右派ポピュリスト政党に勢い
支持率トップ、政権獲得も?
既成政党やエリート層への不信感
2024年6月、バーミンガムNECで開催されたリフォームUKの集会に集まった支持者たち
(ロンドン 1月4日 時事)英国の新興右派ポピュリスト政党「リフォームUK」の勢いが止まらない。トランプ米大統領に倣って「英国を再び偉大に」と叫んで支持を広げ、支持率は労働・保守の二大政党を押しのけトップ。4年以内に行われる次期総選挙での大衆迎合政権誕生も絵空事ではない。
リフォームUKは2021年、英国の欧州連合(EU)離脱運動を率いたナイジェル・ファラージ氏を党首に発足した。反エリート主義などを前面に出し、24年7月の総選挙で同氏を含む5人が当選。25年5月の地方選で大躍進し、以来、各種支持率調査で半年以上にわたり連続トップを維持してきた。党員数では今や与党労働党を超えたとされており、調査会社の議席獲得予想では、下院の半数近くを得て第一党に躍り出るとの結果も出ている。
破竹の勢いの背景には、移民流入や難民への強い反感がある。昨秋の世論調査では移民問題が経済を抜き国民の最大の懸念に浮上。物価高で暮らしが苦しいなか、国民は不法移民に多額の公費が使われることに不満を募らせている。
また、既成政党やエリート層への不信感が、民衆の理性よりも感情をよりどころとするポピュリズムへの共鳴につながっている。不祥事続きの保守党は24年総選挙で下野して以降、存在感が急低下し、所属議員のリフォームUKへのくら替えが続出。労働党もリフォームUKに押され、移民政策などで右派的な方針転換を余儀なくされている。
マンチェスター大のロバート・フォード教授(政治学)は時事通信の取材に「保守党の脆弱性と有害性、(改革をもたらせない)労働党政権への不満」がリフォームUKの台頭を生んだと分析した。
2025年12月初旬に行われた投票意向調査の結果
リフォームUK 27%、労働党19%、保守党18%、緑の党15%、自由民主党(Lib Dem)14%、スコットランド国民党(SNP) 3%、プライド・カムリ2%、その他2% (参考: YouGov)



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