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Fri, 29 May 2020
21 May 2020 vol.1555

新型コロナの規制を段階的緩和
正常化へ一歩

規制が一部緩和されて初めての週末となった16日、ロンドン南部ワンズワース・コモンでくつろぐ市民たち
規制が一部緩和されて初めての週末となった16日、ロンドン南部ワンズワース・コモンでくつろぐ市民たち

(ロンドン 5月11日 時事)ジョンソン首相は10日、テレビ演説を行い、新型コロナウイルス感染阻止のため3月から導入されている全土ロックダウン(都市封鎖)について、段階的に緩和する計画を明らかにした。多くの規制は当面継続するものの、ドイツなどに続き、英国も事態正常化へ道筋を付けた。

首相は事前録画された演説で、感染拡大が続く今は「ロックダウンを終わらせる時ではない」とする一方、「代わりに規制措置を見直す最初の注意深い一歩を踏み出す」と表明。具体的には、1日1回に限られていた戸外での運動を13日から無制限に可能とするほか、6月1日から小学校を一部児童を対象に開校し、7月1日から一部接客業の営業再開を認める予定。

ただ、感染第2波の兆候が見られた場合は「ブレーキをかけることをいとわない」とし、計画が「条件付き」であることも強調した。首相はまた、感染状況を監視する「警報システム」を導入し、今後はこれに基づき規制の見直しを行う考えも表明した。感染の脅威がないレベル1から最大限の警戒を要するレベル5まで、リスクの度合いを5段階で表示。

首相によれば、現在はレベル4から3へ移行しつつあるという。

規制緩和に賛否両論

(ロンドン 5月11日 時事)新型コロナウイルス感染阻止を目的とする行動制限の段階的緩和が10日発表された英国では、慎重ながらも方針を歓迎する受け止めが見られる一方、「新規制の内容が不明瞭」「混乱する」との批判もある。

首相は10日夜の国民向けテレビ演説で、「社会活動を再開するためのロードマップ」として緩和策を発表。また、全土ロックダウン(都市封鎖)以降繰り返し唱えてきた「ステイ・ホーム」のスローガンの代わりに、若干強制力が弱い印象を受ける「ステイ・アラート(警戒を続けよう)」の表現を用いて協力を呼び掛けた。

11日付各紙は「首相が出口戦略を提示」(「タイムズ」紙)、「自由への長い道のり」(「デーリー・テレグラフ」紙)などの見出しで演説内容を詳報。産業界からは「弱体化する経済にかすかな(希望の)光」(英産業連盟責任者)と歓迎の声が上がった。一方、野党労働党のスターマー党首は「公共交通機関(の安全性)をどうするか指針がない」と指摘。新スローガンについても、イングランド以外の地域の自治政府が反対の意向を示すなど、足並みに乱れが目立っている。

 
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