この広い宇宙のどこかに、地球と同じような知的生命体が存在するのではないのだろうか?そんな想いが「スターウォーズ」「猿の惑星」「宇宙大戦争」など数々のSF作品を生み出した。そして、世界各地からは数多くの未確認飛行物体の目撃証言が報告されているが、それらの情報はどれもタブロイド紙を賑わすゴシップ記事の範囲で真偽は定かではなかった。
そんな中、フランスの国立宇宙研究センター(CNES)は、未確認飛行物体(仏語でOVNI、英語でUFO)として国民から寄せられた目撃証言や写真などの情報を同センターのウェブサイト上で公開した。CNESによれば公的機関が未確認飛行物体の保管情報を一般に公開するのは世界初という。
同センター内に設立された「未確認飛行物体研究所 (Geipan)」のジャック・パトゥネ所長は、「科学者やUFOマニアたちの研究に役立ててもらう為に情報公開に踏み切った」としており、現在ウェブサイト上ではおよそ400件の情報が閲覧できるようになっている。あくまでも研究目的の公開ということなので、目撃者から直接送られてくるスクープ情報など曖昧なものは公開されていない。
Geipanが1954年に設立されて以来、CNESや警察に提出、保管されている情報はおよそ1600件(関連証拠品10万件)。「ルモンド」紙によれば、保管情報の約9%は立証できる現象(人工衛星や隕石の落下など)で、33%はおよそ説明のつく現象、30%は信憑性の薄い報告(偽情報、証拠不十分など)としている。つまり残る28%は信憑性があり、かつ説明不可能な情報であるということだ。
子供の頃、謎解き番組で宇宙人やUFO映像などを見た記憶がある。当時の映像を今見直してみると、明らかに合成と分かってしまうのだが、それでも夢中になって見ていたような気がする。もし本当にUFOが存在するのならば、その摩訶不思議な力を応用することで原油高騰などの現代における諸問題は回避できていると言う科学者も中にはいるが、現在の科学では立証できないことが報告されているのもまた事実。果たしてUFOは存在するのだろうか?
フランス国立宇宙研究センター、未確認飛行物体研究室:www.cnes-geipan.fr
「Le Monde」紙ほか
28% d'ovnis PROPORTION DES OBSERVATIONS D'OBJETS - QUALIFIES NON IDENTIFIES



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フランスの歌姫、ミレーヌ・ファルメールの新曲「Peut-être toi」のプロモーション・ビデオが日米合作によるアニメーションで制作されることが決定した。ミレーヌ・
ファルメールといえば、フランス人形のような美しい容姿とは対照的に、過激な歌詞と妖艶なセックス・アピールで有名。米国の人気歌手マドンナのフランス版とも言えるだろう。
グリム童話の名作「ヘンゼルとグレーテル」のあらすじを覚えているだろうか。貧しいきこりの亭主とその後妻が、明日食べる物もなくなってしまったある日、口を減らそうと2人の子ども、ヘンゼルとグレーテルを森に捨ててしまうという話だ。そんなメルヘンの世界の出来事が何と現実に起きてしまった。
皆様は「ラップ・ダンス」なるものをご存知か。主に「紳士クラブ」と称するお店で提供されるサービスで、チップを渡すと踊り子さんが服を脱ぎながらお客の膝の上でクネクネと腰を振る、あのいかがわしい踊りのことである。ロンドンでは先日、このラップ・ダンスのチップをめぐる裁判があった。
ブラックホールの蒸発やタイム・トラベル不可能論などの仮説を提唱し、後天的な難病により車椅子生活を送る英国の物理学者として有名な、スティーブン・ホーキング博 士(64)。さすがの天才も、今回の難題ではインターネットの力に頼ることにしたようだ。
生徒の校内暴力にお手上げした教師が、政府に助けを求めたことで「暴力学校」の代名詞ともなってしまったベルリン・ノイケルン地区にあるハウプトシューレ・リュトリ学校。校長が不在という状態がしばらく続いており、この間に教師への暴力や侮辱が激化。すぐ に助けを呼べるようにと、教師は携帯電話を肌身離さず持ち歩くようになったほか、校門前には警察が配置されるという事態にまで発展した。メディアはこれをこぞって取り上げ、図に乗って挑発的な態度をとる生徒らを、カメラに収めては報道していた。だが「生徒らに罪はない!」と、ベルリンで社会学を専攻する大学生、トム・ハンジンクさん(29)が同校の生徒と 協力して、Tシャツのブランドを立ち上げた。 過剰に報道するメディアによって作り上げられた学校像を払拭し、生徒自らが己を表現することで、汚名返上しようというのだ。バイエルン州出身のハンジンクさんは、ベ ルリンでも外国人が多く住むこの地区に越してきてから4年、快適に暮らしている。同学 校にまつわる問題があることは否定しないが、メディアのせいで「世間は同校の生徒について、ゆがんだイメージを抱いてしまっている」と指摘、「生徒たちは失敗した教育政策の犠牲者。彼らは方向を失ってしまっている。道し るべを作ってあげないと」と話す。そこで学友と一緒に設立したのが「リュトリ・ウエア」だ。美術の授業を利用して、生徒 らがデザインを担当。胸元に大きく「リュトリ」 の文字を入れたTシャツには、メディアの過剰報道に気後れしたり、あるいは逆に開き直ったりせず「私はリュトリの生徒です」と主張できる誇りが詰め込まれた。また企画を通して、生徒らに協調性や連帯感も生まれた。Tシャツは1枚14ユーロ。オンライン・ショップで販売し、売上金は学校に寄付される。ただでさえ就職難のこの時代、「リュトリ学 校出身」となると、どんな雇用主も相手にしてくれないという。このプロジェクトが生徒らに自信を与え、胸を張って社会へと巣立っていくことが出来るきっかけになれば何よりだ。
現在スイスに居住地を移している歌手ジョニー・アリデーと言えば、フランス版矢沢永吉とも言える国民的スター。2000年に行われたミレニアム・コンサートでは、パリのコンコルド広場からシャンゼリゼ通りまでが観衆で埋め尽くされたという人気ぶりだ。「パリジャン」紙によると、彼が45年間の芸能生活で稼いだ、CD・グッズ販売の収入からCMの出演料は計1.5億ユーロ(約234億円)になるとか。
今年もウィンブルドン選手権の季節がやってきた。観客が楽しみにしているのとして試合はもちろんのこと、試合中にほお張るストロベリー・アンド・クリームがある。テニス・ファンから選手達まで、開催中の2週間で彼らの胃袋にはなんと2万7000キロのいちごと7000キロのクリームが収まるという。
ゲーテやシラーの古典からグリム童話まで、原文で手軽に読めたら…、なんて考えている世界中のドイツ文学愛好者および研究者に朗報。ネット検索エンジン最大手グーグルの蔵書デジタル化プロジェクト「Google
book search」にこのほど、ミュンヘンのバイエルン州立図書館が名乗りを上げたのだ。
これからの季節、誰もがコートを脱ぎ、半袖やTシャツに衣替えする。わが子のむき出しの肌に輝く金属の輪を見つけた親は「あんた、いつの間におへそにピアスしたの!」と驚き、わめき散らす。かたや、鼻に釘を刺している若者を見た年寄りが「彼は反社会な若造だ」と嘆く。そんな場面は、いまや過去のものとなった。






