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Sun, 20 August 2017

英国発ニュース

英最高裁長官「EU離脱後の法解釈、明確化を」

 (ロンドン 8月10日時事)9日付の「フィナンシャル・タイムズ」紙によると、英最高裁のニューバーガー長官は、欧州連合(EU)離脱時に英国内法化されるEUの法令について、英裁判所はEUの判例を考慮して解釈するのか、無視して解釈するのか、政府・議会に明確化を求めた。

 英政府は7月、EU法を国内法に置き換えるための「廃止法」案を公表。国内法化されたEU法の解釈については、離脱以降の新たな判例に縛られることはないとした上で、「(英)裁判所は離脱以降にEU裁判所などによってなされたことを考慮する必要はないが、妥当と判断するなら考慮してもよい」というあいまいな基準を設けた。このため、裁判所の判断がケースバイケースで大きく揺れ、公正・公平な裁判に対する国民の期待に背くことになるのではないかと懸念されている。

 同紙は英法律事務所のEU離脱専門家の話として、ニューバーガー氏の発言は「裁判官は2度と『国民の敵』呼ばわりされたくないというメッセージだ」と伝えた。

 昨年11月、英高等法院がEUへの離脱通告には議会承認が必要との判断を示した際、離脱支持派の英紙は1面に判事の顔写真を並べて「国民の敵」(デーリー・メール)、「判事対国民」(デーリー・テレグラフ)などと報じ、司法に強い圧力をかけた。これを受けてニューバーガー長官が今年2月、一部メディアは「法の支配を揺るがす危険を冒した」と強い調子で批判していた。
 
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