滝川先輩に向けてロンドンの「お・も・て・な・し」ベスト5

by 編集部員(籠)

皆様こんにちは。東京が2020年のオリンピック開催地に決まって以降、「ロンドンでのオリンピックはだね」と訳知り顔で話すのがすっかり得意になった英国ニュースダイジェスト編集部の(籠)です。皆様いかがお過ごしでしょうか。

ところで、その東京オリンピックの招致活動において、僕が通った学校の2個上の先輩(マジ話)である滝川クリステル(呼び捨てしちゃった)がスピーチで「お・も・て・な・し」を披露して以来、日本人のホスピタリティー精神が改めて世界の脚光を浴びていると聞きました。基本的に客を客と思わない店員ばかりがサービス業にそろったイギリスという国に比べれば、確かに日本人の親切心は際立っているようにも思えます。が、ところがどっこい、ロンドンという街は意外にもそこで暮らす住民や外国人観光客にとって非常に便利にできているんですよ、滝川先輩。ということで、滝川ぱいせんに向けて、ロンドンの「お・も・て・な・し」をまとめてみました。

● ATMが24時間無料

ロンドンならば地下鉄駅とかスーパーマーケットの横とかに設置されているATMから週末だろうが深夜だろうがお金を引き出すことができるんです。しかも主要銀行の口座であればどのATMからも手数料が無料で引き出せる。日本だと「他行利用手数料」とかありますよね(日本の銀行、ケツの穴が小せえ~)。あと普通に会社で仕事しているような時間帯にしか無料で引き出しできない仕組みもよく分からない。お金を下ろそうと思うタイミングってやっぱり仕事を終えて飲みに行くときとか週末に遠出するときなんじゃなかろうか。

● スーパーでキャッシュ・バックができる

お金の引き出しの話ついでに。イギリスで暮らしたことのない方々にはあまりなじみがない制度かもしれないですが、スーパー・マーケットで買い物したときにカード払いするついでに「キャッシュ・バック・プリーズ」と言うと、指定した金額の現金が手渡されるんです(その金額分を自分の口座から引き出したことになる)。夜道に街角のATMで引き出すのはちょっと不安という女性には、安心のサービス。現金がやたら入り用になる日本でもやりゃいいのに。

● バスが24時間走っている

ロンドンではバスが24時間運行してるんですよー。東京みたいにごくごく一部の繁華街を結んでいるだけではなくて、もうそれこそ市内全部をくまなく走ってる。運賃も昼間と全く一緒なの。だから終電逃しても心配ご無用ってわけです。深夜なんて道路が空いているからむしろ昼間より速く目的地に着いちゃったりします。

ロンドン・バス

僕も何度も深夜や早朝バスのお世話になりました

● 街中でWi-Fi接続ができる

ロンドンだと、というかこれは結構ほかの大都市でも、ホテル、デパート、喫茶店、各種の公共施設なんかでWi-Fi接続ができるところがいっぱいあります。接続するに当たって性別や年齢などの簡単な個人情報の入力を求められる場合もありますが、そんなの適当にパパッと済ませちゃえばあとは使い放題。調べごとが色々ある観光客には便利だと思うなあ。

所変われば日本ってあんなにインターネット好きな国民なのに、街の中でのWi-Fi環境って皆無に等しくないですか。歩いても歩いても接続できる場所が見つからず、砂漠の中でオアシス求める旅人みたいな気分。ロンドンで使っているスマートフォンを日本に持って行っても、写真撮影とアラーム機能しか使えなくて悲しい。

● 博物館と美術館が無料

ベタですが、やっぱりこれはすごい。しかも大英博物館とかナショナル・ギャラリーとか国宝級の展示を数えきれないほどに並べている場所が無料っていまだに信じられない。だって休みの日に特にほぼお金を使わずに一日観光できるってことですよ。これぞ本当の贅沢なり。

大英博物館

休日にお金使わずに遊べるのがロンドンの良いところ。写真は大英博物館です

ということで、お後がよろしいようで~。(籠)

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