ロンドンに暮らしていてありがたいことの一つは、実にお手軽に様々な国の料理がいただけること。ケバブに中華、インドにベトナムと、街を見渡せばそこここに各国料理が溢れ、既に行きつけのお店がある人も多いかもしれない。けれど今回は、そんな各国料理レストランの中でも、少々レアめの知る人ぞ知る名店に絞ってご紹介。新しい味との出会いに期待して、さあ、街に繰り出そう!
フォンデュでほっくり、和気あいあい
St. Moritz

温かみのある木のドアを押して入ると、店内いっぱいにチーズの香りが広がり、赤いランプに照らされたテーブルと陽気なチロル音楽に、寒さにかじかんだ体が一気にほぐれていく。温和なオーナー、アーミンさんがオープンして36年、ロンドンで一番古いスイス料理レストランとして、愛され続ける存在だ。
定番料理のフォンデュは、通常2人前が基本だが、ここではメニューのうち3種類が1人前からサーブ可能ということで、チーズ・フォンデュ「モティ・モティ」と、ビーフのオイル・フォンデュにトライ。前者にはパンとジャガイモ、後者には7種類のソースが付いて、量、味ともに飽きないよう工夫されている。 付け合わせにお勧めされた千切りポテトの揚げ焼き、「レシュティ」(3.50ポンド)も自慢の一品で、カリッとした香ばしさが後を引く、危険なおいしさだ。
周りを見渡すと、会話を弾ませるグループや親密そうなカップルなど、鍋を囲む笑顔はどれも居心地100点満点といった様子。これからの季節、心底暖まりたいときにぜひ。
写真)Fondue moitié-moitié £15.60(2人前)、Beef Oil Fondue£21.95(2人前)
| 店名 | St. Moritz |
|---|---|
| 住所 | 161 Wardour Street W1F 8WJ |
| TEL | 020 7637 3347 |
| 営業時間 | 月〜金 12:00-15:00、18:00-23:30 土 18:00-23:30 日休 |
| アクセス | Tottenham Court Road/Oxford Circus 駅から徒歩5分 |
| Website | www.stmoritz-restaurant.co.uk |
取材:Miki Yamanouchi
エネルギー・チャージに、豪快なアメリカン・バーベキュー
Bodean’s

ランチ・タイムには行列ができる、活気溢れる50年代風アメリカン・ダイナー。オーク・チップを使い、直火でじっくり焼き上げたバーベキューが自慢だ。1階はデリ方式で、左手奥のカウンターで注文と支払いを済ませたら、右手に移動して頼んだ品を手渡してもらうシステム。地階は、背の高いブースが並ぶ落ち着いた雰囲気のレストランとなっている。各テーブルに置いてある特製ソースを付け足しながら、大人気のハンバーガーやリブに思いっ切りかぶり付こう。
バラエティーに富んだ肉料理が楽しめるのは、2人前から頼める
「ミート・プラッター」。コールスローやフライド・ポテトも付いて、がっつり食べたいときにもってこいだ。6種類の肉からなるこのプレートには、骨付きの巨大な「ジェイコブズ・ラダー」
(牛の腹あばら肉)、甘みのある「ベビー・ポーク・リブ」、柔らかくてジューシーな「プルド・ポーク」(豚肩肉のほぐし身)など、こだわりの部位が勢揃い。味わいの違いを楽しもう。
写真)Meat Platter for Two £19.95
| 店名 | Bodean’s |
|---|---|
| 住所 | 10 Poland Street W1F 8PZ |
| TEL | 020 7287 7575 |
| 営業時間 | 月〜土 12:00-23:00 日 12:00-22:30 |
| アクセス | Oxford Circus駅から徒歩8分 |
| Website | www.bodeansbbq.com |
取材:Miki Yamanouchi
エリトリア名物のもちもちパンにトライ
Mosob Restaurant

1990年代に隣国エチオピアから独立したエリトリア。その家庭料理を提供する、家族経営のレストランがこちら。古くは「スパイス・コーナー」と呼ばれたスパイスの交易地だけあり、パプリカやジンジャーなど数多くのスパイスをふんだんに使ったメニューが特徴だ。
主食は、「インジェラ」と呼ばれる厚みのあるクレープ状のパン。右手だけを使って少しずつちぎり、ラムの煮込みや生でいただけるビーフ、ほうれん草のオリーブ・オイル炒めなど、好みのメニューを包んでいただくのが伝統的なスタイル。それらが一同にプレートに盛り付けられた様子は、色鮮やかで見た目にもゴージャスだ。
カジュアルな雰囲気のテーブル席のほか、22人まで収容可能で、貸切りもできるラウンジもあるので、パーティーにも最適。フランスやオーストラリア産のワインなどを始めとしたアルコール類はもちろん、スパイスたっぷりの紅茶(1.75ポンド)など、ユニークなドリンク・メニューにも挑戦してみて。
写真)Qategna(チリ風味のインジェラ)£3.50〜、Zigni(中央のラムのシチュー)£8.95、Kitfo(手前右のビーフ)£8.95、Bebe'ainetu(シェフお勧めの野菜料理)£8.95など
| 店名 | Mosob Restaurant |
|---|---|
| 住所 | 339 Harrow Road W9 3RB |
| TEL | 020 7266 2012 |
| 営業時間 | 月〜金 18:00-24:00 土日祝 15:00-24:00 |
| アクセス | Westbourne Park駅から徒歩5分 |
| Website | http://mosob.com |
取材:Hiroko Yabuki
歴史を見守ってきた伝説のハンガリアン・レストラン
The Gay Hussar

賑やかなチャリング・クロス・ロードから一歩入ると、打って変わって落ち着いた雰囲気を醸すグリーク・ストリート。そこに、ハンガリー料理レストランとして重鎮の趣で店を構えるのが「ゲイ・ハッサー」だ。店名は、「ハンガリー軍の騎士」という意味。1956年に創業後、詩人T.S.エリオットなどの文芸人を引き付け、やがて労働党の知性派左翼が常連となる。多くの政変構想が練られたのもここ。
室内を見渡すと、壁には風刺漫画家による政治家ポートレートが並び、本棚には彼らの自伝本がサイン入りで収められている。食事も長年愛されるメニューがずらり。キャベツの肉包みは、ゆっくり煮込まれた優しい味を、サワー・クリームの酸味とベーコン & ソーセージの塩気が引き立てる。前菜のニシンのマリネ(5.25ポンド)は、脂の乗った大きな切り身がワインと良く合い、すんなり胃袋に収まってしまう。他にも、煮込みシチューの「グヤーシュ」や子牛肉のカツレツなど、東欧のソウル・フードが堪能できる。
写真)Stuffed Cabbage -Prime Minced Pork, Sauerkraut, Sausage & Bacon £13.50
このお店は閉店しました。
| 店名 | The Gay Hussar |
|---|---|
| 住所 | 2 Greek Street W1D 4NB |
| TEL | 020 7437 0973 |
| 営業時間 | 月〜土 12:15-14:30(ラスト・オーダー)、 17:30-22:45(ラスト・オーダー)日休 |
| アクセス | Tottenham Court Road駅から徒歩3分 |
| Website | www.gayhussar.co.uk |
取材:Miki Yamanouchi
見た目も素敵なオープン・サンドで北欧の味を満喫
Scandinavian Kitchen

「忙しいロンドンの人たちに、友達や家族とテーブルを囲んで、おいしい北欧の家庭料理を楽しんでほしい」。そんな思いから、北欧出身のカップルが3年半前にオープンしたカフェ。真っ赤な外壁が目を引く、モダンでカジュアルな雰囲気の店舗は、コーヒー豆やジャム、チーズ、北欧特有のクラッカー状になった乾燥パンなどの加工食品のほか、料理本も取り扱う充実したデリを兼ねている。
イート・インの常連客に一番人気があるのは、ライ麦パンで頂くオープン・サンドだ。トッピングは常時25~30種類ほどが用意され、スモークド・サーモンやニシンといったおなじみのシーフードを筆頭に、野菜やお肉系も揃う。スウェーデン料理として広く知られるミート・ボールやノルウェー産のサラミなど、各国を代表する食材が満載で、気軽に北欧の味を満喫できるのがうれしい。1月からは、野菜やベリー類をふんだんに使った新メニューのブレックファストも登場するので、ぜひお試しあれ。
写真)Smörgåsbord(オープン・サンド) £5.25(3種類) £8.25(5種類)
| 店名 | Scandinavian Kitchen |
|---|---|
| 住所 | 61 Great Titchfield Street W1W 7PP |
| TEL | 020 7580 7161 |
| 営業時間 | 月〜金 8:00-19:00 土 10:00-18:00 日休 |
| アクセス | Oxford Circus駅から徒歩3分 |
| Website | www.scandikitchen.co.uk |
取材:Hiroko Yabuki
黒海フードのメッカはアーティストたちにも人気
Little Georgia

東ロンドン地区、ケンブリッジ・ヒース駅から少し歩いた静かな住宅地の中に、一際目を引くおしゃれな外観の店がある。多国籍なロンドン・レストラン界においても珍しい、グルジア料理専門店だ。なじみがないだけに、どこか謎めいた印象のあるグルジア料理だが、日本人にとっては意外と親しみやすい味付けで、その上ヘルシー。特に同国を代表する食材の一つでもあるヨーグルトは、キャベツとビート・ルートのスープ(4ポンド)やフルー ツ・サラダ(3.75ポンド)など、数多くのメニューに使われている。
日中は、グルジア名物の揚げパン風パンケーキが豊富なカフェとして重宝されるが、ディナー・タイムには、前菜と週代わりのメインが楽しめるアットホームなレストランに早変わりする。ずらりと並ぶアンティークの電話やシックなソファー、さりげなく飾られたアートなどは、オーナーがグルジアから買い付けたもの。個性的な空間を作り出していて、地元のアーティストたちが数多く訪れるというのにも納得だ。
写真)Aladzi(グルジアン・パンケーキ)£4
| 店名 | Little Georgia |
|---|---|
| 住所 | 87 Goldsmith's Row E2 8QR |
| TEL | 020 7739 8154 |
| 営業時間 | 月 9:00-18:00 火〜日 9:00-18:00、19:00-22:00 |
| アクセス | Cambridge Heath駅から徒歩10分 |
取材:Hiroko Yabuki
緑を眺めながら繊細なレバノン料理を
Fakhreldine

磨き上げられた黒石の階段を上ると、グリーン・パークが目の前に見渡せる、光に溢れたダイニング・エリアが広がる。レバノン料理と言えば、やはり串焼き。そしてつまみながら楽しめる「メッツェ」と呼ばれる前菜だ。2人前から頼めるセット・メニューは、お勧めのメッツェを少しずつ、たくさん味わえるようになっている。ピタパンや野菜スティックに付けて食べる、滑らかなナスのピューレやヒヨコ豆のフムス、スパイシーでパンチがあるラムのソーセージなどを楽しんだら、新鮮なパセリとミントの風味が爽やかなサラダで口中をリフレッシュしよう。
串焼きのラムは絶妙の焼き具合で、柔らかくジューシーな仕上がり。締めは、アラブの一口パイ菓子「バクラバ」に、大盛りのフルーツ、コーヒーと、ボリュームたっぷりなので、このセットはゆっくりできる日のランチやディナーにお勧めだ。スタイリッシュなバーや、クッションを重ねた居心地の良いラウンジは夜に立ち寄りたい。
*閉店しました
写真)Set Menu, Mezze8 for Two £38
| 店名 | Fakhreldine |
|---|---|
| 住所 | 85 Piccadilly W1J 7NB |
| TEL | 020 7493 3424 |
| 営業時間 | 月〜土 12:00-24:00 日 12:00-23:00 |
| アクセス | Green Park駅から徒歩3分 |
| website | www.fakhreldine.co.uk |
取材:Miki Yamanouchi
シティで人気のブリトー店がブリック・レーンに登場
Daddy Donkey

ここ最近、ロンドンに旋風を巻き起こしているメキシカン・フード。中でも、シティのオフィス・ワーカーの間で話題を呼んでいた移動式ブリトー店が、満を持してブリック・レーンにお目見えした。注目すべきは、そのボリューム。コリアンダーが利いたライスなどの具材をたっぷりと包み、十分メイン料理になる大きさだ。
定番メニューは2種類あり、「ダディーD」はブラック・ビーンズを、「ファヒータ」は玉ねぎなどの野菜を使っているのが特徴。それぞれライス、肉の種類(チキン、ビーフ、ポーク)、サラダの内容などをチョイスして好みの一本をカスタマイズすることができるほか、野菜のみの完全ベジタリアン・ブリトーにすることも可能。サルサは3段階の辛さのレベルがあり、辛いものが苦手な人にはライムたっぷりのマイルド・サルサがお勧めだ。できたてをオープン・エアのテーブル席でいただけば、体はポカポカ、お腹はいっぱい。冬の寒さや買い物疲れも吹き飛ぶはず。
写真)Fajita(チキン)£5.50
*住所が変わりました。詳細はウェブサイトをご参照ください。
| 店名 | Daddy Donkey |
|---|---|
| 住所 | Elys Yard (The Old Truman Brewery) Hanbury Street E1 6QL |
| TEL | 020 7404 4173 |
| 営業時間 | 月〜金 11:00-16:00 土日 11:00-18:00 |
| アクセス | Liverpool Street駅から徒歩5分 |
| website | www.daddydonkey.co.uk |
取材:Hiroko Yabuki
ヘルシーでリーズナブルなエジプト料理の穴場
Ali Baba

地下鉄ベーカールー線マリルボーン駅から程近い、閑静な住宅街に店を構えて30年あまり。一見どこにでもある中東系レストランのような店構えとは裏腹に、エジプト料理店のパイオニア的存在として、知る人ぞ知るレストランだ。ここ数年、値上げを一切していないと店主が話す通り、前菜やスイーツは2.50ポンドから、メインでも6ポンド程度と、気負わずに通える良心的な価格帯となっている。
ねばねばとした質感が特徴の煮込み料理「モロヘイヤ」(6ポンド)や、ジューシーな骨付きラム肉を堪能できる「スペシャリティ」(6.50ポンド)など、ボリュームたっぷりの料理の数々は、どれもマイルドな味付けで、ライスとの相性も抜群。野菜を使ったメニューも充実していて、特に刻みパセリとミントがいっぱいのサラダやまったりとしたフムスは、軽くても奥の深い味わいに、ついお代わりを頼んでしまったほど。深夜までオープンしている上に、ほぼすべてのメニューが持ち帰り可能というフレキシブルさも魅力だ。
写真)Tabbouleh(パセリとミントのサラダ)£3.50、Humos £3
| 店名 | Ali Baba |
|---|---|
| 住所 | 32 Ivor Place NW1 6DA |
| TEL | 020 7723 7474 |
| 営業時間 | 月〜日 12:00-24:00 |
| アクセス | Marylebone駅から徒歩5分 |
取材:Hiroko Yabuki
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パン柄トートバック販売中




炊飯器で炊く場合は、
形は日本米に近い、丸みを帯びたお米です。粘り気があり、味も日本米に近く、英国ではライス・プディングを作る際に使われます。これを利用すればおいしい雑炊やお粥も作れるので、私たち日本人にとっては強い味方です。お米といえば、糖質やたんぱく質が主な栄養素ですが、実はビタミン、ミネラル、食物繊維なども微量ながら含まれています。


いわゆる蕪(かぶ)のことです。よくスーパーで見かけるのは、上半分が紫色で下半分が白いものが多いですが、お日様にあたった部分が紫色になっています。この根菜、実はビタミンCが豊富。また、蕪に含まれているジアスターゼ(でんぷん消化酵素)のお陰で、蕪の煮物は、胃の調子が良くないときなど、優しく刺激の少ない食べ物として昔から食されています。


大きなマッシュルームです。肉厚で食べ応えがあり、旨み成分(アミノ酸)を多く含みます。ビタミンB群やカリウム、食物繊維も豊富。また、ビタミンDも多く含まれ、調理する前に少しお日様に当てると、紫外線の影響でさらにビタミンDが増えます。日照時間の少ない冬には、体内でのビタミンDの生産量が不足しやすくなり、骨粗しょう症やうつ病などの原因にもなるようですので、これからの季節の頼れる食品と言えるでしょう。


リークはポロねぎとも呼ばれます。日本でもこの頃、手に入りやすくなってきたようなので、ご存知の方も多いのでは? 主な栄養成分としては、カロチン、ビタミンB群、葉酸、カルシウム、鉄、カリウムなどが挙げられます。ねぎの辛味成分は、にんにくや玉ねぎなどにも含まれるアリシンというもので、血行を良くし、体を温め、疲労回復にも役立ちます。


先のとがったキャベツのことです。英国で売られているキャベツの中では、日本のキャベツに一番近いといえるでしょう。トンカツに添えるのにも、このキャベツの千切りでまず大丈夫。キャベツはビタミンCやビタミンU(別名キャベジン)、カルシウムを始め、その他のビタミンやミネラル、食物繊維も豊富です。
バターナッツ・スクオッシュは適当な大きさに切り、皮をむき、ワタと種を取り除く。耐熱容器に入れてラップをし、電子レンジで7分加熱する。バターナッツ・スクオッシュから出た余分な水分は捨て、水気を飛ばす(電子レンジの代わりに、ひたひたの熱湯で茹でてもOK。その際はしっかり水気を切る)。熱いうちにボールに移し、マッシャー、又はフォークでつぶす。
ひょうたんの形をしたかぼちゃです。日本のかぼちゃに比べて皮が薄いので、包丁が入れやすく、調理がしやすいのが特徴。かぼちゃはその色からも分かるように、カロチンが豊富で、ビタミンEも多く含んでいますので、アンチエイジングにもいいですね。食物繊維も豊富です。


火~日 10:00-17:00(水20:00まで)、月休
火~土 12:00-19:00、日月休
月~土 11:00-翌1:00、日12:00-23:00
月~土 9:00-23:00、 日10:00-23:00
お土産にお薦めなのはカフェオレ・ボウル(13ユーロ~)。たっぷり入ったカフェオレにクロワッサンを浸して食べるのがフランス流!
店内で購入したワインは2階の本格派フレンチ・レストランに持ち込めるので、小売価格でワインを楽しめますよ!
毎朝市場で仕入れる新鮮な食材を使っています。大型船と違い、ひとりひとりの料理にまで目が行き届くので、繊細な味わいを楽しめますよ。
ワイン初心者には飲みやすいMuscadet(ミュスカデ、白)やCahors(カオール、赤)がお薦めだね。
店の主旨に賛同したブランドが、通常よりも安い価格で商品を提供してくれています。随時変わるディスプレーにも注目して!
ソーセージ、豚肉、ジャガイモ料理など、定番のドイツ料理はもちろん、ケルンの伝統的な食文化を伝えるこの店は、他では食べられない郷土料理も充実している。
ポメス(フライドポテト)やカリー・ブルスト(カレー粉がかかったソーセージ)からシュニッツェルまで、お手頃価格で食事も楽しめる。
レーズン・パン(Rosinenbrötchen)や、ずっしりと重い全粒穀物パン(Vollkorn-Roggenbrot)が特に人気。迷ったときは店員さんに希望を伝えて。彼らはパンのプロフェッショナル。
それぞれのお客様の「お気に入りの一足」を作り出すことがTrippenの願い。お客と長いお付き合いをできるようにと、素材には特にこだわっている。



1972年生まれ、京都市立芸術大学、IAMAS国際情報化学芸術アカデミー卒。フランス国際マルチメディア見本市「milia2001」新人賞受賞を機に渡欧。デザイン・スタジオ「Team Chman」(フランス)を経て、ECAL(スイス州立ローザンヌ美術大学)メディア & インタラクション・デザイン科で教鞭を執る。文化庁メディア芸術祭審査委員会推薦作品賞など受賞。現在、多摩美術大学などで情報デザイン非常勤講師を務めている。 

舞台演出家、俳優、作家。劇団「コンプリシテ」創立者。1957年8月25日生まれ、ケンブリッジ出身。ケンブリッジ大学英文科在籍時に、同大の演劇部「フットライツ」で、スティーブン・フライやエマ・トンプソンといった、後に英国の演劇界で活躍するメンバーと共に演劇活動に携わる。その後パリへと赴き、演劇教育の第一人者ジャック・ルコックに師事。村上春樹の短編小説を基にした舞台作品「The Elephant Vanishes」の演出を手掛けるなど、日本文化への造詣も深い。11月4日より、ロンドンの多文化施設 バービカンにて、「Shun-kin」を上演。 





常時このブレンドで、エスプレッソからカプチーノまですべてのドリンクを作り出す。 一番人気はオーストラリアで定番のフラット・ホワイト。コーヒーとミルクの正しい割合を知っているとオーナーが胸を張るこちらは、クリーミーでありながら、コーヒーの引き締まったフレーバーがしっかりと残る。店頭に並ぶスイーツは店で焼かれたフレッシュ・メイド。フード・メニューも豊富で、イート・インとテイク・アウト、2つのスペースを用意しなければ回らないほどの繁盛ぶりだ。
お客さんが引きも切らずにやって来るが、手際良い親切なサービスが印象的で、イート・インの場合は日本の様に水のサービスまで。家の近所にあったらいいのに、という常連客の感想にも納得のお店だ。評判の手作りサンドイッチは、ランチ・タイムには完売してしまうので、早めの時間帯に訪れるべき。ロンドンのロースター「スクエア・マイル」の豆の挽き売りもしてくれる。250グラムで6.50ポンドから。
豆は、常時3種類あるエスプレッソのほかに、カフェイン抜きのもの、時折変わるスペシャル・ブレンド、さらに日替わりのオリジナル・ブレンドが。ドリップ・コーヒーのブレンドは季節毎に変わり、淹れる方法もフィルターを始め、エアロプレス、サイフォンから選べる本格派だ。エスプレッソには味覚を中和するためのホワイト・ティーが添えてあり、コーヒーの味わいを最大限に堪能することができる。ほっとするまろやかなカプチーノは、泡の描く模様に職人技を見る見事な逸品だ。
その名を店名に持つオーナーは、もちろんニュージーランド出身。ホームシックになった南半球人は皆ここに駆け込んで、故郷の味に一息つくのだとか。 細長い店内は、ソーホーという場所柄、いつも混雑しており、カフェというよりはざっくばらんなバーのような雰囲気も醸している。「トーステッド・バナナ・ブレッド」や、アボカドのスライスが載った「フムス・トースト」など、他所ではあまり見かけないフード・メニューもあるので、気になる方はトライしてみては。姉妹店として同じくソーホーに「Milk Bar」(3 Bateman Street, W1D 4AG)もある。
まるで化学の実験テーブルの様な殺風景なカウンターだが、そこから生み出されるのが、ふんわり優しく後味すっきりの、キレのよいフラット・ホワイト。ハイストリート・チェーン店のコーヒーに慣れてしまった舌にはうれしい驚きだ。切り盛りするスタッフたちは、「コーヒーのプロ」というより「コーヒーおたく」と呼んだ方がしっくりきそうなコーヒー好きばかりで、「家でおいしいコーヒーを淹れるには」と熱く語ってくれたりも。そんな彼らのお勧めは、「スクエア・マイル」の豆と、日本の「ハリオ」の円錐形ドリッパーだ。
オレンジとブラウンを上手に組み合わせたレトロなインテリアの店内では、オーガニック・フェアトレードの生豆を、自分たちで毎日少量ずつローストしてブレンドするというこだわりぶりだ。ブレンドは数週間おきに変わり、オリジナル・ブレンドの豆を250g 購入すると、1杯のコーヒーが無料で頂ける。 泡にソフトな円が描かれたダブル・ショットのラテは、見た目の柔らかさとは逆にパンチの効いたテイスト。ごまやオート麦を使った手作りビスケットや、家庭的なおやつとしてオーストラリアなどで親しまれている、チョコとウォール・ナッツをたっぷり載せた「アフガン・ビスケット」というスイーツなども用意されている。
人気のカプチーノは、お砂糖が入っていたの?と勘違いしてしまうほどミルクの甘味が十分に生かされた口当たりの良い豊かな味で、すべての工程にこだわっているというオーナーの言葉にも納得だ。ショー・ケースには、ボリューム満点のジューシーな手作りサンドイッチが並び、腹ペコさんも大満足。コーヒーのお供には、チョコとピーナッツ・バターがマーブル模様を描く、ころんと可愛いオリジナル・スイーツを。コーヒーに良く合う濃厚な甘みに、日々のストレスもすんなりほどけていきそうだ。
豆はコベント・ガーデンにあるロースター、「モンマス・コーヒー」のものを使用。小さな黒板には「今日のお勧めコーヒー」が手書きされている。フラット・ホワイトが2ポンドと、中心街にありながら良心的なお値段なのも高ポイントだ。窓辺にはケーキやフォカッチャのサンドイッチが並び、コーヒーだけでは済ませたくない気分に。何気なく置かれたケーキは仏レストラン「ビランドリー」から、風味豊かなサンドイッチはケンジントンのベーカリー「クラークス」から毎日仕入れているそうで、まさに女子のツボをついたチョイス。濃い目に淹れた香り高いコーヒーとの相性もぴったりだ。
メニューは、日替わりのフィルター・コーヒーにカフェ・オ・レ、エスプレッソ、そしてエスプレッソ・ベースにスチーム・ミルクを加えたシンプルなドリンクのみ。フレーバー・ シロップなどは扱わない代わりに、コスタリカ産サトウキビを丹念に煮詰めて仕上げたブラウン・シュガーを用意。コーヒーにパーフェクトな調和をもたらしてくれる。アイス・ドリンクも、濃厚で水っぽさのない、驚くほどバランスの良い味だ。



井上 康生 いのうえ・こうせい
宮崎県出身。5歳で柔道を始める。東海大卒。1999年のバーミンガム世界選手権100キロ級で優勝。2000年のシドニー五輪の柔道100キロ級で金メダル。01年の全日本選手権大会で優勝し、23歳にして3冠王者に。04年のアテネ五輪では日本選手団の主将を務めた。08年6月に現役を引退。日本オリンピック委員会の08年度スポーツ指導者海外研修員制度によって同年12月より英国に滞在中。全日本柔道連盟の在外特別コーチを務めている。 



─ ロンドン公演が始まる直前、通常のライブ以上に緊張するといったことはありましたか。





















