ニュースダイジェストの制作業務
Wed, 10 December 2025

LISTING イベント情報

Bedford & Strand

10 January 2008 vol.1129

チャリング・クロス駅のすぐ側という賑やかな場所にありながら、地下にあるそこは、昼間でも落ち着いたムードの漂うワイン・ビストロ。ほどよく高級感、ほどよくカジュアル感のある店内は、友達と軽く1杯から、グループで食事、恋人とデート、ビジネス・ミーティングまで、どんな使い方にもしっくりきそう。はたまた、仕事の合間にこっそりランチ・ワインなんてのもいいですね!

ワインの種類の豊富さは、もちろん言うまでもなし。フランスやイタリアをはじめ、チリ、ブラジル、南アフリカ、スペイン、オーストラリア、ちょっと変わったところでは、ハンガリーやイングランドなど、他ではなかなか味わえない厳選のワインが揃っています。正規のルートで世界中から集めてきているだけに、嘘偽りはなし。でありながら、ボトルで平均£25前後と値段のつけ方も良心的です。

ステーキ・タルタルとフィッシュケーキ
スターターに「ステーキ・タルタル」   ほうれん草とポーチド・エッグが乗った「クリスピー・フィッシュケーキ」



英国の伝統料理「シェパーズ・パイ」   美味なるソースでいただくサーモン

ワイン
 世界各国からセレクトされた
 充実のワインがずらり

そんなワインをさらに美味しくいただくために、ここではフード・メニューにも妥協がありません。フランスと英国の伝統料理を中心に、食事のためだけに来ても満足できるクオリティの高さです。たとえば、スターターの「Steak Tartare」(£8.50)。塩コショウで薄味をつけたみじん切り牛肉と卵黄を混ぜていただくクラシック・フレンチの一つですが、これがまたワインにぴったり!「Home Cured Salmon Gravalax」(£7.50)も、香草の効いた自家製レムラード・ソースとサーモンとの相性が絶妙で、どんどん食が進んでしまいます。また、メインの「Bedford & Strand Shepherds’ Pie」(£9.50)は、店名の冠をつけているだけあって、ここの自慢料理の一つ。熱々のパイ生地をサクッと破ると中にはじっくり煮込んだラムが。これだけを食べに来ても価値あり!の絶品です。ワインにしても料理にしても、気軽に行けるお値段の上に、ほどよくフォーマル感があってうれしい限り。ここはひそかな行きつけにしたいですね!

bill
Potted Crab
£7.50
Home Cured Salmon Gravalax
£7.50
Steak Tartare
£8.50
Bedford’s Crispy Fishcake
£11.00
Honey Glazed Duck Confit
£11.00
Bedford & Strand Shepherds’Pie
£9.50
TOTAL(3人分)
£55.00

レストラン・データ
店名 Bedford & Strand
住所 1A Bedford Street London WC2E 9HHmap
TEL 020 7836 3033
最寄り駅 Charing Cross
営業時間 月~金12:00~0:00 / 土17:00~翌1:00
 

COCOON

6 December 2007 vol.1125

外から見ると一瞬、「一般人はお断り!?」というほど"お高い" 感じのするエントランスをちょっとドキドキしながら抜けると……。そこは、ピカデリー・サーカスの喧騒とは別世界のオトナな空間。効果的な明るさの照明は女性をきれいに見せてくれそうだし、空間デザインは「これでもか!」というほどスタイリッシュ。実際、そのインテリアは数々の賞を受賞しているようで、なんだか素敵な恋でも生まれそうな雰囲気です。

フードはアジア各国の料理を巧みに組み合わせて、見た目も華やかに繰り広げられるフュージョン料理。お値段はいかほどに? とメニューを広げると、意外にもリーズナブルでスターター£3.25~、ディム・サム£5.75~、メイン£9.50~と手の届く範囲です。

なかでもおすすめは、ランチ・タイムのBento Box(£13.50~)。ソフトシェルクラブ、サーモンやマグロのお刺身、ぷりぷりの餃子、巻き寿司など、四角い箱にあれもこれもと詰まっていて、まるで食べる宝石箱! 眺めているだけでわくわくしてくる豪華さに、お弁当ならではの幸せ感に包まれます。また、Yellowtail sashimi(£15.00)は、シャキシャキのエンドウをハマチのお刺身で包み、ホワイト・トリュフを散らしたスタッフの一押しですが、ハマチにホワイト・トリュフを組み合わせてしまうセンスが斬新。日本人なら思いつかないアイデアも、英国シェフの手にかかれば、こんなにもヨーロピア~ンな味に生まれ変わってしまうとは!

豪華なBento Boxは3種類から(ランチタイムのみ)   スタッフ一押しの「Yellowtail Sashimi」


デザートも充実。写真は「Pandan Bluberry Banana Souffle」   マグロを荒く刻んだ上にポーチ・ド・エッグを乗せ、わさびドレッシングでいただく「Tuna Tartare」

suka夜は夜でさらにムードが高まりそうなここ、木・金・土はレイト・ナイトとして午前3時までオープン。11時を過ぎたらどこも行くところがなくなってしまう(!?)ロンドンにおいて、これはうれしい発見ですね!



bill
Tuna Tartare, wasabi dressing
£10.50
Yellowtail sashimi with white truffe
£15.00
Beef & Foie gras gyoza
£7.50
Bento Box
£15.00
Pandan Blueberry Banana Souffle
£9.00
TOTAL(2人分)
£57.00

レストラン・データ
店名 COCOON
住所 65 Regent Street London W1B 4EAmap
TEL 020 7494 7600
最寄り駅 Piccadilly Circus
営業時間 月~金12:00~15:00 / 17:30~翌1:00
(木・金・土の夜はレイト・ラウンジで3amまでオープン)
土17:00~翌1:00
 

SUKA

22 November 2007 vol.1123

普段の食事は簡単にすませるけど、たまにはちょっとおしゃれして特別感を味わいたい? それならここ、SUKAはいかがですか? 五つ星ホテルのサンダーソン・ホテルにあるモダン・マレーシアン・レストランで、料理のレベルの高さはもちろん、その空間やインテリアはさすがは一流ホテルの洗練度。そこにいるだけでピシッと背筋がのび、心地いい緊張感を味わえます。もちろんスタッフのサービスも最高で、まるでビップかスターかにでもなった気分!

ビーフ、ラム、チキン、フィッシュ、ベジタブルまで、幅広くカバーしたメニューは、「本格的なマレーシア料理を、ヨーロピアンをはじめ世界中の人に楽しんでもらいたい」という思いでモダンにアレンジ。とはいえ、あくまでも基本に忠実に、素材の旨みをしっかり活かしながら、豊富なスパイスを効かせたエキゾチックな味わいを楽しませてくれます。とくに、「これが今一番のおすすめ」といって出してくれた「TERLAGI-LAGI」(£15.00)は、新鮮なカニをちょっぴりスパイシーなソースにからめていただく豪勢な一品。殻付きのまま出てくるのですが、ソフトシェルなので丸ごと食べられ、一度で病みつきになりそう。また、前菜としても最後のお口直しとしてもぴったりなのが「SPICED WATERMELON SALADA」(£6.00)。見た目的にも味的にも、スイカをこんなに上品にアレンジしてしまうとは! の感動に出会えます。

SUKA
当店のおすすめTERLAGI-LAGI £15.00   シャキシャキッとした食感と自然の甘味がたまらないスイカのサラダ £6.00

SUKA
(左)ココナッツ・ミルクと東南アジアのスパイスに漬けたビーフをじっくり煮込んでカレーにしたBEEF ENDANG. (右)南国ムードたっぷりのキゥイ・カクテルの他、ピリリと刺激的なチリ・カクテルなども

suka料理、雰囲気、サービス、どれをとっても申し分のないレベルで、セレブリティもお忍びで訪れるというここ、なんでも「毎晩、誰か来ている」そうなので、誰に出会えるかお楽しみ! ちょっと敷居が高いかしら? なんて心配な人は、まずはお得なセットもあるランチ・タイムに出かけてみてはいかが?

bill
SPICED WATERMELON SALAD
£6.00
TERLAGI-LAGI
£15.00
BEEF RENDANG
£13.00
KIWI COCKTAIL
£9.50
TOTAL(1人分)
£43.50

レストラン・データ
店名 SUKA
住所 50 Berners Street, London W1T 3NGmap
TEL 020 7300 1444
最寄り駅 Oxford Circus/Tottenham Court Road
営業時間 ランチ12:00~14:30
ディナー5:30~0:00(月~水) / 5:30~0:30(木~土)/ 5:30~22:30(日)

New Years' Eve Party
イモディスティ・ブレイズが来店! 英国で話題のパフォーマーによるステージ
豪華ディナー、DJライブで盛り上がるニューイヤーズ・イヴ・パーティに行こう!
チケット好評発売中: £100
詳細: 020 7383 362 予約: 020 7300 1444

 

EL BLASON

25 October 2007 vol.1119

ロンドンにスペイン料理数あれど、ここ一番! と言われれば、どのお店を挙げますか? 今回紹介するのは、そんなベスト・オブ・スパニッシュと言っても過言ではない究極の1軒。なんと、スペインの王様御一行もご来店!

といっても、そう、ラテンの国スペインですから、堅苦しい雰囲気はありません。スタッフのノリもよく、さっそく、日本でも大人気となった生ハムの特上品、「イベリコ」を目の前でスライスしてくれました。これは、スペイン西部地方でのみ飼育される黒豚で、うす~いそのお肉は、霜降り状! 口の中に入れたとたん、とろけるような美味しさに食べ切ってしまうのがもったいないほどです。そして、その感動も覚めやらぬうちに出てきたのは、地中海の車エビ。カタラン料理には欠かせないコールド・アリオリソースをつけていただくと、ひやっと冷たい口当たりの中で、はじけるようなエビの食感と風味が広がって、もうたまりません!

極上の舌触りは、まるで肉のトロ!一度この味を知ると、もう他の生ハムが食べられないかも!?   まだ生きているかのように新鮮なロブスターは、地中海から直送。一緒にサーブされるアリオリ・ソースは、ガーリック・マヨネーズ味

さらに続いては、これぞ当店自慢のスペシャル・メニュー、ベビー・ラムが登場しました。なんでも、生後6カ月未満のラムを食べるのは英国では法律で禁止されているそうで、本国スペインから輸送。そう、めったやたらにお目にかかれない逸品なのです。若いだけに臭みがなく、これまた頬が落ちそうなほど柔らかい。最後は、赤、黄色、オレンジと目にも鮮やかな元気カラーがまたもや食欲をそそるパエリアで締めくくり。程よい歯ごたえのライスの上に、エビやイカ、貝などのシーフードとチキンがゴロゴロと入っていて、ボリュームたっぷり。大満足のコースとなりました。


パエリアの注文は2人前からOKだが、日本人女性なら4人でも十分のボリューム   ミルクしか飲んでいない、生まれて間もない子羊の肉。独特のクセもないので、ラムはちょっと苦手という人にもおすすめ!

実はここ、日本人の美食家の間では、ひそかに有名。人が人を呼び、今では「お客さんの6割は日本人」とか。タパスでは50種以上のディッシュ(£3.50~)が楽しめ、ランチもあり。グループで来るといろいろ試すことができて絶対おすすめですよ!

bill
The King of Spanish Ham
£24.80
Mediterranean Prawns
£12.80
Spanish Baby Sudding Lamb
£26.50
Paella Tradicional
£33.00
TOTAL(3人分)
£97.10

レストラン・データ
店名 EL BLASON
住所 8-9 Blacklands Terrace London SW3 2SPmap
TEL 020 7823 7383
最寄り駅 Sloane Square
営業時間 月~土12:00~15:00 18:00~23:00 / 日・バンクホリデー休
 

AUBAINE

11 October 2007 vol.1117

フランス料理と聞くと、ちょっと敷居の高い感じがして扉を開けるのもドキドキ? そんな人たちに「行き着けフレンチ」としておすすめしたいのが、この春オープンしたオベンヌ2号店。有名セレブたちもさっそく訪れているという注目のスポットです。

「グッド・イブニング」と陽気な笑顔のスタッフが案内してくれた店内は、落ち着きと洗練がさりげなく調和し、ゆっくりディナーを楽しむのに最高の雰囲気。さっそくスタッフ自慢のメニューをオーダーすると、まず運ばれてきた前菜に感激しました! 牛肉のカルパッチョ(£10.50)は、これまでどこで食べたカルパッチョよりも美味しい。それもそのはず、なんとこれ、白トリュフ・オイルを隠し味に使っているのだとか。また、一瞬、トロ? と思うような赤みの魚は、実はスコットランド産のサーモン(£8.50)で、独自の方法でマリネにしているとのこと。これも珍味!


白トリュフ・オイルの隠し味が効いた牛肉のカルパッチョ   色鮮やかなサーモンはホースラディシュ・クリームとご一緒に

その他どれを取っても、さすがはフレンチ! という粋な技が効いていて大満足したにもかかわらず、そう、デザートは別腹なのです。しかも、12種類ものスイーツ(£3.95~)を目の前にズラリと並べられるのだから、この誘惑に勝てるはずがありません。なかでも今回選んだラズベリー・タルトは、口に入れた瞬間、思わず「美味しい!」と笑顔満開。甘酸っぱいラズベリーとサクッとしたタルトの香ばしさが生み出す、えも言われぬ魅惑のハーモニーに、しばし無言で一気に食べ切ってしまいました。


12種類のスイーツ(£3.95~)   見た目がアートなフレンチ・ペイストリーはお味も一級品

この辺りは観光客対象のお店が多いと思っていたけど、こういった実力派ビストロがあるなんて、これはうれしい発見。毎日楽しめるランもあるので(£9.50)、ぜひ友達を誘って出かけたいですね!

bill
Salade Aubaine
£8.55
Filet de Saumon Gravadlax Creme
£8.50
Carpaccio de Boeuf
£10.50
Filet de veau roti aux Champignons
£17.50
Selection of Patisseries x2
£7.90
Cappucinox2
£4.80
TOTAL(2人分)
£57.75

レストラン・データ
店名 AUBAINE
住所 4 Heddon Street London W1B 4BSmap
TEL 020 7440 2510
最寄り駅 Oxford Circus / Piccadilly Circus
営業時間 レストラン: 8:30- 23:00
バー: 17:30-23:00
日曜定休
WEB www.aubaine.co.uk
 

ニュー・ワールド

6 September 2007 vol.1112

ちょっと小腹がすいたときにぴったりの選択が、飲茶。小籠包や餃子、炒飯など、数々の点心をのせてテーブルまで回ってくるトローリーを目の前に、「これとそれ。あ、これも美味しそう!」なんて選ぶ瞬間は、回転寿司にも似ていてワクワクします。つい欲張ってたくさん取ってしまうのですが、とくに、ここニュー・ワールドの点心は、欲張りがいがあるほどの絶品なのだから仕方ありません! どれを取っても、具がいっぱい詰まっていてプックリ。なかでも、「蝦餃」や「賣」(各£2.60)などは、噛んだ瞬間のプリプリとした大きな蝦の食感が最高。しかも、ピリ辛のお味噌をつけると、蝦の甘味が一層引き立つから何個でも入ってしまいます。


広東省の家庭土鍋料理「水煮牛肉」。牛肉の他に、ラム、鶏肉での注文も可能   お馴染みのエビチリ「茄汁千煎蝦碌」。蝦の甘味が見事に活かされた一品

そして、同店自慢の一品が、広東省の家庭料理「水煮牛肉」(£8.50)。牛肉と野菜を香辛料の効いたスープで煮込んだ土鍋料理です。ニンニクとニンニクの芽もたっぷり入って、スタミナ満点。口の中で、柔らかな牛肉とシャキシャキの新鮮野菜がそれぞれの素材の持ち味を主張。それを引き 立てるかのように包み込むさっぱりとしたお醤油味のスープの美味しいこと! しかも、後からジワジワと口に広がる火を吹くような辛味が、すかさず次なる一口を誘います。汗をかきかき、口をフーフーさせながらも、大きな土鍋の中身はアッという間に空っぽに。これでご飯が一緒ならさらに幸せ! 誰の顔にも満面の笑顔が浮かぶ「幸せ料理」の数々に惹かれ、また訪れたくなる、食道楽の穴場です。


ちんげん菜とキノコの炒め物「百靈茹菜膽」   「福州炒飯」。炒飯の上に乗ったお醤油味仕立ての蝦、イカ、ダック、アスパラガスの旨味がご飯に染み込んで絶品

 
レストラン・データ
店名 NEW WORLD
住所 1 Gerrard Place, London W1D 5PA map
TEL 020 7734 0677
最寄り駅 Leicester Square駅
営業時間 月~土11:00-23:45, 日11:00-23:00
Budget £12~
 

レインフォレスト・カフェ

16 August 2007 vol.1109

おしゃべりに花を咲かせながら食事をしていると、いきなり雷が鳴ったり、稲妻が光ったり……。ここはレストラン? それともテーマ・パーク? そんな楽しさ満点のスポットが、レインフォレスト・カフェです。1992年に米国で誕生し、今や世界53店舗に広がる人気ぶり。熱帯雨林をテーマに様々な演出でアマゾンを再現した店内では、ゴリラや象、モンキーなど、お茶目なキャラクターたちが出迎えてくれます。

肝心のお料理は、とメニューを見ていると、その名もずばり「ジャングル・ブルスケッタ」(£4.95)という気になる一品を発見! これが、さぞや大胆な料理なのかと思いきや、いい意味で期待を裏切る繊細さ。カリッと焼いたパンの上に刻みトマトを乗せてガーリックとバジルのオイルで味付けしたもので、甘さと爽やかさの絶妙なさじ加減がたまりません。

焦げ目のついた鶏肉が食欲をそそるAztec Chicken。美味なるソースで7ozのボリュームもペロリ   トマト本来の自然の旨みもしっかり味わえるJungle Bruschettaは、スターターとして最適

また、ロンドン限定のメニューが「メキシコ風エビサラダ」(£12.80)。車エビ、インゲン、トマト、アボカド、ロケットなど具だくさんがうれしく、目にも鮮やかでヘルシー。もう1つのロンドン限定は、香ばしいチキンをクリーミーなポルチーニ・ソースと、とろりと溶かしたヤギのチーズでいただく「アズテック・チキン」(£13.50)。ボリューム満点で、こちらもかなり高得点です。


ごろごろと入った車エビが贅沢な Mexican Prawn Salada   花火が上がる! 当店目玉のビッグ・パフェ。1人では食べきれない量なので2人以上での注文がおすすめ 

素材は可能な限りオーガニックにこだわり、様々なアレルギーに対応した特別メニューも充実とのこと。そんな気配りはスタッフの親切な応対にも感じられ、何をとっても、「来てよかった」と笑顔になるレストランです。

レストラン・データ
店名 Rainforest Cafe
住所 20 Shaftesbury Avenue, London W1D 7EU map
TEL 020 7434 3111
最寄り駅 Piccadilly Circus駅
営業時間 月~木 12:00-22:00, 金 12:00-20:00
土 11:30-20:00, 日 11:30-22:00
(土曜日は予約を入れるのが望ましい)
Budget £20~
WEB www.therainforestcafe.co.uk
 

ラ・テリエ

9 Augustr 2007 vol.1108

 

オープン・キッチンを囲むカウンター席。料理人の見事な手さばきに思わず見入ってしまいます。

フランス料理の概念を覆すような創造性あふれる料理を出すレストラン、ラ・テリエがレスター・スクエア駅から徒歩3分程の所にあります。路地を一本入った場所にある同店は、一瞬にして都会の喧騒を忘れさせてくれる静寂感に包まれた不思議な空間。値段は決して安くないものの、お昼時も優雅に食事を楽しむビジネス・マンやミセス達で賑わっています。

オープン・キッチンを囲むカウンター席で、調理の実演を観賞しながらの食事は乙なもの。スペイン産の食材を多く使用していることもあってか、それを象徴するかのようにキッチンに陣取ったスペインの生ハムJamónの固まりが食欲をそそります。あれもこれも食してみたいので、Small Tasting Dishesの中からシェフおすすめの料理を注文しました。


(左)海老を薄いパスタで包んで揚げたもの。バジル・ソースがシソの味に似ていて天ぷらの様
(中)キャビア入りテリーヌとトマト・ソースの旨味が互いに引き立て合い絶品の味。
揚げた茄子に乗せてもバケットに絡ませても美味 (右)眼で楽しみ食べて満足の一品「La Lisette」

まず運ばれて来た「La Lisette」(£10)に、「わぁ、綺麗!」と隣席のお客さんまでもが感嘆の声。鯖のペーストを乗せ、軽く焼いた薄いタルトにパルメザン・チーズとオリーブを乗せた料理。和風の食器に盛られたそれは、日本の会席料理のように繊細で、お皿に描いた絵画のよう。最初は崩さないようにと少しずつナイフを入れていたけれど、鯖というよりアンチョビに似た味がハンガリー産の白ワインとあまりにも相性が良いものだから、あっという間にお皿は真っ白に。

そして、とっておきの一品は夏野菜とキャビアの旨味が器いっぱいに満ちたテリーヌ「L'Aubergine」(£12)。軽く燻製にしたキャビアが微かに辛味を感じるトマト・ソースに溶け込んだ瞬間の味は絶品! うん! 型破りな発想の料理の美味しさに、思わず唸ります。

 
レストラン・データ
店名 L' ATELIER de Joël Robuchon
住所 13-15 West Street, London WC2H 9NE map
TEL 020 7010 8600
最寄り駅 Leicester Square/Tottenham Court Road
営業時間 Lunch: 月~日12:00-15:00,
Dinner: 月~土17:30-24:00, 日17:30-22:30
Budget £40~
WEB www.joel-robuchon.com
 

Thai PotThai Pot

19 July 2007 vol.1105

Thai Potタイ料理と聞くと、ナンプラーの独特な風味が好きになれないという方もいるかも知れません。そんな中、誰の味覚にも合う味を追求しているのがタイ・ポット。チャリング・クロス駅近くに位置し、その周辺で働くサラリーマンにも大人気のタイ料理店です。店内に一歩足を踏み入れた瞬間、家庭にでも帰ったような安らぎ感を覚えるから不思議。その理由はきっと、店員の優しい笑顔にあるのかも知れません。

Toong Tongお腹がペコペコの時はまず、スターターとして海老と鶏肉の入った揚げシュウマイToong Tong(£5.25)を海老の風味が効いた甘辛ソースに潜らせ頂くのがお薦め。メイン料理が運ばれるまでの空腹をしのいでくれる一品です。

Yam Nua サイド・ディッシュには焼き牛肉のサラダYam Nua(£7.25)を。厚切りのジューシーな牛肉にたっぷりの野菜を、レモン汁と魚醤(ぎょうしょう)にニンニク、タイ・ハーブを合わせたピリ辛ドレッシングで和えたもの。焼き肉の香ばしさを生かす微かな酸味との絶妙な味の組み合わせは、ビールとの相性が最高! ついつい飲酒量が進んでしまうのが悩みかも。

Pla Rard Prinkメインは魚料理のPla Rard Prik(£8.50)を注文。控えめな甘醤油味にニンニクと唐辛子のアクセントが、淡白な味の鮭を見事に生かした逸品。上に乗った魚のクリスプスも脇役として香ばしさをしっかりと演出しています。そして、最後に欠かせないのがカレー。

Gang Ped今回はチキン・レッド・カレーのGang Ped(£6.75)を注文。真っ赤なスープは、一見していかにも辛そう。でも、ココナッツ・ミルクが辛味を優しく包み込み、そのマイルドさが更に食欲をそそる大満足の味!

Thai Pot
 
レストラン・データ
店名 Thai Pot
住所 1 Bedfordbury Covent Garden London WC2N 4BP map
TEL 020 7379 4580
最寄り駅 Charing Cross駅
営業時間 月~土12:00-15:00, 17:30-23:15
Budget £12
WEB www.thaipot.co.uk
 

3 May 2007 vol.1094

英国で食べるパスタはいつも茹ですぎ……この常識を覆してくれるのが、ここチャオ・ベッラ。淡いブルーの配色で統一された店内には、往年の映画スターのポスターや、イタリア各地のワインがずらりと並んでいる。ワインの充実したレストランはお値段も高級なのでは?と、そんな心配はご無用!ラッセル・スクエアからほど近いこのイタリア料理店は、旬の食材を使ったこだわりの料理が手軽に楽しめる、アットホームなレストランだ。

早速、定番の人気メニューというスターターをオーダーしてみる。「Funghi Dorati」(£3.30)は、マッシュルームにリコッタ・チーズとほうれん草をギッシリと詰め込み、カラリと揚げた一品。コロコロとした小ぶりな見た目が可愛らしい。また、季節のスターター「Asparagi Alla Parmigiana」(£7.80)は、アスパラのソテー。パルメザン・チーズとバターの濃厚な風味が、アスパラの甘味をしっかりと引き立てている。こちらは4月のメニューだが、毎月変わる季節メニューを、常連さんも楽しみにしているそう。

 続いては、肝心のパスタ。「Spaghetti al Cartoccio」(£9.70)は、エビやイカ、アサリなどの魚介類がたっぷり使われたシーフード・パスタで、トマト・ソースとホワイト・ソースから選ぶことができる。ユニークなのは、このパスタはペーパー・ラップに包まれて運ばれてくること。店員さんが馴れた手つきでパスタをお皿へ移すと、湯気とともに潮の香りがフワっと立ちのぼる。湯で加減はもちろんアルデンテ。魚介のエキスが染み込んだソースが、パスタとよく絡みあう。

チャオ・ベッラのお勧めはパスタだけに留まらない。メイン料理「Gamberoni Piccanti」(£13.50)は、プリプリのエビをピリカラに味付けし、ワインとよくマッチする一品。また骨付きラムのソテー「Agnello Alsassi」(£13.50)は、臭みもしつこさもなく、お肉もとっても柔らか。口の中に肉汁が広がり、至福の瞬間を味わえるはず。

このお店では、カルパッチョや魚介のリゾットなど、シーフード・メニューが充実していて、日本人には嬉しい限り。季節メニューで旬の味覚を刺激するもよし、定番メニューでお気に入りの味を楽しむのもよし。どちらにしても、常連の仲間入りをしたくなりそう。

Text: Emiko Takeuchi Photo: Hiroko Ohara

レストラン・データ
店名 Ciao Bella
住所 86-90 Lamb's Conduit Street, London WC1N 3LZ map
TEL 020 7242 4119
営業時間 月~土 12:00-23:30、日 12:00-22:30
Budget £15~
最寄り駅 Russell Square駅
WEB www.ciaobellarestaurant.co.uk
 
<< 最初 < 1 2 3 4 5 > 最後 >>

Dr 伊藤クリニック, 020 7637 5560, 96 Harley Street 24時間365日、安心のサービス ロンドン医療センター お引越しはコヤナギワールドワイド 日系に強い会計事務所 Blick Rothenberg

JRpass totton-tote-bag