(ロンドン 6月19日 時事)イングランド銀行(中央銀行)のベイリー総裁は19日、同行のSNSアカウントで「政策金利の先行きは徐々に低下し続けるだろう」とコメントし、今後も金融緩和の方向に進むとの見方を語った。ただ、これは8月次回会合の予測ではないとし、金利水準は会合ごとに指標データを基に判断する方針を改めて示した。
ベイリー総裁はこの中で、「世界は非常に予測不可能な状況にある」と指摘。ただ、インフレの行方は英国内の経済状況によるとし、今後の政策判断を巡り、「労働市場の緩和の兆しが物価上昇圧力の緩和にどの程度反映されるかを確認する必要がある」と述べた。
英中銀はこの日、政策金利を4.25%に据え置く方針を発表。インフレの収束は進展が続いているものの、金融引き締めをさらに緩和するほどには至っていないと判断した。
Sun, 22 June 2025