（ブリュッセル 1月12日 時事）欧州連合（EU）の欧州医薬品庁（EMA）は12日、製薬大手アストラゼネカとオックスフォード大が共同開発した新型コロナウイルスワクチンの承認申請を受けたと発表した。

　29日にも承認勧告を出す。承認されれば、EUでは3例目のコロナワクチンとなる。EUは欧州委員会を通じ、アストラゼネカのワクチンを最大4億回分購入する契約を結んでいる。

　アストラゼネカのワクチンは、英国などですでに承認されている。

　一方、欧州委は12日、仏バイオ医薬品企業バルネバと最大6000万回分のワクチンの購入に向け、予備的協議を終えたと明らかにした。EUが事前確保するワクチンは8例目となる。