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Thu, 20 February 2020

英国発ニュース

シン・フェイン党、歴史的躍進―アイルランド総選挙

 (ロンドン2月11日時事)8日投票のアイルランド下院(定数160)総選挙は10日で開票が終了し、過激組織アイルランド共和軍(IRA)の政治部門だった左派のシン・フェイン党が「歴史的躍進」(地元メディア)を遂げ、第1党となった中道右派の共和党に1議席差と肉薄した。単独過半数を獲得した政党はなく、連立政権の樹立に向けた交渉が今後本格化する。

 バラッカー首相率いる中道右派の統一アイルランド党と、9年ぶりの政権奪還を目指した共和党は議席を減らした。約1世紀にわたり国政を担ってきた二大政党の退潮は、つながりの深い隣国・英国の欧州連合(EU)離脱という転機と時を同じくして起きた。

 地元メディアによると、獲得議席は共和党38(解散前46)、シン・フェイン党37(同22)、統一党35(同47)。 

 選挙戦は「医療・住宅危機」が最大の争点となった。シン・フェイン党は「変化の時が来た」などと訴え、有権者の不満を吸収。一方、バラッカー首相は英国のEU離脱をめぐって発揮した外交手腕をアピールしたが、国民の関心は低かった。

 シン・フェイン党は、アイルランドと英領北アイルランドの統一に向けた国民投票の実施など、急進的な主張を公約に掲げており、連立交渉は難航も予想される。
 
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