「ライフスタイルをデザインする」。これがいまや世界を代表するデザイナーとして名を轟かす、サー・テレンス・コンランの人生スタイルだ。家具・キッチン用品・インテリアのデザイン、建築にレストラン事業……。ともすれば節操がないとも思われがちな彼の広義な活動の根底にはしかし、常にこのスタイルを支える独自のデザイン哲学が生きている。今回は、テレンス・コンランの各分野における活躍を、その底流にある哲学を通して追ってみたい。
(本誌編集部: 村上祥子)
デザインに必要なのは「常識」!?
サー・テレンス・コンランの哲学
サー・テレンス・コンラン。日本でも人気のインテリア・ショップ、「The Conran Shop」の創業者にして、モダン・ブリティッシュ料理の流れを生み出した先駆者の一人。彼は数年前、日本のとあるメディアに、こう語ったという。「デザインとは98%が常識、2%が審美的な要素」。唯一無二の芸術作品をつくり出す、そんなアート性とは対極の位置にいるデザイナー、それがコンランだ。デザイン、建築、レストラン事業など、さまざまな分野に進出し、鮮やかなイメージ戦略で話題を呼ぶ事業家としての彼と、頑ななまでにベーシックを守り続けるデザイナーとしての彼。そのすべてを支えるのは、「ライフスタイルのデザイン」というスタイルであり、「常識」を大切にする心である。衣食住という、日常生活すべての質の向上を目指す彼にとって、あらゆる分野に進出する心は、デザインとはあらゆる分野に介在すべき存在だと信じているから故であり、ベーシックを貫くその心とは、日常生活を快適に過ごす上で何より必要なのは、装飾的な美しさよりも、時代を超えて万民に受け入れられるシンプルさであると考えたからではないだろうか。
コンランは1964年、インテリア・ショップ「Habitat」をオープンさせた時にこう言った。「(Habitatは)新しい外見、新しいアイデアで常に変わり続けるためにデザインされた。しかしすべての核となるのは、クラシックなキッチン用品と家具なのだ」。そして、現在。「コンラン・スタイル」とも呼ばれる彼のコンセプトは、「モダン・クラシックと、世界中から着想を得た、新しく、興味深いプロダクトの融合」である。「常識」に、ほんの少しプラスされた個性がつくり出す、最大公約数の上質デザイン。これこそ、コンランを50年もの長きにわたり、英国デザイン界の第一人者足らしめる秘訣なのだろう。
サー・テレンス・コンランの歩み
| 1931年 | イングランド南東部、サリー州イーシャーに生まれる |
| 1952年 | 「Conran & Company」設立。家具製作や照明デザインなどを手掛ける |
| 1956年 | 「Conran Design Group」設立。事業規模を拡大 |
| 1964年 | インテリア・ショップ「Habitat」をオープン。数年のうちに5店舗まで拡張(1990年に売却) |
| 1973年 | セレクト・ショップ「The Conran Shop」をオープン |
| 1983年 | デザイン産業における啓蒙活動を目的とした「The Conran Foundation」を設立 |
| 1990年 | The Conran Foundationが「Design Museum」をオープン |
| 1990年 | 「Mothercare」「BhS」(現Bhs)、Habitatなどを束ねる「Storehouse」グループの会長職を辞任 |
| 2000年 | ロンドン東部に「Great Eastern Hotel」を開業 |
現在のコンラン・グループ www.conran.com
| Conran Holdings コンラン・グループの親会社。Conran Limited、Conran & Partners、The Conran Shop、D & D Londonから成る |
| The Conran Shop コンラン・デザインの商品と、世界中からセレクトした家具や家庭用 品を扱うショップ。1973年、ロンドン西部フラム・ロードにオープン。その後87年に現在のミシュラン・ハウスに移転する。現在ではロンドン、パリ、ニューヨーク、東京、福岡、名古屋に店舗を持つ |
| Conran & Partners 建築や、インテリア/グラフィック/プロダクト・デザインを手掛ける |
| Conran Limited 家具や本、家庭用品などのコンラン・コレクションのライセンス関係を扱う |
| D & D London 世界5カ国に点在するコンラン系レストランをまとめる |
2008年5月14日時点
コンランと日本の密接な関係
六本木ヒルズ(クラブ)
六本木ヒルズ(レジデンス)

The Conran Shop名古屋店
六本木ヒルズ。2003年に開業したこの複合施設の一部の建築・デザインを、「Conran & Partners」が請け負った。担当したのは住居部分や会員制クラブ。くつろぎが何よりも大切とされる空間のデザインだ。
そして昨年、ロンドンのオックスフォード・ストリートに旗艦店をオープンさせ、注目を集めた「UNIQLO」。本ブランドの2001年英国進出第一号となったショップ数店のデザインを手掛けたのも、実はコンランだったのだ。壁一面にクロム・ワイヤーを張り巡らせ、商品を自在にディスプレイできるようにするなど、余分なデザインを排除した中にも独自の工夫が光る内装は、コンランのデザイン哲学とともに、「シンプル」「高品質」「低価格」というUNIQLOのブランド・イメージをも体現し ていると言えよう。
食の総合空間を演出
Restaurant レストラン
Qの文字をモチーフにした階段を下りると、目の前に広がるシックな大空間。新鮮な魚介類をふんだんに 使った料理とともにインテリアも人気の「Quaglino’s」

The Conran Foundationにより設 立されたデザイン・ミュージアム内部には、やはりコンランの手による「Blueprint Café」が併設。見た目も美しいモダン・ブリティッシュ料理を楽しめる(©visitlondonimages/ britainonview)
「高くてまずい」。そんな英国料理の概念を覆したのがモダン・ブリティッシュ料理だ。伝統的な英国料理のレシピに、フレンチや地中海など、世界各国の料理のエッセンスを取り入れ、新鮮な旬の食材を使うという斬新なアイデア。この概念を広く英国に浸透させた先駆者の一人が、テレンス・コンランである。そしてもう一点、レストラン業界における彼の足跡を見て感じるのが、味の追求だけでなく、食を楽しむ人々が心地良く時を過ごせるための、総合空間の演出の上手さ。デザイナーとしての本領が、ここでも発揮されている。
コンランが料理に魅せられたのは1953年、初めてパリを訪れた時のこと。そこで彼は、優れた料理や日常生活品が、いわゆる「普通の人たち」の手に届く存在であることに感動する。そしてもう一つ、彼の心を掴んだのが、ディスプレイの素晴らしさだった。パリで食事とデザインの融合という、その後のレストラン哲学のベースとなる概念を身に付けたコンランは、帰国後、ロンドン中心部に 「Soup Kitchen」というスープ専門店をオープン、話題を呼んだ。
その後、順調にデザイン業界で成功を収めていったコンランは、1990年代に入り、再びレストランに力を入れる。レストランやバー、食料品店など、食品関連のショップを融合させた「ガストロドローム」の概念を提唱。1991年には食の総合空間、「Le Pont de la Tour」を、自身が再開発を手掛けたロンドン東部の元倉庫群、バトラーズ・ワーフにオープンさせる。
この時期、コンランは「Mezzo」や「Quaglino’s」など、ロンドン中に次々とレストランを開店。レストランになる建物と地域色を考慮し、それぞれの店舗のカラーを変えるなど、デザイナーらしさを生かしつつ、現在ではパリ、東京、ニューヨークなど世界各地に事業を拡大している。
歴史的な街、ロンドンに映えるデザイン
Architecture & Interior Design 建築 / インテリア・デザイン
ロンドン西部にあるミシュラン・ハウス。1911年に建てられた歴史的建造物の一角には、現代的なガラス張りの「The Conran Shop」が。2階にはコンラン系レストランのランドマーク的存在である 「Bibendum」もある
100年以上もの歴史を持つ、古い駅ホテルを改装した「Great Eastern Hotel」。建物内部を彩るのは、外観からは想像もつかないシンプルモダンな内装
無駄を省いたシャープでモダンなデザインに、色と素材の質を追求したインテリア。人々の生活のベースとなる建築/インテリア・デザイン分野では、コンランのデザイン哲学における「ベーシック」な部分が特に強調されている。そんな「ベーシック」な部分が、逆に独特の趣を醸し出しているのが、昔ながらの建築物が大切に維持されているロンドンにおけるコンラン作品の数々だ。
歴史的建造物の保存に熱心なロンドン。この地では、建築家にとっては枷とも言える、さまざまな景観基準が設けられている。しかしコンランは古い街並みや建築物を生かし、その上で迎合することなく独自のモダン・クラシック様式を取り入れることで、新しい空間を創造。それは新旧の融合、というよりはむしろ、新旧のそれぞれが主張し、その対比が一つの世界をつくり出しているかのようだ。
日の光の当たらない倉庫群だった、ロンドン東部のテムズ河沿いにある地域、シャッド・テムズ。その一角に位置するバトラーズ・ワーフに、コンランは前述の「Le Pont de la Tour」や「Butler's Wharf Chop House」など、数々のレストランを入れた。古いレンガ造りの建物の内部には、河に向かって開放された、広々とした現代的なレストラン。独特の空間が、この古びた地域を明るく、刺激的なエリアへと変貌させた。
そのほか、彼が改装を手掛けたロンドン東部、リバプール・ストリート駅に隣接するデザイナーズ・ホテル「Great Eastern Hotel」(2007年よりThe Hyatt Groupが所有。現ANdAZホテル)は、100年以上もの歴史を持つビクトリア朝時代の建物の外観と一部の内装をそのままに、ミニマリズムが貫かれたシンプルなプロダクトを配置するという、コンラン・デザインの真骨頂とも言える建築物となっている。
生活空間へのこだわりをディテールに
Product Design プロダクト・デザイン

左写真)カラフルな色彩と、シンプルながらユニークなフォルムがかわいらしいフルーツ・スタンド(17.50ポンド)
右写真)狭さを感じさせない、すっきりとした内装のYOTEL

日産とコンランのコラボレーション「+CONRAN」。「MARCH+CONRAN」では、細部のデザインがキュートな、上質な革張りのソファが話題を呼んだ(©NMGB)
The Conran Shopで販売される、機能性とデザイン性が同居した家具やキッチン用品、シンプルながら、色彩やディテールに遊び心のあるギフト用品はもちろんのこと、クライアントから委託されたプロジェクトの数々にも、コンラン哲学は生きている。
Conran & Partnersは2003~6年にかけて、日本を代表する自動車メーカー、日産と「+CONRAN」プロジェクトを企画。日産の人気車、キューブ、マーチ、ラフェスタ各種のインテリア・デザインをコンラン側が担当し、期間限定車を販売した。外観とソファのコントラストを際立たせた色味、重厚な質感を感じさせる本皮ソファなど、コンランならではの生活空間へのこだわりが生かされたデザインが大人気となった。
そしてもう一つ、興味深いのが「YO! Company」との密接な関係。ロンドン中に店舗を持つ回転寿司チェーン「YO! Sushi」、そして2007年、日本のカプセル・ホテルから着想を得た格安ホテルをオープンさせ注目された「YOTEL」、高級感漂うコンランのイメージとは少し異なるようにも思えるが、彼はこのどちらのプロダクト・デザインにも関わっている。
日本の伝統的な寿司、という概念からは外れた、無国籍な雰囲気の漂うYO! Sushiの店内。その中で一際目立つ、色とりどりな食器とカバー、これこそがコンランのデザインによるもの。何でも色だけでなく、料理の温度を保てるよう、工夫されているのだとか。そしてスペースの小さい格安ホテルながら、飛行機のビジネス・クラスをイメージしたというYOTELのコンセプトを実現させたプロダクト・デザインでは、小さな空間の活用法に関する本も出版しているコンランならではのセンスが光っている。
デザイナーならではのビジネス戦略とは
Business ビジネス

左写真)ロンドン中、至るところにある「NEXT」ショップ。このブランドを立ち上げたのもコンランだ
右写真)「Habitat」ではいまもなお、「シンプル」「機能的」「手頃価格」という、コンランのコンセプトが生きている
デザイナーとしてだけでなく、一流の実業家としても成功しているコンラン。ここでは、彼のビジネスに焦点を当ててみよう。
ロンドンのみならず、世界に点在するインテリア・ショップ「Habitat」。1964年、ロンドンのフラム・ロードに1号店を立ち上げたコンランは、スタッフのユニフォーム・デザインをマリー・クワントに、ヘア・カットをヴィダル・サスーンに依頼するというトータルのブランドづくりで成功を収める。
コンランにとって80年代は、買収・合併による小売事業拡大の時代となった。81年にはコンランが会長を務めていた紳士服メーカー、「J Hepworth & Son」が婦人服チェーンの「Kendall & Sons」を買収、総合服飾メーカーの「NEXT」をつくり上げる。82年には子供用品大手、「Mothercare」を買収、続く86年には「British Homes Stores」デパートを吸収し、そのすべてを束ねた「Storehouse」グループを立ち上げ、会長職に就いた(90年、辞任)。
コンランはこの拡張ラッシュの最中、Mothercareのパッケージ・デザインやタイポグラフィを刷新、まずはイメージ先行の改革を行った後に、赤ちゃんが親の方を向くよう工夫されたベビーカーをつくるなど、プロダクト・デザイン部分の改善に着手するという、デザイナーならではのビジネス戦略を編み出した。
歩みを止めることなく快進撃を続けるコンラン・グループ。そんな彼らが今月15日、グループ内の再編成プランを発表した。プロダクト・グラフィックス・ブランディング部門を統括する「Studio Conran」を設立。The Conran Shopやレストラン、カフェなどが集まった総合施設をロンドン東部のショーディッチに建設予定だという。50年間にわたり、デザイン業界を賑わし続けたコンラン。これからの彼の歩みにも、目が離せない。



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大槻:僕が面白いなと思うブランドはZARAです。あそこは宣伝を一切しないんです。彼らが何に集中しているかというと「商品の回転」。10日に1回は、店の内容が全く変わりますから。お客さんにしてみれば「あ、いいな」と思っても次に来たときにはその商品は無いんです。するとどうなるかというと「う~ん、買っちゃえ」てな具合になるんですよ。僕なんか、普段あまり物を買う方ではないのですが、ZARAでは次に来たときには無いのが分かってるから買っちゃうんです。でも、家に帰って冷静に見てみたら「う~ん、イマイチ」なんてこともあるんですけどね。あの、価格戦略と商品の回転率、「もう無くなる」という恐怖感。うまい戦略です。
マイルズ:他にフランスでびっくりしたのは、日本で一般的にオープン後、新規のお客さんに割引クーポン券などを配ってもリターン率は1~2%程でとても低いのですが、フランスでは、そのブランドに対しての信頼と理解があればリターン率がすごいんです。














夫: ゴードン・ブラウン (英国首相)
夫:デービッド・キャメロン(保守党党首)
夫: ニック・クレッグ (自由民主党党首)
夫: エド・ボールズ(児童・学校・家庭相)
夫: トニー・ブレア(元英国首相)


















視覚に訴えるものは、心にも訴える──ビジュアルを重視した舞台デザインに定評のあるシアター・カンパニー「Fevered Sleep」による、「光」に焦点を当てた3、4歳向けの劇。この作品は、いうなればこれまでの作品群の「いいとこ取り」だ。生演奏の音楽に合わせて、美しい照明やちびっ子たちの想像をかきたてる舞台装置や演出が惜しみなく披露される。さあ、柔らかくって温かい、光で作られた空間に飛びこんでみよう。
1軒のレストランを舞台に、父親、息子、孫という親子3代にわたる男たちの物語を描いたダーク・コメディー。そしてこの物語が演じられるのは元ピザ屋という、なんともストーリーにぴったりの空間だ。自分のルーツは何なのか。自分は今、住んでいる場所に馴染んでいるのか。なぜ皆そんなに不安そうに生きているのか。なぜ、皆はじっとしていられずに移動し続けるのか……。笑いの裏に潜む、現代社会に生きる男たちの生の声と疑問に耳を傾けよう。
デジタル映像が織り成すバーチャル世界で、官能的に、グロテスクに、非現実的な突然変異を繰り返す1人の人間。ダンスとインスタレーションが見事に溶け合ったこの作品は、ダンス・カンパニー「Chunky Monkey」と、ビデオ・トラッキング・システムの開発者とのコラボレーションによって実現した。体の動きを光や模様に変えるシステムの手にかかれば、ダンサーは瞬く間に異生物に変身。幻覚を見ているような錯覚さえ起こすこの視覚効果に備わった、現実世界からの束縛を解く力を体験しよう。
アンドリュー・デイビス(写真)による指揮のもと、フィルハーモニア管弦楽団が死、誕生、愛、そして救いという普遍のテーマを音に託し、人間であるがゆえの疑問を考察する。演目はエレクトロ・アコースティックな作品を多く発表する前衛的な作曲家、ジョナサン・ハーヴィーの「Tranquil Abiding」と、死者へ向けた哀歌と復活をテーマにしたマーラーの交響曲第2番 「Resurrection Symphony」。
約70年前ブライトン・ドームでは、1936にも及ぶ手作りのパイプから成るパイプオルガンが目玉であった。そしてそれを再現しようと考えたのが、ベルリン出身のロバート・リポックだ。エレクトロニカの第一人者として活躍する彼は、なんと3000ものパイプを使用したオルガンに挑戦。さらに、 オーストラリアで前衛的な音楽を発信するトリオ「The Necks」も参加、リポックと共にオルガンで「まさか」の冒険に出る。
フランス人劇作家のカロン・ド・ボーマルシェによる風刺的な戯曲にモーツァルトが作曲したオペラ「フィガロの結婚」を、クラシカルな作品を大胆に改作することで有名な「アルモニコ・コンソート」が上演する。封建貴族に仕える家臣フィガロの結婚式をめぐる事件を描く、というのがオリジナルのストーリー。貴族を痛烈に批判したスキャンダラスな内容のため、当時は上演禁止になることも度々あったというこの物語が、今回は舞台が18世紀から1950年代に移されて展開するという。
フェスティバルの初日を飾るのは、英国の小学校70校と地域コミュニティーたちがそれぞれ1年間かけて計画したという、キッズが主役のパレード。今年で開催18年目を迎えるこの行進では、毎年4000人もの子どもや保護者たちが参加し、思い思いのクリエイティビティーを発揮している。
英国のデジタルアート・グループ「ブラスト・セオリー」による、観客に現実とバーチャル世界で同時進行するゲームに参加してもらうという、一風変わったパフォーマンス。モバイル機能を使用したハイテクなワイヤレス・ゲームを、なんと自転車で町を走りながら体験できるという。自慢の愛チャリを持参するも良し、会場で借りるも良し、ゲーム機とヘッドセットを着用したら、それが物語の幕開けだ。



正式にはNational Identity Management Systemと呼ばれる、通称「IDカード計画」。従来の身分証明書とは違い、個人情報を電子化しコンピューターに登録、政府が管理するシステムと連結させるというもの。NIRには住所氏名はもちろん、警察との接触歴など50カテゴリーもの個人データが保存され、常にアップデートされる。カードには指紋・顔写真などの生体認証が付けられ、身元確認とともに、NIRに保管されている個人データの照会が可能に。建物の出入りや交通機関の利用など、生活のあらゆる場面で対応スキャナーが導入され、エントリー記録がデータベースに保管されることも考えられる。NIRはさらに、内務省に許可された外部機関とのデータシェアが認められており、運転記録や診察記録といった他データへのアクセスも、当人の許可なしで行うことが可能になる。
最低限のコストとして、政府は5.8兆ポンド(約1300兆円)を算出。一方、ロンドン・スクール・オブ・エコノミックス(LSE)が出した見積もり額は、それを遥かに上回る28兆ポンド(約5300兆円)であった。これはカード解析ソフトに対応するコンピューター・システムを、政府の各部署に導入するコストを見据えた結果だ。結果的に加算される税金は、現在、国民一人当たり200ポンドと見積もられている。
英国の人口は約6000万人。この莫大な人数からデータを収集するのは並大抵ではない。まずは登録を促すシステムと、登録所の確保が必要だ。そこで、アイデンティティ・アンド・パスポート・サービスの管轄下、身元偽造を防止する目的で、パスポート申請の際に質問と指紋採取などを行う、通称「Interrogation Centre」の設置が開始された。イングランド東部に位置する街、ノーウィッチを皮切りに全国69カ所に設置予定で、運転免許証を取得する場合にも同じようなシステムを導入することが検討されている。
ガタカ(1997年)
ドラマ「The Last Enemy」
プロフィール 





Mottisfont Abbey
Nymans Garden


Montacute House




英国ナショナル・トラスト(The National Trust)は、1895年に設立された民間のチャリティー組織です。イングランド、ウェールズ、北アイルランドに270平方キロを超える美しい田園地帯と、960キロもの長さを誇る、自然のありのままの姿を残す海岸線、300カ所以上の歴史的建造物と230以上の庭園といったプロパティ(保存地)を保有・公開しています。これらはすべて会員や市民の手によるボランティアによって守られています。
ティー・ルームと並んで、ナショナル・トラストの大きなプロパティには必ずショップがあります。店内には、その地方独自の工芸品や、ファームの羊毛で作ったピクニック用のカーペット、センスの良いナショナル・トラストのブランド製品などが並んでいます。それらの商品はどれも観光地の定番土産品とは全く一線を画するもの。その証拠に、地元の人々はバースデーやクリスマスのプレゼントとして、ナショナル・トラストの商品を選ぶ光景がよく見られます。
英国ナショナル・トラスト日本人会とは













味、ボリューム、店の雰囲気。どれをとっても大満足のベジタリアン・レストラン
ティー・タイムもお薦めな、ブライトン生まれのベジタリアン・レストラン
海辺の街で本格的なシーフードを味わいたいならここ!
動物皮革不使用が自慢のシューズ・ ショップ。値段も50~80ポンドとお手頃
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赤タスキが目印、シャンパンの 代名詞
藤田嗣治が設計のかわいらしいチャペル
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中央には温泉水を飲める噴泉がふたつあり、旅行者や地元っ子を癒す憩いの場となっている。コップを忘れたので手ですくって飲もうとしたが、水温はなんと52.8度。かなり熱いので、すくうのにひと苦労である。1ユーロ払えば、同じ建物内にある観光案内所でコップを入手出来ると聞いたので行ってみると、残念ながら売り切れとのことだった。
エリーゼンブルンネン
創業1890年の老舗カフェ。さまざまな形のプリンテンが楽しめる

ドイツで初めて世界遺産に登録された大聖堂
グラヌス(Granus)


The Beatles ビートルズ 


White Riot (1977)

04年には約20年の時を経てDVD化された。ダイアナ妃(当時)やフレディ・マーキュリーなど、今はなき人々の姿も記録されている




スミス京子
エスペン・クルカグ






