(2月20日 時事)英労働組合の全国組織「労働組合会議」(TUC)は英国の男女賃金格差に関し、女性は年収が男性より2548ポンド(約54万円)も低く、1年のうち47日間にわたってただ働きしているのと同じだとする調査結果を明らかにした。報告書は、賃金格差は12.8%に達しており、改善のペースが現状のままであれば、解消されるのは30年後の2056年になると指摘した。
格差は業種別では金融・保険が最も大きく27.2%。女性の「無給期間」は99日間に及ぶ。女性の進出が目立つ業種でも格差はあり、教育で17.0%、医療・福祉で12.8%、小売業でも10.5%となっていた。
格差は年齢が上がるにつれて拡大する傾向にある。30~39歳が8.8%であるのに対し、40~49歳は16.2%、50~59歳は19.7%、60歳以上は17.7%となっている。
◇育児の分担必要
TUCは格差の要因はさまざまだと指摘。一例として、多くの女性が生涯にわたって子どもや孫の世話、親の介護に忙殺され、賃金が低いパートタイムで働かざるを得ないことを挙げた。TUCは格差解消に向け、男女の育児分担や保育制度の拡充を呼び掛けている。
TUCのノワク書記長は、雇用主に男女賃金格差是正への取り組みを示す行動計画の公表を求める雇用権利法について、「より厳格かつ野心的で、真の変化をもたらす内容でなければ効果はない」と批判。「生活費が高騰する中、女性は正当な報酬を受け取る権利がある」と強調し、政府に取り組みを加速させるよう促した。
Fri, 20 February 2026



在留届は提出しましたか?








