉は、英領北アイルランドの国境管理などに関する英EUの意見が対立。メイ政権が党内の亀裂を深める形で今年7月にまとめた離脱方針はEUの拒否に遭い、協議は行き詰まっている。

英EUが目標に掲げる今秋の合意実現には不透明感が増している。ジョンソン氏は9月28日付の英紙への寄稿で、交渉は失敗だと断じた上で「方針を変えるときが来た」と主張した。

懐疑派は与党内の少数派で、首相を党首の座から引きずり降ろすには数が足りない。ただ、首相がEUと妥結にこぎ着けても、懐疑派が造反すれば、合意案は議会で否決される公算が大きい。懐疑派はこれを武器に首相への圧力を強めている。

キングス・カレッジ・ロンドンのサイモン・ケイ客員講師は「どんな合意が議会に提案されても与野党から計30人から60人の造反が出そうだ。首相案が否決されれば与党の党首選か、総選挙の引き金となる可能性がある」と語り、来年3月の離脱を目前に、英国が政治空白に陥る事態を警告した。

英EU離脱めぐる動き

2016年6月
英国民投票で「EU離脱」が多数
2017年6月
英EU、離脱交渉を開始
12月
英EU、交渉の「第1段階」で合意
2018年3月
英EU、「移行期間」で合意
7月
英、離脱方針を決定
9月
EU、英方針を拒否
英与党・保守党、年次大会へ
2019年3月
英、EU離脱(予定)
 
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