ハリウッド・スター、ニコラス・ケイジ(42)が、バイエルン州の森奥に佇む16世紀の古城を手に入れるべく進めていた地元管理局との交渉が、最終段階まで来ていることが分かった。これまでにもジョージ・クルーニーが北イタリア・コモ湖の別荘をこよなく愛し、故チャーリー・チャップリンは晩年をジュネーブ湖畔で過ごすなど、有名人のヨーロッパ別宅はスタンダード。だけど今回のミソは、ケイジのお城がドイツの田舎にあるところだ。お城があるのは、同州アンベルク=ズルツバッハ地域の小村ナイトシュタイン。1513年に建てられた、由緒ある城だ。これまでずっと城主を祖先とするフォン・ブラント家の所有だったが、最後の相続人が死去し、米国に住む甥にその権利が渡ることに。ところが甥はドイツに戻る気もなく、不動産屋に売りに出すとともに、ケイジに声をかけたのがきっかけらしい。
ケイジは今年2月、城を見学するために3人目の妻アリス・キムとともにナイトシュタインを訪れており、隣町のレストランでばっちり目撃されている。話によると、ケイジはドイツ人通訳に勧められて地元名物「サワー・グリル・ソーセージ」を注文。最初はその酸っぱい味に「なに、これー」とちゅうちょしていたが、食べ終わる頃にはすっかりドイツ・ソーセージの虜になっていたとか。さすがオスカー俳優、ドイツの環境に慣れるのも早いってとこか。
近隣地域を合わせても住民1600人のナイトシュタイン。これまでマスコミの話題に上ったことなどもちろんなく、ハインル村長は「知名度アップの絶好のチャンス」とセレブな住民の加入にすっかり気を良くしている。また城は老朽化も心配されたが、ケイジの財力で補修となれば歴史的文化財の保護にもなる。スターにとっては、ファンの喧騒が心配なところだが、城は数ヘクタールの森に囲まれ、村長によれば「付近の住民は約4名」だそうだ。ドイツにはこんな城がたくさんある。補修費がネックだが、お金に困らないハリウッド・スターにはぴったりの物件かも。
7月17日付「Die Welt」紙 "Nicolas Cage will ein Schloss in derOberpfalz kaufen" ほか



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