ニュースダイジェストの制作業務
Thu, 28 March 2024

イギリス・ユース・モビリティ・スキーム
(ワーホリ)

いよいよ、2010年度イギリス・ユース・モビリティ・スキーム、いわゆるワーキング・ホリデーの申請受付(例年1月1日から)が始まります。

イギリスのワーキング・ホリデーでは、2009年度から2年間の滞在を認められるようになりました。このスキーム下では、滞在中の活動に制限を受けることがありません(ただし、起業やプロ・スポーツ活動、医師活動を除く)。したがって、イギリスで「フルタイムで働く」、「旅をする」、「学ぶ」、「暮らす」といった海外生活を思う存分体験することができます。何かと滞在資格取得に悩まなければならない人からすれば、夢のようなスキームです。

申請の条件は以下のようになっています。

  • 日本在住および日本国籍を有していること
  • 年齢18歳以上で、申請時に31歳未満であること
  • 有効なパスポートを持っていること
  • 帰国用航空券購入資金£1600を持っていること

注意点は、過去に同制度を利用し渡英したことがないこと、子供や配偶者を伴うことはできないこと(配偶者が同様にワーホリ資格を持っていれば可)、滞在許可期間終了後は、イギリスを必ず出国すること(在留資格の変更による延長滞在は不可)などです。

定員も1083人となり、18歳未満、31歳以下の方には広く門戸が開かれているといえます。イギリスが大好きな人、自由に滞在したい人、勉強したい人、海外で働きたい人は、ぜひ申請機会を逃さないようにしてください。

イギリスへは有効期間開始日の前に入国することはできません。ただし、仕事探しは渡航前から行うことができます。「英国ニュースダイジェスト」の求人情報などを見て、コンタクトを取るというのも良い方法です。できれば、特に日本で就職体験がない方などは、この折角の機会に、帰国後の就職活動の際にアピールできる実務経験を積んでおくと有意義な滞在になると思います。ただし、日系企業の場合は特に志望者が集中する傾向にあるので、実際に希望する仕事を探すのは簡単ではないのが現状のようです。

ホテルやお土産屋さん、免税店のスタッフといった観光関連、美容理容師(経験者の場合)、日本食レストランなどが比較的求人が出やすい分野です。現地企業の求人は現地新聞などで探すことになります。ただし、基本的には面接が必要となるので、現実的には渡航前は情報収集のみで実際の就業は渡航後になると考えて、仕事探しに要する期間分を含めて滞在費を多めに準備しておきましょう。

その他、滞在先探し、銀行口座の開設についてなど現地生活に必要な現地情報、渡航情報などは「英国ニュースダイジェスト」などの日本語情報誌や、インターネットでできるだけ多く収集しておきましょう。


アフィニティでは、ユース・モビリティ・スキーム申請書類(VAF9、Appendix7)の申請手順や、書き方アドバイスや添削をはじめ、渡航手配、現地情報の提供、そして現地サポートなどのサービスを行っています。
ワーホリ・ビザを取得して、充実したイギリス生活を実現しましょう!

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著者プロフィール
中畑 寿子
アフィニティ・エデュケーショナル 
留学・キャリアコンサルタント

ロンドンの語学スクール、カレッジ、大学留学で合計約5年間を過ごし、現在、この経験をもとに、イギリス留学、語学研修、帰国後の転職に関するセミナー、相談、サポートを行っています。

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