大学生イコール貧乏というのは万国共通、今も昔も変わらぬならい。読者の中にも親からの仕送りだけでは足りなくて、家庭教師や喫茶店のウエイトレスなどのアルバイトでしのいだ、なんてウン十年前の懐かしい思い出がよぎったOGや、現在も講義の
後はすぐさまバイト先に直行なんていう現役 生がいらっしゃるのではないだろうか。いかに学費の安いフランスとて、それは例外では ないが、なんと、生活の苦しくなった女子大
生の一部が学費や生活費を稼ぐために風俗業 に従事し、その数が年々増えているというショッ キングな事実がこのほど明らかになった。
南仏学生会(Syndicat SUD-Etudiant)の 調べによれば、全大学生のうち約22.5万人が 生活費に窮している上、約4万人が風俗業を 生活の糧としているというのだ。その多くは
バーのホステスなどが主流だが、インター ネットを通してマッサージの仕事を請け負っ たり、中には街に出て売春行為までやってし まう女子大生までいるという。
この問題の背景に横たわるのは、近年のイ ンフレによる急激な物価や家賃の上昇と、そ れにも関わらず、何年間も据え置かれたまま の奨学金。ある心理学専攻の21歳の女子大生
は、限られた時間でのファストフード店や飲 食業でのアルバイト代では学費や家賃を払い 続けられず、学生専用の求人掲示板で見つけ た「下着姿で掃除をする仕事」をやっていたと
いう。
その上、一度は足を踏み入れるのを余儀な くされたこの世界も、必要なくなった時点で めでたく「卒業」できればいいが、インター ネットとウェブカムを利用したプライベー
ト・ストリップで稼いでいた学生のように、 「嘘のように簡単にお金が手に入るので、生活 費のためにしばらく続けていたが、その後な かなか足を洗うことが出来ず、精神疾患にな
り、入院してしまった」なんてケースもある。
同じような問題がみられるポーランドでは、 売春を意味するプロスティチュートをもじっ た「ユニベルスティテュート」という言葉が生 まれつつあるようだが、こんな援助交際みた
いな現象がフランスで当たり前にならないこ とを願いたい
「Figaro」紙 “La prostitution gagne les bancs de la fac”他



在留届は提出しましたか?
英国人の皆様、おめでとーございまーす!! 世界史上最高額の離婚費用を支払うことになった英国在住のロシア人大富豪、ローマン・アブラモビッチ(40)のことである。16年連れ添った妻イリーナさん(39)に、ロシアや欧州各国にある豪邸から自家用ジェット機、豪華ヨットなど総計60億ポンド(約1兆3000億円)相当もの資産を譲渡するというニュースが、世界中を駆け巡ったのだ。
ドイツ中を感動の渦に巻き込んだ昨年のサッカーW杯。「夏のメルヘン」のあの余韻を今だ引きずっている人は、もうさすがにいないと思うけれど、あれからそろそろ9カ月、国内にちょっとしたベビーブームが到来している。そう、あの熱い夏の一夜に生を授かった、まさに「W杯ベビー」たちの誕生だ。マスコミ各紙によれば、ドイツでは今月から来月にかけ、出産ラッシュの波が押し寄せるという。
表紙には日本人女性も顔負けの自慢の黒髪をなびかせ、アイシャドウばっちりの瞳でスマイルを決めるボーイズ・バンド 「Tokio Hotel」のボーカル、ビルと、今話題のオーディション番組「ポップスター」に演する10代の女の子たちがずらり。人気連載「Dr.ゾンマー」のテーマは「彼氏がコンドームを使ってくれない!」。ここまで言えばもうおわかりでしょう。そう、人気アイドル雑誌「Bravo」だ。ティーンエージャーの認知度ナンバー1のこの雑誌が今年、創刊50周年を迎えた。先頃には民放TVが特番を組み、ドイツの若者向け雑誌の先駆けとなった同誌の華麗なる歴史を振り返った。
世界で最もオシャレな街といえばなんたって、パリ!「芸術の都」「華の都」などパリを形容する言葉は様々だけど、「美」が溢れるこの街に憧れ、やって来る旅人は今も昔も引きをきらない。日本のガイドブックや女性誌を開けば、そこには素敵なパリジャン、パリジェンヌの姿とまるで映画のような風景が手招きしている。となれば、日本人が海を渡ってやってくるのも納得できるというもの。
2033年の不法滞在者はフランス人−。そんな衝撃の見出しが高級紙「リベラシオン」を飾った。しかも、記事についているのは、なにやら行列をなしている白人の写真と「セネガル大使館の前で行列するフランス人」とのキャプション。これは一体!?と思って読んでみたら、現在公開中の映画「Africa
Paradis」(アフリカ・パラダイス)の話だった。日本の某スポーツ新聞のごとくタイトルにだまされて読んでしまった負け惜しみではないが、「な〜んだ、作り話か。ハハハ」と一笑出来ないような内容なのだ。
米国をはじめ各国政府が血眼になって行 方を追う、テロ組織アルカイダの黒幕 オサマ・ビン・ラディン。アフガニスタンの山 岳地帯に潜伏中と伝えられていたが、どうやら最新情報によれば、ロンドンのど真ん中、バッキンガム宮殿に潜入して警備兵に身をやつし、バグパイプに見せかけた銃で女王を狙っているらしい。
会議に演説に国会答弁と激務の日々を過ごす政治家にとって、気の置けない同僚との会話はちょっとした息抜きの時間に違いない。さもなくばメディアに向けて爆発しそうな暴言を防ぐガス抜きか。だがそこに罠が仕掛けられていたのであった…。
テート・モダンが、なんと遊園地に?! ロンドンが世界に誇る現代美術館にこのたび、思わず子供心を掻き立てられるオブジェが出現した。話題となっているこのオブジェは、建物の5階から地上までを繋ぐ巨大ならせん型のスライダー。人々は歓声とともにパイプの中を猛スピードで滑っていく。しかし誤解なきように。ここはテート・モダンで、当然ながら滑り台はアートなのだ。
「メトロ」紙によれば、フランス国民のおよそ60%は、テレビの政治討論番組に参加してみたいと思っているそうだ。そんな、国民の願望を知ってのことかどうかはわからないが、民放局のTF1に市民参加型の生放送の政治討論番組が誕生した。その名もズバリ、「J'ai
une question a vous poser(あなたに質問したいことがあります)」。






