英「エコノミスト」誌のオンライン版が、安倍首相の靖国参拝に関して「See you at Yasukuni(靖国で会おう)」と題した記事を掲載した。
同誌は、「近隣諸国は靖国神社を日本におけるかつての軍国主義の象徴と見なしている」一方で、「何万人もの日本人は、戦犯者を称えるというつもりはなく、戦死を遂げた愛する者たちのために祈っている」と紹介。
また今回の靖国参拝を米国が批判していることについて、「靖国神社を参拝した過去の首相は、日本にとって最も重要な同盟国である米国から公的な批判を受けることはなかった」と解説している。
さらに、今回の靖国参拝とほぼ同時期に、米軍基地の辺野古への移設計画が進展したことについても言及。靖国問題に関して「米国の発言権は限られているかもしれない」と述べた上で、同記事の最後を「木々に囲まれた平穏な神社が、アジア地域における混乱をまたしても引き起こしそうだ」との一文で結んでいる。
Mon, 04 November 2024