Dear ドモンさん
私は若い頃から海外文学が好きで、随分昔から将来は翻訳家になりたいと思っていました。日本で翻訳学校に通ってから渡英し、既に5年。少しずつではありますが、今では翻訳の仕事をもらえるようになりました。同時に、前は無給でも喜んで請け負っていた翻訳という作業を、退屈に感じることが増えてきたような気がしています。土門さんは、「今日はギター弾きたくない」っていうとき、ありませんか。そういうとき、土門さんならどうしますか。
いや、弾かないと生活できませんから(選択肢無し)。
信じられないかもしれませんが、私バスキングだけで全生活費を稼ぎ出しているんですよ。イベント等でこの話をすると、皆さん「えー!」ってビックリするんですけど本当なんです。別にヒモやってるとか、そういうことでもないですよ。なので、弾くしかないんです。風邪で高熱が出たり、食中毒になったときだってバスキング行ってますからね。ツメ折れたって行きますよ。
なんて言ってる私ですが、唯一「二日酔い」のときだけは、バスキング行きたくありませんでしたね。というか、気持ち悪くて現場にたどり着けませんでしたよ(恥)。え、もっと考えさせられるような回答期待してましたか? いくらカッコつけても、人間なんてそんなもんです。あと「一番好きなことは、仕事にしないほうがいい」なんて言う人もいますけどね。ある意味当たってますが、しなきゃしないで後悔するかもしれませんし……。好きなことを仕事にしてる人なんて、限られていると思うんで、そういう意味では、あなたも私も恵まれているのかもしれませんねえ。
そんなあなたに