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Fri, 20 June 2025

2025年の変更点をチェック!英国内での日本のパスポート申請で気をつけたいこと

窓口のみで受け付けていたパスポートの申請がオンラインでもできるようになるなど、英国での日本のパスポートの手続きはこの数年で少しずつ変更されている。遠くない未来に申請する必要がある方のために、今年変更になった2点を紹介する。
(文: 英国ニュースダイジェスト編集部)

参考: 在英日本国大使館ウェブサイト、地方公共団体情報システム機構 マイナンバーカード総合サイト(www.kojinbango-card.go.jp)

パスポート

変更点 1
パスポートが日本国内で作成されるようになった

これまで申請して6開館日以降に受領できたパスポートだが、2025年3月24日からは日本国内で作成され、在英国日本国大使館に配送されてからの受け取りになった。申請から交付までおよそ3~4週間を要することが見込まれるようになったため、海外旅行や日本への一時帰国など、先々の予定がある場合は計画的な申請が必要だ。渡航先によっては3~6カ月以上の有効期間の残りが求められる場合もある。十分注意しよう。

この変更に伴い、以前は遠方に住んでいる在留邦人に向け申請日当日に発給するサービスが行われていたが、このサービスの提供は終了した。該当の方は、まずオンラインでパスポートを申請し、受け取りのために在英国日本国大使館を訪れるようにすると手間が省ける。

また、パスポートをなくしてしまうと面倒な手続きが発生するので、くれぐれも盗難や紛失には注意すること。

パスポート

変更点 2
日本から紙の戸籍謄本原本を取り寄せる必要がなくなった

これまでパスポートの新規発給や有効期限内の切替発給の際、記載事項(氏名・別名併記・本籍など)に変更がある場合は6カ月以内に発行された戸籍謄本が必要だったが、2025年3月24日より、原本ではなく日本の市町村窓口やマイナポータル上で取得した「戸籍電子証明書提供用識別符号」(以下、「符号」)の提示でよくなった。この識別「符号」とは、オンライン上での日本の行政手続きに利用できる、戸籍電子証明書の内容を確認するためのパスワード(16桁の数字、有効期間3カ月)のことで、パスポート申請に加え、出生証明書や婚姻証明書など、今まで紙の戸籍謄本の提出を必要としていたそのほかの証明書類の申請にも利用できる。

この符号はマイナポータル上(無料)または各市町村の窓口(有料)で取得が可能。マイナポータルを利用するには、マイナンバーとマイナンバーカードが必要だ。

2015年10月5日以降に国外転出をしていて、マイナンバーをすでに持っている方に限り、マイナンバーカードの申請・受領は在英国日本国大使館でできる。だが、この受領も2~3カ月と時間がかかるので、必要であれば早めに手続きを進める必要がある。英国内でのマイナンバーカード申請の詳細については以下を参照。

マイナンバーカード新規申請(在英国日本大使館)
www.uk.emb-japan.go.jp/itpr_ja/mynumber_01.html

 
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