中国当局を批判した罪で、2010年に北京の自宅で軟禁状態に置かれるなどしたウェイウェイは、2015年に息子の住むドイツに移住。以来、欧州を中心にアート活動を行っていた。
今回のケンブリッジへの引っ越しの理由を尋ねられたウェイウェイは、「英国については何も知らない。私にとって未知の領域だ。分かっているのは、国民が一丸となることを目指しているような国で育った後、自分が超大国にとても疲れているということ。そして、米国はいろいろな意味でとても後退しているので、(それ以外のチョイスとして)息子が英語で教育を受けられる安全な家が欲しかった」と語った。
さらに、現在英国で起きている離脱にまつわる混乱に非常に興味を持っているとし、「英国人たちと離脱について議論するのが楽しみだ」「私はボクサーのように、刺激が好きなんでね」と同紙のインタビューに答えた。今後、ウェイウェイは英国でどんな作品を見せてくれるのだろうか。
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