今から80年前、第二次世界大戦時の1940年9月7日から約8カ月の間、ロンドンを中心に英国各地でドイツ空軍(Luftwaffe)による大規模な空襲、通称「ザ・ブリッツ」があった。この熾烈な空爆により多くの尊い命が失われてしまったが、一方で生き残った人々の命を救ったのは、街のいたるところに造られたエア・レイド・シェルター(防空壕)だった。
今回は、需要に合わせ変化(へんげ)していったシェルターについて触れてみたい。 文:英国ニュースダイジェスト編集部 参考: The Blitz Operations Manual by Chris McNab
1940年、エレファント&キャッスル駅の構内。多くの人がプラットフォームに直接寝転がっている
ザ・ブリッツとは
ザ・ブリッツの背景
第二次世界大戦勃発直後、英国本土での陸上戦はなく、政府と国民との意識の間に大きなズレが生じていたころ、ドイツは1939年9月のポーランド侵攻から1年と経たないうちに、フランスを含む欧州西部のほとんどの国を占領。破竹の勢いで勢力を広げ、1940年、ついに英国本土の制圧に動き出す。本土上陸を前に開始されたのが、1940年7月10日から10月31日にかけて英国の制空権をかけた空中戦、バトル・オブ・ブリテン(Battle of Britain)で、その最中に行われたロンドンなどへの一連の空爆が「ザ・ブリッツ」(The Blitz)だ。ドイツ語で稲妻を意味するこの作戦は、1940年9月7日の白昼に始まり、以後、夜間を中心にロンドン、バーミンガム、ブリストル、コヴェントリー、リヴァプールなどの工業都市、港を激しく攻撃。16もの主要都市とその周辺の町など、英国全土が標的となった。英国空軍は粘り強い反撃で応戦、同時に東部戦線へ意識を向ける必要に駆られたドイツ軍は、翌年41年の5月に作戦を中止して撤退、英国の勝利で幕を閉じた。
1940年9月7日、ロンドン東部のワッピングとアイル・オブ・ドッグス上空を通過し、爆撃に向かう独空軍のハインケル He 111
1938年にデザインされた、4~6人用の家庭用シェルター。鉄の波板の半分を地面に埋め、残りを折り曲げて庭に設置する。政府による無料支給だが、高収入家庭には7ポンド(現在の約330ポンド)で販売されたという。名前の由来は発案者である当時の王璽尚書(おうじしょうしょ / Lord Privy Seal)であったジョン・アンダーソンから。1940年の夏までに約200基が支給された。
英国音楽界には、現在ブラック・ミュージックを広める2つの大きな取り組みがある。一つは1996年から始まった「MOBOアワーズ」だ。Music of Black Originの頭文字を取った同アワーズは、ヒップホップやグライム、R&Bなど、ブラック・オリジン(ブラック発祥)の分野で優れた業績を残した人に贈られる国際的な賞。「オリジン」としているため、受賞者はアフリカ系、カリブ海系だけではなく、過去にはサム・スミス、ノーティ・ボーイなど黒人以外のアーティストも受賞している。
二つ目は2002年、ブラック・ミュージックに特化したラジオ局「BBC Radio 1Xtra」の開局だ。英国を中心に、米国、アフリカ系アーティストなどの曲紹介に加え、世間に埋れている才能あふれる若きアーティストを積極的に発掘し、ブラック・ミュージックが英国でメインストリーム化した一つの要因になった。
90年代前半に登場したガラージ・ハウスやR&Bなど、複数のジャンルをミックスさせたジャンル。米国発だが、英国に上陸してからはジャズ要素が盛り込まれて、UK ガラージと名を変え独自に発展。ここ数年で再び注目されているが、現在ジャズ要素はほとんど含まれていない。ここから再生速度をあげたスピード・ガラージ、低音をベースにしたダブステップなど数々のジャンルに派生していく。ドリーム・チーム「Buddy X 99」、187ロックダウン「ガンマン」は名曲。
一方、亡くなった親友に捧げられた「Tom」の「Nothing I could, nothing I could say」(何もできなかった、何も言えなかった)という歌詞や、「L.I.O.L.I (Like It Or Lump It)」の「We're gonna do what we like」(ただやりたいことをやるだけだ)に見られる、まるで子どものように素直な気持ちを綴った歌詞の率直さは、リスナーの心に強く響く。自身のパブリック・イメージが「世間のはみ出しもの」だと理解したうえで作るまっすぐな音楽に注目したい。
2015年にリリースした「Shut Up」の歌詞「I’m so London, I’m so South」のSouthはサウス・ロンドンのことを示しているが、ストームジーはほかの曲でも、サウス・ロンドンという言葉を歌詞に散りばめており、また今年1月にはボックスパーク・クロイドンでフリー・ギグを行うなど、どんなに人気になってもロンドン南部出身であることを大切にしている。
また、ストームジーは27年のこれまでの人生で、リーマン・ショックによる政府の緊縮財政による圧迫を少なからず受けてきた。ヒエラルキーの末端に生きる人間が受けてきた負の影響は、2019年の「Vossi Bop」でボリス・ジョンソンや現在の政治を真っ向から叩く「Fuck the government and fuck Boris」という歌詞にも表れており、自分を含めた同世代の鬱々とした若者の心をストレートな歌詞で代弁している。これまで数々の有名アーティストとのコラボを果たしてきたが、変わらぬ信念を持って取り組む姿に目が離せない。
ハイスからダンジェネスまでの乗車時間は約1時間。緑の草原、麦畑、牧羊地、そして住宅地と、車窓の景色は目まぐるしく変わり飽きることはない。風景だけではなく、出発地点付近では「撮り鉄」たちが待ち構えているほか、RH&DRに向かって手を振る人が驚くほど多い。「Welcome back RH&DR」という手書きのポスターを掲げる人もおり、地域の住人たちがRH&DRを誇りに思い、新型コロナウイルス予防のため数カ月運休していたRH&DRの再開を心から喜んでいる様子が伝わってきた。
Dungenessへの行き方
London St Pancras International駅からナショナル・レールでFolkeston Central駅まで約1時間、Folkeston Central駅からバス(Golden16 Bus Stop A)でHythe Light Railway Station まで約35分。目の前のHythe RH&DR駅からDungeness駅までRH&DRで約1時間。
デレク・ジャーマン(Derek Jarman、1942~94年)は、1970年代半ばから20年間にわたり活躍した映画監督。舞台デザイナー、作家、園芸家など多くの顔を持ち、ここ数年特にその作品や思想が再び脚光を浴びている。現在、ロンドンのガーデン・ミュージアムでは「Derek Jarman: My garden’s boundaries are the horizon」と題し、晩年プロスペクト・コテージに暮らしたジャーマンにスポットを当てたエキシビションが開催中だ。
英国で通行権(Rights of way)と呼ばれる歩道がある。これはロンドン中心地以外*のイングランドとウェールズに見られるフットパスのうち、法律により保証されている、誰もが自由に出入りできる散歩道のこと。たとえ私有地であろうとも、道は国民のものという英国人の考えが反映されている。この通行権、法律上は以下のように四つに大別されている。
2024年にウェスト・スミスフィールドへの移転が決定しているロンドン博物館(Museum of London)は、世界最大級の市立博物館として約600万点の収蔵品を誇ります。常設の展示品はその0.5パーセントに満たないのですが、時系列的に展示室が区切られていますのでふらりと散歩するだけでロンドンの歴史を時代ごとに体感できます。
ネイサン・ベイリー編の「An Universal Etymological English Dictionary,1721」を基礎にしながらも、足りない言葉を丁寧に補い、全く独自の視点から自分で用例を集め、8年をかけて独力で完成させた。こうして1755年に生まれたのが「英語辞典」(A Dictionary of the English Language)である。
Sir, when a man is tired of London, he is tired of life; for there is in London all that life can afford. ロンドンに飽きた者は人生に飽きた者だ。 ロンドンには人生が与え得るもの全てがあるから。
Patriotism is the last refuge of a scoundrel. 愛国主義は不埒なやつらの最後の隠れ家だ。
信頼なくして友情はない、誠実さなくして信頼はない。
あらゆる出来事の最も良い面に目を向ける習慣は、 年間1000ポンドの所得よりも価値がある。
音楽は背徳を伴わない唯一の官能的な愉しみである。
思慮分別は人生を安全にはするが、往々にして幸せにはしない。
結婚は多くの苦悩を生むが、独身は何の喜びも生まない。
There is no kind of idleness by which we are so easily seduce as that which dignifies itself by the appearance of business.多忙という威厳をまとった怠惰に、 人は何よりもたやすく惹きつけられる。
怠け者だったら、友達を作れ。友達がなければ、怠けるな。
過ぎ行く時を捉えよ。時々刻々を善用せよ。 人生は短き春にして人は花なり。
Tea’s proper use is to amuse the idle, and relax the studious.紅茶の正当な効用は、怠け者には暇つぶしになり、 勤勉な者をリラックスさせる。
腐敗した社会には、多くの法律がある。
A fishing pole has a hook at one end and a fool at the other.釣り竿は一方に釣り針を、もう一方の端に馬鹿者をつけた棒である。
恋は愚か者の知恵であり、賢人の愚行である。
政府は我々を幸せにすることはできないが、 惨めな状態にすることはできる。
Hell is paved with good intentions.地獄への道は善意が敷き詰められている。
短い人生は時間の浪費によって一層短くなる。
If a man does not make new acquaintances as he advances through life, he will soon find himself left alone. A man, sir, should keep his friendship in a constant repair. 人生において新しい知人を作らずにいると、 やがて独りぼっちになるだろう。 人はね、君、友情を常に修復し続けなければならないのだよ。
サミュエル・ジョンソンを有名にした人物 ジェームズ・ボズウェル James Boswell(1740〜1795年)
ホッジは撫でられるとゴロゴロと喉を鳴らす愛らしい猫だったようで、ジョンソンはホッジが死の間際に苦しんでいたとき、痛みを和らげるためにセイヨウカノコソウという薬草を買いに行った、というエピソードも残されている。主人を精神的に支えた猫は、「a very fine cat indeed」という言葉ともに今も旧宅のそばで座り続けている。
ただし、特にメーカーズ・マークとデート・レターに関しては、その種類が相当数に上るため、興味のある方にはオンライン・ショッピングのアマゾンなどで5ポンド程度で購入できる、ホールマークの種類を図解したポケット・サイズの本がお勧め(Antique Marks by Anna Selby : Collins Gemシリーズなど)。小さめサイズなら、マーケットでの宝探しの際にも重宝する。また各地のアセイ・オフィスでも鑑定を受け付けているので、相談してみてもいいだろう。