(ロンドン 5月6日 時事)複数の英メディアは5日、ベセント米財務長官とリーヴス英財務相が先月、米国とイスラエルによるイラン攻撃を巡り激しい舌戦を繰り広げたと報じた。武力行使を正当化する米国と、攻撃目的を疑問視する同盟国の英国との間に大きな認識の隔たりがあることが浮き彫りになった。
両氏が衝突したのは、米首都ワシントンで国際通貨基金(IMF)・世界銀行の春季会合が開かれた4月。リーヴス氏が米メディアとのインタビューで、米国のイラン攻撃の目的は「不明瞭」と批判。トランプ米大統領の「数週間前よりも今の方が安全だ」との主張に対しても、真っ向から否定した。
この発言に立腹したベセント氏は、4月15日の財務相会談でリーヴス氏に直接抗議。武力行使により世界がより安全になったと言い張り、行使しなければ、イランがロンドンに核攻撃を行うこともあり得たと語ったとされる。
リーヴス氏は引き下がらず、ベセント氏の言い方が気に入らないなどと怒りをあらわにしたという。英財務省筋は英「タイムズ」紙に応酬の事実を認めた上で、「双方の間には建設的な関係が維持されている」と強調した。
トランプ政権は英国が対イラン軍事作戦に積極関与しないことにいら立ちを隠さず、米英関係はぎくしゃくしている。
Thu, 14 May 2026



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