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ロンドンのゲストハウス
Thu, 23 February 2017
16 February 2017 vol.1477

EU離脱交渉に向けた動きが本格化
「ハード・ブレグジット」路線を再確認

EU離脱通告法案が可決
8日、下院でEU離脱通告法案が可決。
議会放送部(Parliamentary Broadcasting Unit Limited)の映像より

EU離脱通告法案、下院を通過

上院送付、来月上旬にも成立

(ロンドン 2月9日 時事)英下院(定数650)は8日、欧州連合(EU)からの離脱通告を行う権限をメイ首相に与える法案に対する採決を行い、賛成494、反対122の大差で原案通り可決した。法案は今後、上院に送られるが、上院でも否決される可能性はほとんどなく、早ければ3月上旬にも成立する見通し。メイ首相は離脱に向けたハードルをまた一つ越えた。

法案は、最高裁が1月、「離脱通告は議会の承認が必要」との判断を下したことから政府が提出した。首相は3月末までに通告を行う考えを表明しており、報道によれば、3月9、10の両日に開かれるEU首脳会議で通告される可能性がある。通告により、原則2年間の離脱交渉が開始される。

下院での審理では、政府に途中経過の報告を義務付ける案など多数の修正案が出されたが、すべて否決された。

最大野党・労働党は採決で賛成に回り、反対票を投じたのは一部にとどまった。政府のEU単一市場脱退方針に反発している第3党のスコットランド民族党(SNP)は反対した。与党・保守党内の親欧州派にも反対する動きがあったが、交渉の最終合意が欧州議会での採決に送られる前に、英議会で諮(はか)ることを政府が確約したことで、造反は回避された。

EU離脱で「白書」を公表

強硬路線を確認

(ロンドン 2月2日 時事)政府は2日、欧州連合(EU)からの離脱に向けた政府の方針を示す「白書」を公表した。白書は、メイ首相が1月17日の演説で明確にしたEU単一市場からの脱退やEUと世界各国との自由貿易協定(FTA)の推進など「ハード・ブレグジット(強硬な離脱)」路線を改めて確認した。政府は当初、白書の公表には否定的だったが、議会では与野党を問わず要求する声が強く、政府側が譲歩した。

白書は77ページから成り、メイ首相が演説で列挙した12項目に沿って方針を説明している。移民流入制限の確保を優先事項として挙げる一方、「単一市場への参加を求めず、野心的で包括的な自由貿易協定(FTA)や関税協定など、EUとの新たな戦略的パートナーシップを目指す」方針を表明。離脱は、EU以外の諸国ともFTA締結を進める好機となると指摘した。

また、交渉結果の履行にかかる時間は項目によって異なり、「移行措置も交渉の対象になろう」と予測した。メイ首相は巻頭言で、「失敗を予想して交渉に臨まない」と述べたが、白書は「悪い合意よりは合意がない方がまし」と強い姿勢で交渉に臨むことを改めて示唆した。メイ首相は3月末までにEU側に正式な離脱通告を行う意向。

 
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