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Sat, 23 February 2019
21 February 2019 vol.1525

ホンダ、英工場閉鎖へ
四輪生産、2021年中に終了

19日、正式に工場閉鎖が発表された、英南部スウィンドンにあるホンダの生産工場
19日、正式に工場閉鎖が発表された、英南部スウィンドンにあるホンダの生産工場

(2月19日 時事)ホンダは19日、英国での乗用車生産を2021年中に終了すると発表した。同国南部のスウィンドン工場はホンダにとって欧州唯一の四輪車工場だが、欧州販売の低迷を受け、閉鎖する方向で労使協議を進める。欧州連合(EU)からの離脱をめぐり、経済の混乱が懸念される英国には打撃となりそうだ。

自動車業界では、環境規制の強化で電気自動車(EV)など電動車の普及が加速している。ホンダの八郷隆弘社長は記者会見で「欧州での電動車生産は(コスト)競争力の観点で難しい」と説明。「今回の発表はEU離脱とは関係ない」と強調した。

スウィンドン工場は1992年に完成車生産を開始。18年は主力車「シビック」を年16万台生産し、大半を米国やEU域内などに輸出した。

ホンダの欧州販売は18年は14万台強と、世界全体の3%にとどまる。ホンダは01年に同工場の生産能力を年25万台に増強したが、稼働率は低迷している。

八郷社長は「欧州でのホンダ・ブランドの基盤を構築する」と述べ、欧州事業をてこ入れする考えを示した。今後は日本や中国から欧州に電動車を輸出。英国で生産している車種の次期モデルは北米などで生産する。

今年2月1日には、日本とEUの経済連携協定(EPA)が発効。EUが日本製の車に課している10%の関税は発効から8年目に撤廃され、日本からの輸出に追い風となる。一方、英国がEUから離脱した後の貿易体制をめぐっては、不透明感が強まっている。

英、ホンダ工場閉鎖に衝撃
EU離脱議論にも波及

(ロンドン 2月19日 時事)ホンダが英南部スウィンドン工場を閉鎖することに、英国は大きな衝撃を受けている。公共放送BBCはニュース番組のトップで伝え、19日付の「フィナンシャル・タイムズ」紙も1面トップで報道。欧州連合(EU)離脱まで40日を切る中、離脱の是非をめぐる議論にも火を付けている。

「スウィンドンと英国にとって壊滅的な決定だ。深く失望している」。クラーク民間企業相は19日に声明を出し、落胆をあらわにした。

ホンダは1992年から英国で乗用車の生産を始め、2018年は英乗用車全体の10%強に当たる約16万台を生産した。工場が閉鎖されれば、3500人規模の雇用が失われかねない。

ホンダは19日、工場閉鎖の理由として「EU離脱は関係ない」と説明した。

 
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