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Sat, 21 April 2018

英国発ニュース

悪質手法で世論操作か-FB情報不正入手の英選挙コンサル

 (ロンドン 4月10日 時事)米インターネット交流サイト大手フェイスブック(FB)の利用者情報を不正に得ていた英選挙コンサルティング会社ケンブリッジ・アナリティカ。2016年の米大統領選や欧州連合(EU)離脱をめぐる英国民投票では勝利した陣営の世論操作に関わり、ほかの国々の選挙でも相手陣営を陥れる悪質な情報戦を仕掛けていた疑いが持たれている。

 同社は13年創業。当初から米極右人脈の支援を受け、右派メディア「ブライトバート」を運営していたスティーブ・バノン氏(前米大統領首席戦略官・上級顧問)が経営に関与した時期もある。

 欧米メディアが伝えた元従業員の告発によると、ケンブリッジ社はFBの個人情報を基に各利用者の特性などを分析。米大統領選の際にはこのデータが使われ、利用者それぞれの心に響きそうな形でトランプ陣営を有利にする宣伝などが流された。その個人情報は同社と関係が深い大学教授が研究用の名目で手に入れ、横流ししたものだった。

 また、英国民投票でも離脱派に有利な方向に世論を誘導した疑いがあり、選挙管理委員会などが調査中。同社は疑惑を否定しているが、元従業員は英日曜紙「オブザーバー」に「個人情報を集める目的でFBを利用した。人々の心の中の悪魔を狙った(宣伝をした)」と明かしている。

 このほか同社は、売春婦や賄賂を使う手口で政敵をわなに掛ける工作を世界各地で展開していたもようだ。3月にはアレクサンダー・ニックス最高経営責任者(CEO)がスリランカの有力者の代理人を装った英民放記者に、その事例を自ら暴露。「この手の戦術は非常に効果がある。腐敗の証拠映像をすぐに得られる」と得意げに話す映像が報じられた。

 過去の大統領選で同社が世論工作に関わったと指摘されたナイジェリアでは、政府が実態調査を始めている。 
 
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