
これが「世界一」の交通システムです
ほとんどのロンドナーにとっては悪い冗談としか思えないこの投票は、旅行サイトの「トリップ・アドバイザー」により企画されたもの。その結果を見ると、英国外に暮らす人々は、ロンドンの公共交通システムは世界で最も機能的で安全だと「勘違い」していることが浮き彫りとなった。特にどこへでも連れて行ってくれるタクシー、ブラック・キャブへの評価が高かったようだ(これには納得)。
高評価の原因は、タクシーのほか、街を縦横無尽につなぐ地下鉄網にもあるようで、実際回答者の5人中2人が、公共交通機関で最も重要なポイントはどこへでも行きたいところ に行けることだと挙げている。また約30パーセントの人が安全であることが最も重要だと答えた。「清潔さ」のカテゴリーにおいては、第4位。ホームを闊歩するネズミもびっくり の好成績だ(ちなみに東京は2位)。
このニュースに飛びついたのが、混雑税を導入し、公共交通システムの利用を促しているケン・リビングストン・ロンドン市長。普段から交通システムに対する苦情しか耳にしないであろう彼が、このニュースを満面の笑みで受け止めたのは想像に難くない。同市長は、早速インタビューに応え「第2次大戦後、最大とも言える交通機関への投資が実りつつ ある印である」と自慢げに語った模様だ。
「時間きっかり、清潔、安全」の東京の地下鉄がトップ5にも入らず、ロンドンが1位……。在英邦人としては、今回の調査結果は不思議で仕方がない。旅行者には、我々在住者には見えないロンドン地下鉄の魅力が見えているのだろうか?
「インディペンデント」紙 "London's public transport is world's best (no, really)"



在留届は提出しましたか?
お風呂に浮かぶ愛くるしいアヒルのおもちゃを巡る奇妙なニュースが飛び込んできた。なんでもプラスチックでできたアヒルのおもちゃの大群が、15年にも及ぶ航海を経て近々、英国の海岸に到着するというのだ。





パリ郊外にあるベルサイユ宮殿の見所のひとつ「鏡の間」が、約3年の修復作業を終えて6月27日から一般公開されている。ベルサイユ宮殿は1682年、民衆の反乱に苦しんだルイ14世が、パリから南西22キロに位置するイヴリーヌ県ヴェルサイユに遷都し、建設した宮殿だ。かつてはフランス絶対王政の象徴的な建造物であった同宮殿だが、いまではルーブル宮殿、エッフェル塔に次ぐ人気の観光スポットとなっており、ここ最近では、ソフィア・コッポラ監督の映画「マリーアントワネット」の影響もあってか、連日長蛇の列ができている。






