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Sun, 22 September 2019
イギリス・ロンドンのイベント紹介

6月17日に新館がオープン
テート・モダンに関する5つの豆知識

テート・モダンの新館と旧館
テート・モダンの新館(手前)。右手後方にあるのは旧館。

大英博物館やナショナル・ギャラリーと並ぶロンドンの巨大文化施設であるテート・モダンが、今月17日に新館をオープンさせる。ピカソ、ウォーホル、デュシャンといった現代アートの巨匠たちの作品を多数そろえた同美術館の新館は旧館の目の前に位置し、パフォーマンス・アートに特化した10階建ての施設となる予定だ。今改めて注目を集めるテート・モダンについての豆知識を紹介する。

Tate Modern
Bankside, London SE1 9TG
10:00-18:00(金・土は22:00まで)
Tel: 020 7887 8888
London Bridge/Southwark駅
www.tate.org.uk/visit/tate-modern

1世界で最も人気のある現代美術館

テート・モダンの来訪者数はなんと年間500万人。単純計算で一日当たり1万3000人強が訪れていることになる。この数はニューヨーク近代美術館の訪問者の2倍に相当し、現代美術館としては世界最多。約半数は旅行者で、ロンドンの主要な観光名所の一つとなっている。

世界のアート施設入場者数ランキング(2015年)

1. ルーブル美術館(パリ)
2. 大英博物館(ロンドン)
3. メトロポリタン美術館(ニューヨーク)
4. バチカン美術館(バチカン)
5. ナショナル・ギャラリー(ロンドン)
6. 故宮博物院(台北)
7. テート・モダン(ロンドン)
8. ナショナル・ギャラリー・オブ・アート(ワシントンD.C.)
9. エルミタージュ美術館(サンクトペテルブルク)
10. オルセー美術館(パリ)

2現代美術史に革新をもたらした存在

タービン・ホール
5層吹き抜けとなった「タービン・ホール」
の設計も革新的な試みの一つ

2000年に開館したテート・モダンは、現代美術界に革新をもたらした存在として知られている。今では決して珍しくなくなったが、美術作品を年代別ではなく、「市民と国家」「物質界」といったテーマごとに並べるという展示法は開館時はまだ異色だった。また南米や中東といったこれまであまり注目されてこなかった地域における現代アート作品の収集においても時代を先行。英国の主要メディアも「美術館という概念を変えた(「フィナンシャル・タイムズ」紙)」、「すべてはテート・モダンから始まった(「エコノミスト」誌)」とその功績を称えている。

3最多動員はマティスの切り絵展

アンリ・マティスの切り絵展で展示された一作品
大きな反響を呼んだアンリ・マティス
の切り絵展で展示された一作品

入場無料の常設展とは別に、テート・モダンでは有料の特別展も随時開催されている。これまでの特別展の中で最も人気を集めたのは、2014年に開催されたアンリ・マティスの切り絵展。総計で56万人もの人々を集客し、特別展としての最多動員記録を更新した。

テート・モダン開催特別展の最多動員数ランキング

1. アンリ・マティスの切り絵展(2014年)
2. アンリ・マティス & パブロ・ピカソ展(2002年)
3. ダミアン・ハースト展(2012年)
4. エドワード・ホッパー展(2004年)
5. ポール・ゴーギャン展(2010-11年)
6. フリーダ・カーロ展(2005年)
7. マーク・ロスコ展(2008-09年)
8. ロイ・リキテンスタイン展(2013年)
9. パウル・クレー展(2013-14年)
10. ジョアン・ミロ展(2011年)

4火力発電所から現代美術館に変身

テート・モダンテート・モダンの建物は、かつて火力発電所として利用されていた。この建物を設計したのは、ロンドン名物の赤い電話ボックスをデザインしたことでも知られる20世紀の建築家ジャイルズ・ギルバート・スコット。この発電所を現代美術館へと作り変えるべく、設計案を世界中から募るため、国際コンペが開催された。2020年東京五輪の新国立競技場設計案のコンペで審査委員長を務めた建築家・安藤忠雄氏もコンペに参加したが、あえなく落選。スイスの建築家ユニットであるヘルツォーグ & ド・ムーロンの案が採用された。ちなみに、今回お披露目される新館を手掛けたのも同ユニットだ。

5角砂糖の製造業者がつくった美術館

19世紀に角砂糖の製造などを通じて一財を成したリバプール出身の事業家ヘンリー・テート氏が、自身の美術コレクションをロンドンのナショナル・ギャラリーに寄付しようとしたところ、「スペースがない」という同ギャラリー側の都合で受け取りを拒否されてしまった。それならばと、私財を投じて新しい美術館を建設したというのが事の始まり。コレクションが増えていくにつれ、当時は「テート・ギャラリー」と呼ばれていたこの美術館(現在のテート・ブリテン)のスペースも埋まってしまったために、拡張案の一つとして現代美術に特化した「テート・モダン」を建設するに至った。

 
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