instagram Facebook ツイッター
三味線リサイタル 本條秀慈郎
Fri, 24 May 2019

英国発ニュース

メイ首相官邸筋「EU離脱案、5度目の採決ない」-6月上旬に「乾坤一擲」

 (ロンドン 5月15日 時事)メイ首相官邸筋は、欧州連合(EU)離脱をめぐり6月3日からの週に下院で行われる4度目の採決について、法案が否決される結果に終われば、「5度目(の採決)はない」との認識を示した。英BBCテレビが15日伝えた。採決が不調に終われば、メイ首相が退陣に追い込まれることを事実上認めた形だ。

 採決にかけられるのは、政府がEUとまとめた離脱協定案を施行するための「離脱協定法案(WAB)」。「デーリー・テレグラフ」紙は、メイ首相が来週にも法案を議会提出する見込みだと報じている。

 BBCのノーマン・スミス記者は、法案の採決が「首相の離脱案の(命運を懸けた)の乾坤一擲(けんこんいってき)であり、ほぼ確実に首相の職も賭すことになる。首相の離脱案にとって議会通過の最後のチャンスだ」と強調。採決は「(6月)4日か5日」の見込みだとした上で、仮に否決されれば、「首相は直ちに辞任するだろう」という見通しを伝えた。

 6月3日からの週はトランプ米大統領が訪英する予定。同6日には下院の中部ピーターバラ選挙区で補欠選挙が控えており、首相がどのタイミングで辞任を正式表明するかは流動的とみられる。

 ただ、同15日には首相率いる与党・保守党の「全国保守党協議会(NCC)」が緊急招集され、地方の党員らが首相に対し、EU離脱をめぐる混迷の責任を取って退陣するよう要求を突き付ける方向となっている。法案が否決されれば、首相はこの会合を待たずに引責辞任する公算が大きそうだ。

 政府の離脱案は、英領北アイルランド問題の解決策「「バックストップ(安全網)」への不満を主因に下院で三たび否決された。首相は戦術上の理由から、法案の採決を優先することとしたが、バックストップに変更点は一切ない。保守党内の強硬離脱派として知られるオーウェン・パターソン元北アイルランド相は15日のBBCラジオで、法案採決では「残念ながらまた反対することになる」と明言した。

 メイ内閣に閣外協力しながら、首相の離脱案に断固反対を貫いている北アイルランドの地域政党・民主統一党(DUP)のナイジェル・ドッズ副党首(下院議員)も14日の声明で「バックストップの問題に対処する新たな要素を首相が証明できない限り、首相の離脱案は再び敗北する可能性が極めて高い」と強調している。

 離脱案の承認手続きなどを定めた「EU離脱法」(2018年施行)は、離脱案批准の要件として、離脱案の議会承認と、離脱協定法案の可決・成立の両方を課している。法案が可決されても、その後に離脱案そのものを採決する必要があるが、いったん法案が可決されさえすれば、離脱案も議会を通過するとみられている。
 
  • Facebook

初めての治験はHMR 英国新生活ガイド
キャリアコネクションズ ゲンダイ・ゲストハウス
バナー バナー

ロンドン・レストランガイド
ブログ 海外・日本帰国 引越しガイド