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Mon, 24 September 2018

英国発ニュース

英EU懐疑派、貿易協定なければ経済はバラ色-政府予想と対照的

 (ロンドン 9月12日 時事)英与党・保守党のジェーコブ・リースモグ下院議員ら欧州連合(EU)懐疑派は11日、EUと貿易協定を締結しないまま離脱すれば、英経済にはバラ色の将来が待っているという英経済学者の主張を紹介した。経済成長は約7%に達し、国家歳入は年間10%近い約800億ドル(約12兆円)の増収が見込まれるという。

 この主張をまとめたのは英EU離脱を支持する英カーディフ大学カーディフ・ビジネス・スクールのパトリック・ミンフォード教授。「英国にとって経済的に最善の通商戦略は、全ての関税と非関税障壁をEUを含む全ての貿易相手に対して一方的に撤廃することだ」と強調しており、独自の考え方に基づく予想を行っているようだ。

 フォックス英国際貿易相は「我々は理性的であるべきだ。EUを離脱するからと言って、何もかもが最高というわけにはいかない。理性を欠いた確信には注意しよう」と警鐘を鳴らしたばかりだった。

 ミンフォード教授は、EUと貿易協定を締結しないで離脱する場合の英成長について、複数の研究で「2~4%」と予測されていると指摘。しかし、この日公表された資料の中で紹介された3つの研究のうち、教授自身の研究を除く2つについては、インターネットのURLがいずれもリンク切れになっていた。

 英政府の予測では、交渉が決裂すると、英国はEUに残留した場合に比べ成長が5.0~10.3%落ち込むと考えられており、ミンフォード氏の主張とは対照的だ。

 BBC放送によると、最大野党・労働党の有力議員チュカ・ウマナ氏は「超強硬離脱派によるプロジェクト・ファンタジーの新たな文書は、(離脱が)我々を豊かな大地に導いてくれると約束している。ところが現実は、英国では離脱前から既に物価が上昇し、経済は不安定化し、医療サービスからは不可欠な医者や看護師がいなくなっている」と、リースモグ氏やミンフォード氏を強く批判した。
 
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