(ロンドン 6月8日 時事)ウクライナのゼレンスキー大統領は7日訪英し、スターマー首相、マクロン仏大統領、メルツ独首相とロンドンで会談した。会談後の共同声明で、ロシアによるウクライナ侵攻終結に向けた両国首脳の直接対話の必要性を訴えた。仲介役の米国がイラン情勢に注力する中、欧州が関与を強めてウクライナと共に交渉の主導権を握る狙いがあるとみられる。
英仏独ウクライナ首脳らは「米欧が積極的に関与するウクライナとロシアの直接対話を行い、停戦を実現し、さらなる交渉を後押しする案」への支持を表明。「現在の前線が交渉の出発点となるべきだ」とした上で、「国境は武力で変更されてはならない」とも強調し、領土割譲には応じない姿勢を示した。
ゼレンスキー氏は4日、ロシアのプーチン大統領に宛てた公開書簡で第三国での直接対話を呼び掛けたが、プーチン氏は拒否した。ゼレンスキー氏は交渉停滞打開への欧州の関与強化に期待を寄せ、X(旧ツイッター)で「欧州が交渉の一翼を担い、強固な姿勢を示さねばならない」と述べていた。
ウクライナでは7日、北部チョルノービリ(チェルノブイリ)原発近くにある使用済み核燃料貯蔵施設がロシアのドローン攻撃を受けた。ウクライナ当局によると、建物の一部が損壊したが放射能漏れはなかった。国際原子力機関(IAEA)も「放射能レベルは上限値内」と確認した。同施設は国内で稼働中の原発から使用済み核燃料を受け入れている。
Mon, 08 June 2026



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