(ロンドン 11月28日 時事)英政府は27日、ビザを必要としない旅行者らに対する電子渡航認証(ETA)の取得義務化に伴い、日本や米国などからの渡航者を対象に事前申請を開始した。入国者が増加する中で、パスポートとデジタルでひも付け、入国前に簡易審査を行うことで、手続きの円滑化と国境管理の強化につなげる。
英国は出入国管理システムのデジタル化に伴いETA制度を導入。段階的に対象者を拡大しており、2025年1月8日以降は欧州域外からの旅行者ら、同年4月2日以降は英国とアイルランド国籍を除く全てのビザ不要渡航者に事前認証のETAが必要となる。
申請は専用アプリか政府ホームページを通じて行い、費用は10ポンド(約1900円)。1回の渡航で最大6カ月間滞在できる。有効期間は最大2年で、それ以前にパスポートの期限が切れるとETAの申請が再度必要になる。
Tue, 03 December 2024