(5月12日 時事)英メディアによると、スターマー首相は11日、中国企業傘下にあり、昨年救済に乗り出した鉄鋼大手ブリティッシュ・スチールについて、新たな計画の下で完全国有化する可能性があると表明した。英中東部スカンソープにある国内最後の高炉を維持するため、国による所有権取得を可能にする新法を制定する。
ブリティッシュ・スチールは、エネルギー価格の高騰に加え、米国の輸入関税措置を受け、苦境に立たされていた。親会社の中国鉄鋼メーカー、敬業集団は昨春、ブリティッシュ・スチールの高炉は採算が取れていないとして閉鎖を示唆。これを受けて英政府は、敬業集団から管理権を取得して操業を続け、約2700人の雇用を維持していた。
政府は敬業集団と交渉を続けたものの、ブリティッシュ・スチールの商業ベースでの売却は困難と判断し、国有化を進める方針にかじを切った。スターマー氏は「鉄鋼はわが国の経済と国家の強靱(きょうじん)性にとって戦略的に重要だ」と意義を強調した。
Fri, 15 May 2026


パン柄トートバック販売中








