(ロンドン 5月6日 時事)日産自動車は5日、世界的に進める構造改革の一環として、欧州の従業員との協議を開始したと明らかにした。業績改善と、急速に変化する市場環境に対応できる、より簡素で強靱(きょうじん)な事業体制の構築を目指す。英紙「フィナンシャル・タイムズ」(FT、電子版)によると、同社は欧州で約1割の人員削減を検討しているという。
日産は欧州で約9300人の従業員を雇用している。FTによると、対象は英国やスペインを含む欧州各国で、主に事務職を中心に約900人規模とされる。同社広報担当者によれば、協議では、バルセロナ倉庫の一部閉鎖や、北欧市場で販売・流通体制を輸入業者主体に切り替えるビジネスモデルへの移行案も議題に含まれる見通し。
また同社は、英サンダーランド工場で二つの生産ラインを統合する計画も示した。稼働率の引き上げが狙いで、外部企業との協業による余剰能力の活用も検討しているとされる。FTは、中国の奇瑞汽車などと生産委託を含めた協議が行われていると報じた。同工場の稼働率は足元で約50%とされる。
日産は業績低迷を受け、世界で約2万人の人員削減や工場集約を含む再建策を進めている。
Fri, 08 May 2026



パン柄トートバック販売中








